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心の内

久しぶりの投稿でこの話を忘れていたので読み直したらひっどいなと思いました。

これから投稿していくにあたっていろいろ直していこうと思います。

そして久しぶりの投稿過ぎて、すいませんが主人公のテイストが少し変わったかもしれないです申し訳ないです。

それものちに直していこうと思います。


訓練を終え僕は我が家と言うか、居候先に帰って来た。


僕はベットに寝っ転がりながら今日の訓練について考える。


確かに疲れてもいないし、力も上がってる感じもする。

ただ元の世界でもこれぐらいでは息切れはしなかった気がする。

剣術はもうほぼ素人だな。いや、素人なんだけどさ。

確かに剣術レベルの2の効果は発揮されているのかもしれないがレベルが低いからか大したことがないのである。

見様見真似でルミアさんの剣術を真似してみたら体がついていかなかった。


「僕は弱くなったのかな」


「そんなわけないよ~」


突然声が発せられ、ビクッとなる。


「身体能力の強化は確実にされてあるし、何ならドラゴンを倒せたのも強化したおかげでしょ~」


胸ポケットから出てきたのは僕に強化を施した、女神エミナルである。


「いや、わかってはいるんだよ。あの凶悪なドラゴンの攻撃を受けて傷一つついてないのを見たら僕の体は本当に強くなってるんだと思う。けどちょっと負けすぎてナーバスになってるのかな」


「でもわざとなんでしょそれは」


妖精の姿を解き、僕に馬乗りになりながら顔を覗きこんでくる。

その目を見ていると安心と共に何もかもを吐き出したくなってしまう。


「……僕はさあ、こう見えて子供のころから天才って言われてたんだよ」


僕はここで全て吐いてしまおうと思った。たぶんこの先僕はもっと迷うだろう、ならいったんここであっちとの区切りを作っておこう。


「子供の頃はヒーローに良く憧れていたんだよ。そして大の大人に喧嘩に勝つぐらいにまで僕は武術をやったりしてたんだけどね。どこか冷めている自分もいたんだよ。だから自分は一番強いとまで思った瞬間に僕の正義はただの暴力になっちゃたんだ」


自分が今何を言ってるのかよくわからないでも彼女はただ聞いてくれる。


「うん、それで君はどうしたの」


「僕の先生に挑んだんだ。そして……僕は勝っちゃたんだ。大の大人に勝ったことは何回もあったけど先生にはこれからも勝てないと思ってた、すごく強い人だったから。だから僕は否定して欲しかった僕はまだ弱い独りよがりの臆病者だと」


「でも勝ったのは君だった」


「その時の先生の目は忘れられないかな。完全に僕を畏怖の目で見られていた。そこに他の門下生がいなかったのがせめての救いだったよ」


あの目を周りに向けられてたら僕は耐えられなかっただろうな。


「それからだったかな僕は独りよがりの正義ごっこはやめて、ただの僕になったのは」


僕を見るエミナルの目はあの時の先生からもらった畏怖の目ではない。慈愛の瞳で僕を射抜く。


「じゃあ君がどうして今そんな気持ちになってるのかわかったね」


僕はその言葉に口角を上げる。


ああ、吐き出してみてよくわかったよ。


「ああ、そうだね。ルミアさんのあの剣技は僕の目で追いつけなかった。自分の才能を超える才能。それも僕と同年代でいる」


たぶん僕はそれに対して嫉妬をした。


「自分はまだ上に行ける。いや、上に行く!」


そして自分は高鳴っているのだ。ステータス上で有利でも才能では上の相手がいて、自分はもっと強くなれる。


「君はどうやら生粋の負けず嫌いなのかもしれないね」

(チートなんて物を上げたのはお節介だったのかもしれない)


私の思っていた以上にこの子の世界が狭かったのかもしれない。もしくは子供の頃のその出来事のおかげで狭くなっていたのかもしれない。


「やっと納得がいったよ。君が私のあげたユニークスキルを全く使わないのは公平でいたかったんだね」


「まあ、それもあるけどやっぱりその人の人生を狂わせる能力でもあるからね。なら正々堂々使いたい。それに別に使わないとは言ってないよ。僕は必要に駆られたら迷わず使うよ。運だって立派な才能だと思っているからね」


僕は確かに無意識化で意味のない制約をした。相手のステータスを見ないだの相手のスキルをコピーしないだのでも、それはたぶん自分の中の楽しみたいという気持ちがそうさせたのだろう。


「それにこれを使ったら誰にでも勝ってしまいそうで面白くないよね」


僕は笑った。それにつられるように彼女も笑う。


本当に肩の荷がおりた感じである。


これで僕は明日たぶん今日の自分よりは強くなっているだろう。なんたって自分の過去はもうここに置いてきたのだから。


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