バカ共
桃園のステータスを覗き少し不安に感じながら。僕の泊まる部屋に行く。その間なぜ桃園がなんで部屋に残されたのか魔族になっているのか考えているとシノブが突然しゃべりだしてきた。
「おい、どうしたんだ!悠蛇暗い顔して」
「お、おう大丈夫だなにかようか?」
「おいおい暗くなってちゃあせっかくの異世界がだいなしだぜ」
シノブは僕を元気づけようとしてくれた。
「そうだぞ悠蛇俺はチートをもらってハーレム作って遊びまくるつもりだ」
そういってきたのがオタ友の佐々木騰貴である僕の中のこいつのあだなはヒョロである。そもそももう僕がチート持ってるけどもらえるのかなーとか思いながら会話していった。
「おいおい騰貴いくらなんでもハーレムはお前じゃあむりだろー」
「まったくもってそうだねヒョロ君僕もそう思うよ」
「バ、バカにしやがって絶対ハーレムになってやるーそれに悠蛇俺は一番この中でチートなれる可能性を秘めているはずだ何たって俺のステータスはこの中でたぶん俺が一番低いからだこう言う異世界ものはすべて悲劇が起きている人やステータスが低い奴と相場が決まっているからだ」
「おい騰貴それだと桃園もそうじゃないのか」
「ああ俺も思ったが部屋にのこされていただろ」
僕とシノブはうなずく。
「それで確信がついたああ、あいつはとてつもない力を持っていて部屋にのこされたんだと」
「なるほどそれでそう思ったのかちゃんと考えてあったとは驚きだよ」
まさに驚いたと言うような顔をしているシノブ。
「もっと褒めるといい」
「おおおすごいすごい」
少しバカにしたような褒めかっただったが騰貴は満足そうだ、そんな中僕はちょっと落胆させてやろうといった。
「でも、逆にそれが弱すぎて残されたとしたらどうする」
騰貴は表情が固まっている。本当に自分の都合の良いようなことしか思はないんだなーと思った。まあ、そのあとシノブと一緒に慰めながらして自分の部屋についたので別れようとしたときシノブが耳もとでいらないこというなよとま、楽しかったけどといってきてびっくりした。
「はあー疲れたー」
そういってベッドに倒れ仰向けになるとそこに少女が一人いた。
「おつかれだねーユウちゃ~ん」
「え、エミナル実体化できたの」
驚きながら言う僕にクスクス笑いながら答えてきた。
「そうだよ~一様神だからね~」
「それにしてもなんで出てきたの?」
「少しきみの頭の中が考えすぎで頭がいたくなってね」
この話から考えると僕から出ると考えが読めなくなるのかなあーじゃあ試しにエミナルってかわいいけど胸の方は残念だよねー
あっちの世界だけの産物なのかな胸も。
「きみわたしが出て読めなくなってると思ってるようだけど、きみの顔はわかりやすいからだいたいわかるからきおつけてね~」
こんな輝かしい笑顔をしてるのに僕は恐ろしく土下座をしていた。
「やっぱり思ってたんだね」というとエミナルのちっちゃい手が頬に触れたかと思うと身体に電気が走ってきたあまりの痛さに叫んでしまったのは言うまでもない。
後で聞いたら、普通に僕だけ限定で念話はできるらしい。