牢屋の中
桃園雫目線
何で私ばかりこんなに不幸なのか?
変な世界に連れていかれたと思ったらいきなり訳も分からず牢屋の中に入れられている。
あっちの世界でも不幸続きではあった、私はこの世に生まれてはいけないのかとも思ったことがある。
これが私の最後の時間の始まりなのかもしれない。
一日目
入れられた日、全裸にされ鎖でつながれた。寒かっただが、私の顔は無だっただろう心の中の感情を押し殺してこの世界に向けての意味のない抵抗なのかもしれない。
二日目
食事はくれるパン一つにコップ一杯の水がその日の食事それだけである。看守は一日三回人が変わるようだ。全員男だった。一回目と二回目の人は私を蔑むような眼で見て来て、三回目の男は下品な言葉を浴びせてきた。
まあわかったところでどうでもいいのだがこんなことしか暇をつぶせない。
三日目
遂に私の体は触られそうになっていた。昨日は夜に警備に来た二人だった、一人の方は昨日も下品な言葉でこちらに何か言っていたがよく覚えてない、だが今目の前の男は私の体を触ろうとしてきていた。
必死に助けてと心の中で叫んだ。
そしたらドンっとかなり大きい音がした。二人とも同時に振り返り片方が確認しに行くが誰もいなかったようだ。そこからは興が冷めたらしく昨日と同じく下品な言葉を浴びせてきた。
四日目
今日の看守の人は何か愚痴を言ってるようだ。愚痴の内容はどうやら今日はほかの奴らは休暇なのに俺達には休みはないと言っている。
いいなと思った、あっちの世界でもこんな長時間に閉じ込められたことはなかったから、心の中はもういっぱい、いっぱいである。
今日の夜もまたあの二人が来た、一人はまた飽きずに私に下品な言葉を浴びせてくる。
一通り言ったところでどうやら今日がこいつらともお別れらしい教会の人がここに今日来るとか、お別れ記念に私はこんな気持ち悪い奴についにやられるらしい。
昔にも何度か体を触られたりしたにはしたが、それでも私は入れられたりはしていない寸での所でいつも何かが起きて逃れることができていた。
だがもう無理だろう流石にここまではもう何か起きることはないだろう。もういっそのこと教会の人が来て清きままで死んでいきたいがもう無理だろう。
男がズボンを脱ぎだし見せてくる冷静にもそこまで大きくないなと思ってしまう。
私はいよいよだめだと思ったそう思った時もう片方の常識人?の人がうめき声をあげ倒れた。
やった張本人だと思われる仮面の人は剣を拾い上げすぐさまもう一人に飛びかかり男のものを斬る。それを見た男は気を失ったのか倒れている。
「バーカ斬るかよそんな汚い物」
その仮面から聞こえる雲ってはいるがその声を私は体が熱くなってきてしまった。
仮面の人は鍵を開けてくれる、私は泣きそうになっていた。
「あなたは誰」
私はもうわかっているこの声を。
「僕は君のクラスメイトだよ知ってるかな・・・・」
知っている。あなたは何も覚えてないかもしれないけど私は昔に何度も助けてもらったでもそれを私はあなたの人生を壊してしまった。だから助けてもらう資格なんてなかった。
「佐藤悠蛇って言うんだけど、ごめんけど君を連れ去らしてもらうよ」
私はこの言葉を聞いて今まで溜めっていたものを全部流すように涙を流した。




