表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
孤高の魔法使い  作者: くりーむパン★
プロローグ
1/30

プロローグ

初投稿です。

 

「ユウー、俺彼女できたわ」


 何気なく友人Aの口から発言されたその言葉に、俺は自分の耳を疑った。

 確かに友人Aは、イケメンで、頭も良く、運動神経もいい。


 コイツならあり得るだろうな……と、俺は心の中どこかで納得してしまっていた…。



「はっ⁉ マジで⁉ 誰だよ!」


 と思わず反射的に言うと、彼はニヤニヤと含み笑いをしながら応えてきた。正直ムカついてくる。

 俺は、やっぱりかわいいんだろうなぁと思った。



「フッフッフッ、聞いて驚け、かの有名な『河波かわなみ高校 彼女になってほしいランキング』で第十位の本田由紀ほんだゆきさんだ」


「…はっ⁉ なんだと⁉ ズリーぞお前だけ!」



 あの、あの、あの、有名なランキングにランクインしている人だと⁉それは流石に予想外だった。


 が、しかし、


 そう言うと、彼は急に笑いはじめた。


「ぷっ、ふふふ、アハハハハッ」はぁ、はぁ、


「ふふふっ、えー、以上『モ○タリング』でしたー   テヘペロ☆」


「···」


「···」


「嘘かよ! つーか、男がそれやってもちっともかわいくねーよ!」



 心の中で、俺は少し安心した。


「いやぁ〜、やっぱりユウのツッコミは、最高だね! 卒業したら、二人で漫才しよう‼」


「んなことしねーわ!」


「え〜、ユウはつれないなぁ〜」


 などと、いつものように、バカな会話をしながら、帰り道を友人Aと歩いていた。

 しかし、それはあまりに一瞬のことで、本人さえも、反応できなかった。


「···っつ、ユウ危ない!」


 という友人Aの声は、奇しくも届かず、俺はいつの間にか白い光に包まれ、視界はぐるりと暗転していた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ