試験
前の話のステータスにスキルをコピーしたのに威嚇と火魔法を入れるの忘れてたので付け加えましたのでご了承ください。
馬車に揺られながら学園に着いて思う事は、デカいな。
「今日って休日なんですよね」
「ああ、そうだぞ」
それにしては学園指定のローブを羽織った人がかなりいる感じである。
「まあ、それもそうだろわざわざこの学園の外に出ないでもある程度のものここでそろうからな」
「そんなに広いんですかこの学園って」
「ああ、広いな一応この都市は魔法学園とまで呼ばれてるぐらいだからな」
こんなにおっきな建物を見るとやっぱテンション上がってくるな。
「喜んでくれているようだな」
「そりゃあね」
「そんなことよりユウちゃんひま~」
エミナルはそう言いながら僕に頬をずりしてくる。
「もうすぐで着くんですよね」
「もうすぐというより今着いたよ」
そうセレスさんが言うと馬車の扉が開かれセレスさんが先に降りる。
「我が学園にようこそ勇者様御一行方」
こちらに手を差し伸べている。
「どうしたんです急にセレスさん」
「いやちょっと言ってみたくて」
照れるならやらなければいいのにと思うけどまあちょっとお茶目でかわいいとも思う。
「年増の抵抗」
雫のその言葉には少し吹きそうになったが何とか堪え馬車から降りる。
「では案内をしますので、付いて来てください」
そういうここの教員の後ろをついていく。
「ユウタ君すごく豪華な作りです」
「そうですね」
まあ、確かに学園全体がお城みたいな作りだ。
「そんな!あんまり驚いてないやっぱり貴族」
「いや違いますよ」
「あっそういえばさっき勇者御一行とか言っていたような」
その問いには答えずに歩いていく。
「主様疲れた~まだ~」
白夜はぐで~っとしながら聞いてくる。この姿を見てあんなに斬れる刀だとは思えない気持ちでいっぱいである。
「さっきまで寝てたのに」
「寝てたから余計に疲れるんだよね」
「ああ、あるなそういうの」
「じゃあそういう事で」
僕の手を掴んで刀に戻る。
「少しでも楽したいみたいだな」
刀に戻った白夜を背中に担ぎ歩き出す。
だいぶ歩いたところでようやく到着らしい。
「ではこちらが会場になりますのでどうぞ」
「うむ、下がっていいぞ」
セレスさんの一言で教員も下がっていく。
「じゃあここからは別れてもらう・・・ってなんだか減ったような気もするけどまあいい。別れてもらう場所だけど右から魔法科、戦闘科、研究科だからな」
そう言って見回した後に行ってよしと言われた。
「ご主人様はどこに行かれるのですか」
「えっとまあ戦闘科かな、エレンはどうするの」
「私はご主人様の応援です」
丁寧にお辞儀をしながら笑顔を向けるその顔を見て元気いっぱいです。
「え、やらないの試験」
「はい、メイドですのでご主人様のお付きとして学園に入ります」
「あ、そう・・・・じゃあみんなはどうするの」
みんなに聞くと雫は魔法科、シーフは戦闘科、リルさんは研究科でエミナルは色々面倒くさいらしく僕のお付き、白夜はそもそも刀になってもらわないと困るから僕と共に行動すると言う感じに収まった。
「よし、じゃあみんな頑張ろうね、シーフじゃあいこっか」
「はい、ユウタ様!」
僕とシーフ、エレン、エミナルそして刀の白夜で戦闘科の会場に入る。
会場は中々広い会場に男が一人立っている。
「これから君達には僕と戦ってもらうから武器もあそこに掛けてあるのなら好きに使いなさい」
そう指さす方には確かにゲームの初期装備みたいな簡素な武器がかけてある。
「ごめんけど先シーフでいい」
「はい!任せてくださいユウタ様」
満面の笑みで武器の方に行きオーソドックスな片手剣を持ち、教員と対峙した。
僕達は壁にもたれ掛かり観戦である。
「君が先に行くものだと思っていたよ」
そう言って来たのはセレスさんだ、どうやら僕の方の観戦しに来たらしい。まあ当然ちゃあ当然だ。ここには僕、異世界に来た奴がいるんだからね。雫もまあ異世界から来たものだがそれは黙っているので見に行くことはないだろう。
「まあ、そうしようと思ったんですけどシーフがやる前にあの人が使い物にならなくなったら試験が受けられなくなるじゃないですか」
「すごい自信だね。でも自信は最後破滅を呼び寄せることも忘れないように・・・・どうやら終わったようだね」
シーフの方を見ると膝をついている。よろよろと立ち上がり礼をしてこっちに走ってくる。
早い試験である。よほど手練れだったのか、もしくは攻撃を数発撃ちこんで終わったのかな。まあいいかな。
「ユウタ様負けてしまいました」
負けたってことは戦闘ってことか。
「そうだなでも頑張ったんだろ、それにこれから強くなるんだから次は勝とうな」
「はい!」
元気のいい返事を聞き、頭を撫でて教員の方に向かう。後ろからは頑張ってとういう声が聞こえる。
「次は君だね。もしかして君も女の子」
「いえ、男の子ですので遠慮しなくて大丈夫ですよ」
そう言いながらシーフの持っていた片手剣を拾う。
「僕は強いですよ」
そう言いながらドラゴンからコピーした、威嚇を発動する。
「な・・・・」
声を漏らし、僕から距離を取る。
「どうかしましたか」
「いや、何でもないよ。始めようか」
僕をやばいものと認識したのか、汗を垂らしている。
教員の人も片手剣を構える。それを確認して剣を打ち付けていく。打ち付けるのは簡単に防げる感じでやる。
「ちゃんと防げるんですね」
「バカにするな!」
相手もわかっていたのだろう。僕が適当な攻撃を仕掛けていることを。
「さっきからバカにした攻撃をしないでくれるかな。これでもここで人に教えてる身なんだ」
「そうですね。じゃあそろそろ少しギアを上げてみますね」
またしっかり相手がしっかり構えているのを見て一気に突っ込み目前でさらにスピードを上げて後ろに回り斬る。
「なっ!・・・速すぎだろ」
バタンと倒れる。
「あの大丈夫ですか」
「ああ、大丈夫だが速すぎんだろお前」
「だから強いっていたじゃないですか」
「普通虚勢張ってんのかと思うだろ普通」
「まあそれもそうですね。立てますか」
苦笑いを浮かべる男の人は立ち上がり首をコキコキ鳴らしている。
「大丈夫そうですね」
「ああ、まあただの模擬刀だからな。痛かったけど。これで試験は終了だから結果はまあすぐ出るが学長から聞いてくれ」
「筆記はないんですね」
「ああ、君は異世界の人間だからね読み書きできないだろう」
「まあそうですね。異世界から来たってことはみんな知ってるのですか」
「いや、学生には伝えてないし今受けている試験の監督しか知らないんじゃないかな」
じゃあこの教員はセレスさんが信頼している教員の一人ってところか。
話を聞いた後は試験も終わっているので帰っていく。
「やはりと言うべきかやるな」
「ご主人様お疲れ様です」
「ユウちゃんなら当たり前だよね」
「ユウタ様さすがです!」
「主様お腹空いたー」
各々から激励をもらいながらこの場所を後にする。




