文化祭回
特になし(後で追加予定)
さて、文化祭当日。僕は朝の仕込みが終わると二人と合流した。
「ふぅ、まま待たせてごめん」
「ふふふ、先輩動揺しすぎですよ!今日はよろしくお願いします」
ニコッと笑って挨拶をしてくれる。可愛い
「ここちらこそよろしく」
多少ぎこちなさはあるがなんとか挨拶は出来た。偉いぞ俺。よし次のステージだ
「そ、そそそういや、なんて呼べばいい?」
「うーん、私はゆうなでいいですよ」
「私もまゆでいいわよ」
よし、ゆうなとまゆだな。コミュ障界隈において呼び方は大切である。最悪の場合呼び方が「あなた」とか「君」とかになってしまう。
次のミッションが一番難しい。このまま会話を終わらせずに1日を過ごすことだ。現在の時刻は朝の9時。文化祭終了が午後3時。あと6時間も会話を続けられる自信がない。マジでなに話そう。こんなこと考えてる間も空白の時間が過ぎていく。ゆうなもまゆも黙っている。ここは先輩として俺がリードしなければ!!!
「あ!今日何食べたい?」
おおおおおおおおおおおおおおお!!自然と言葉が出たぁ!!テンションあがるぅ〜!いや、待てよ、冷静になって考えるとなぜこの言葉が今まで出なかったのか、、、さすが世界のコミュ障代表俺。
「うーん、なんでもいいですよ!先輩に任せます!」
「私も同意見ね」
えええぇ、ここで決断せまられるのかぁ。じゃあここは無難に行っとこうか
「たい焼き食べようか」
「いいですね!たい焼き!」
「うむ、悪くないわね」
よしよし、いい感じや。
「じゃあ私たい焼き並んできますね!」
「いいよ、俺が行くから。二人はここで待ってて」
「いいんですか?」
「うん、いいよ」
「ありがとうございます!」
今俺めっちゃいい先輩感出してるんじゃね?
5分くらい並んでたい焼き3つ頼んで後輩のところに戻った。
「うん!めっちゃ美味しいです!」
「おいしい....」
「ほんまや、めっちゃ美味い」
みんなでたい焼きを頬張ったところでさて、次どうしよう
「先輩!校舎の中見て回りませんか?」
「うん、いいよー」
「私が先導していきますね!」
ということで昼過ぎまで校舎の中の展示品を見て回った。途中ラブライブの手作りフィギュアが並べてあってみんなで大はしゃぎした。
一通り見て回ったところでまゆが服を掴んできた。なんか言いたそうにしている
「ん?どうしたの?」
「お腹空いた...」
「あぁそういや、もうお昼過ぎてたね、よし、焼きそばでも食べようか」
「いいですね!!!」
お昼過ぎということもあって飲食系の屋台は空いていた。並ばずに買うことが出来た。
食べ終わると1時半だった。あと1時間半、なんとかなりそうだ。
「先輩!体育館で2時から吹奏楽部がコンサートするらしいんですよ!見に行きませんか?もしかしたらラブライブ演奏するかもですよ!」
「それあたしも見たい」
「おお!めっちゃいいやん!それまでなんか食べてようか」
「はい!」
「何食べる?」
「私肉まんがいい」
「私は綿あめが食べたいです」
意見が分かれたね
「じゃあ食べたいものをそれぞれ買ってきてここで集合しよう!」
ということでそれぞれ好きな物を買ってきて食べた。しかしそこで事件は起きた。
今回も読んで頂きありがとうございます!申し訳ないことに今後まゆちゃんのキャラが変わるかも知れません。ごめんなさい!次回もよろしくお願いします!