トーナメント2
はーい、今絶賛戦闘中でーす。
でもこの戦いにある音は足音だけ剣と剣で打ち合ってるのにその音は聞こえない。
少し前に遡って。
僕は対峙したメアリーと戦う時にまず最初は防ぐ事を主体にしようと心に決めていた。
そして始まった瞬間にイメージしたのは理事長に攻撃をそらされていたあのやり方の真似事である。
剣と剣が触れ合う瞬間に滑らせて防いで行くのを続けていると剣の打ち合う音が聞こえないのである。
急に僕の剣技が上がったのかと思ったが白夜が力を制限した結果逆に衝撃をすべて吸収しているらしい。
そして今に至るのである。
メアリーさんは肩で息をし始めている。
「舐めてるんですか!さっきから攻撃してこないで!」
さすがに相手は激おこです。
「いえ、そういうつもりはないんですけど何分使い慣れない武器なので慣れようと思いまして」
「それを舐めてるっていうんじゃないの!」
かなり力の入った攻撃だったがそれでも音はしない。相手も驚いているようだ。僕も驚いてる。
そしてこれ僕の訓練にならないなと改めて思う。
「じゃあそろそろ攻撃に移りますよ」
って言っても切れ味ゼロのままの打撃を剣の根本に飛ばす。
剣は砕け散り、それを見て相手は驚き僕も驚く。
相手は膝から崩れ落ちる。
「えっと大丈夫ですか」
剣を納め、膝を折って目線を合わせて問うてみた。
彼女は顔を上げると怖がっているのかと思ったら顔を赤くしていて僕と目が合った瞬間に立ち上がって友達のところに走って行ってしまう。
そこから周りのざわざわした感じが伝わって来た。
僕もルミアさんのところに戻る。
「お疲れ様でいいのかな、そんなに疲れてないように見えるけど」
「ファン君。僕だってちゃんと疲れてるよ。あの子強かったんだから」
「まあここのクラスに弱い人は入ないけど流石こんな微妙な時期に入った事だけはあるって事かな」
そういう風に見えてるのか僕。
「それにしてもあの子逃げって言ってたね。何か言ったの」
「いや、特に何も大丈夫って言ったら逃げていったんだけど」
「う~ん恥ずかしかったのかな」
それは何がとは僕の口の中が裂けても言いたくないので伏せておく。多分シノブがいたら僕みたいな小さい子に負けて恥ずかしさを持ったんだろと言われるように、それを今考えらていることに腹がっ立ってくるが仕方なくもある。
ルミアさんが黙って僕のことを見て来ていた。
「どうしました何か思う事でもありましたか」
「いえ、とっても見ごたえのある試合でした」
何だかルミアさん固くなった言葉が。
「そっか、楽しんでくれたようでよかったよ」
「はい、あなたとやるのがやはり今日は楽しみです」
「ありがとうでもその前に僕はここの二位の人と戦わないといけないからダメかもよ」
「そうだけど多分あの人が君に勝てる確率は一つもない気がするし、負けても時間を見つけてやりたいと思う・・・・それが私にとっていい刺激になる気がする」
最後の方は聞こえなかったけど戦いは避けられないらしい。なら今は戦闘モードってところなのかな。
「俺はまた蚊帳の外かな俺だって結構強いからな」




