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疑問

カーテンのないこの部屋から朝日が差し込むその光で僕は起き上がる。


「最近朝日で起こされてる気しかしないのが不思議で仕方ない」


そう愚痴りながら周りを見るといるのは白夜とエミナルだけである。


「そっか今日はこの二人と寝てたのか・・・あれでもエレンはまあいっか」


そう思い白夜に抱き着きながら二度寝を決めるように寝ようとするとほっぺをつねられる。


「どうしてユウちゃん私に抱き着いてこないの」


「いひゃいいひゃいよ」


「どうして抱き着いてくれなかったのかな」


「はにゃしてくれなひゃいと・・・喋れないからねエミナル本当に」


僕はほっぺを摩りながらエミナルを見つめる。


「はぁ~まあそんなことはいいとしてさ~ユウちゃん今日はもうこの村出るんでしょ」


そう言えばそうだったと僕は思った。何か全然眠気は取れてないけど仕方ないとベットから降りる。


「白夜はそのままでいいかな」


白夜は気持ちよく寝てるのでそのままにしてここの食堂に向かう。






食堂からはいい匂いがしている何か魚介類かな。そんなこと思ったりもし、宿の人に朝食を頼み席に座って待つ。


「みんなまだ起きてないのかな」


エレンはもう起きてたけど雫達はどうなんだんろう。


「はい、どうぞ」


僕らの前にはスープと焼き魚が置かれる。


「わあーおいしそうです」


僕がそう言うと嬉しそうに微笑んで戻っていく。


「相変わらず本当の笑顔よりいい笑顔で笑うね~」


「それは褒めてるのかな」


「君が褒めてるって思えば褒めてるんじゃないかな~」


「なら褒められたってことにさせてもらうよ」


僕は前に置かれてある食事を食べ始めていく。


「なんだかテンション低いね~もっと上げてこ~」


「朝からテンションあげるのって難しくない普通にさ」


「そっかな~こんなに気持ちいい朝なのに~」


それは神だからそういう事に目が行くんじゃないのかとも思うが何も言わずに食べ進めていく。


「君たちの方よりは文明がかなり劣ってるから食事も満足にできなくてテンション上がってないのかな~」


「かもしれない。でもこれもちゃんと美味しいと感じてるけど何か足りないとも思うんだよな」


「味付けを濃いくしたいってこと~でもこれも結構濃いいと思うよ~」


「濃さはいいんだよ濃さは」


そう濃さはいいんだ別段。あっちとはちょっと濃さは薄いがそれはいいんだよ別に。


僕は立ち上がりエミナルに指を指す。


「この世界に料理のレパートリー少なすぎだろ!」


僕は今まで溜めていた心の内をはけだす。


「やっと出した答えがそれなんだね~」


「仕方ないだろ、お城の中だってあんまり料理が充実していなかった」


丼もの何てはっきし言って乗せて終わりって感じの簡単なものじゃないかなんて思ったりもしたし、祭りの屋台には焼きそばとか麺類がないのも許せれない事だ。


「じゃあ普通に自分で作っちゃえば~」


「それは思ったんだけどこっちの食材が未知数すぎて僕じゃ手が付けられないんだよ」


「なるほどね~それで何もしないと」


「まさか何もしない訳じゃあないんだよ。今はやる暇がないし、場所もないだろ。だから王都に着いたらいろんなもの作るってのもいいかなって思ってたりしてるよ」


僕は魚をパクパク食べていく。そしてやはりおいしいなと思う。





「ご主人様おはようございます。馬の整備をしましたのでいつでも出れます」


早く起きてやっていたのは馬の整備らしいできた娘である。


「エレンも早く食べなよ僕は少し外行こうと思うからさ」


「いえ、私は食べましたのでお供します」


そういうのでエミナルとエレンと共に外に出ていく。


外は朝だというのにもう村の人たちは動き出している。馬の整備が終わったって言ってたから馬を見て撫でてから村をゆったり見ていく。


「最近こうゆったりできてなかったからいいな~もう魔王とかどうでもいいかも」


「うん、そうかもね~この村に住むのも悪くないかも~ユウちゃん」


「それはさすがに一応お城から出させてもらったのは早く帰るためという目的でもありますし」


そんな話をしながらゆったりと歩いていく。


「本当に山の霧が綺麗に晴れたなと思うよ」


暗くてもわかるぐらい白い霧がかかっていたのに今は綺麗な緑色の木が立っている。


「術者が死んじゃったからね~」


「そういえば術者ってドラゴンってことでいいんだよね」


「う~ん見てないから何とも言えないけど・・・もしかしたら代々受け継がれてきた術式だったのかもしれないね~」


「魔物でも術式をできるんだね」


「いや、術式は人型だけしかできないと思うよ~いやもしかしたらドラゴンの超高異種がいたのかもしれないね。それだったらあんなふうな術式を作っていてそれを継承していったと考えられもする」


「なら人型ってことは人間もしくは魔族とかもあり得るのかな」


まあ、まだ魔族にはあってないから人型かはわからないけどたぶん人型だろうとは思う。


「どうだろうそれを見てないから何とも言えないな~」


「そう術式は一回壊したらもう発動しないってことでいいの」


「うん、普通はね~まあもしそれを作った人がいたら再構築とかできるけどそれも時間制限があるからまあもう大丈夫かな~」


なら良かったとも思うし、ならその術者も今はいないってことが分かるな。術者がいれば再構築をもうしてるだろうし、いや普通の術式が遅いと決まったわけではないんだけど確実に面倒なのは確かだろ。


「そうだね~確かに一から構築していくとなると面倒だし~この山全体なんてすごい術式だもんね~」


僕の心の声はエミナルには聞こえているというのはもうわかっているのでさほど驚きはないが何か少しいやである。


「気にしないでよ~体を重ねたもの同士なら心が通じ合ってるものなんだから」


「普通人の心の声までわかるような重なりはないっての」


だいぶ歩いたがここでお散歩もう終わりらしいここからはもう村を出てしまうようだ。柵が刺さっていて周りにここまでとしているのだ。


「じゃあいったん宿に戻るか」


二人から了承を取り元来た道を戻る。


ただ腑に落ちないのがこの村にそんな大規模な術式を何で張ったんだろうか。女性が多かったとかもしくは財宝がいっぱいあったとかかな、まあもうこの村には何にもないだろう。


そう自分の考えに終止符を付け宿に戻っていく。


本当にもうこの村は何もなく平和な時が進んでいくのを知った後の悠蛇は本当に何だったんだと考え込むことになるんだがそれはまだ先の話である。







宿に帰ると雫に抱き着かれた。どこに行っていたかすごく聞かれたので素直に答え、今は朝食を食べるのを隣で見ているという全く何の時間なんだと思われる時間が流れる。


「これからユウタ様どうするんですか」


シーフにそう聞かれるが普通にもうこの村には要はないんだから目的地に行くしかないよなと思う。


「もう馬の整備もしてあるし、あの子達も走りたそうだったしね」


「そうですか」


「何か気になる事でもあった」


「いえ別にないです」


そっかと思いながら、朝食を食べるのを待つ。エミナルは白夜を起こしに行っていて、エレンには道中に食べる物を買いに行ってもらってるので今は不在である。


エレンには今日は出るんだからとエッチなことをしないように釘を刺されているのでぶっちゃけ暇である。


「まあやっぱりこうやってゆっくりするのもいいんだけどね」


僕は机にぐでーっとする。


「そうですねユウタ様」


「・・・眠い」


「眠いなら寝とく?たぶんここみたいにゆっくりは寝れないと思うよ」


「大丈夫いける」


まあ大丈夫って言うんなら別にいいか。


そこからもゆったりとした時間が流れていく。


何分か、経ったところでエレンが帰ってくる。そこにはリルさんもいた。


「リルさんも準備ができたんですね」


「えぇいつでも行けるわ」


エミナルの遅さ的に起こしに行って一緒に寝たなと思いながら、僕が起こしに行くから準備して待っててといい起しにいく。


やっぱり寝ていたため二人を起こしみんなと馬車に乗り込む。見送りにはおじいちゃんとミレスが来ていた。

ミレスは僕たちとは違う方向だからここでお別れである。おじいちゃんにはまた暇になったら遊びにくるねと抱き着いておく。


そんな感じで別れを終えて馬車を出発させる。


「ここからもう寄り道なしで王都までお願いねシーフ」


「はい!ユウタ様!」


元気に返事するシーフを見ながら、ドラゴンの素材のせいで狭くなったことも気にしながら心を改めていく。


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