誘拐1
お城に戻りアリスをお部屋までお見送りをすると専属のメイドさん喜びながら怒るというちょっと意味不明な現象が起きた。
「いやー怒られるとはね~」
「まあ当たり前ですよねそれは」
「でもうれしそうだったけどね」
「はい!引き籠っていた姫様が出たんです専属として嬉しかったんですよ」
シーフもとっても嬉しそうである。
「それじゃあ僕もこれで失礼しますユウタ様」
僕は手を振ってシーフを見送る。
「じゃあ僕は自分の部屋に戻るかな」
軽く伸びをしながら僕は歩きだす。
「ただいま~」
そこには妖精ではないエミナルがベットに腰かけていた。
「おかえり~っても~うすごい遅いよユウちゃ~ん」
謝りながら買ってきた焼き鳥の袋を手渡す。
「わ~すごいお腹ペコペコだったんだよ~」
そう言いながらどんどん食べていく。
「でどうだった牢屋の方は」
エミナルには今まで桃園さんの監視をしてもらっていた。
「う~ん変わったことはないけど、この一時間前ぐらい前に牢屋を見に行った時にいた人達が見張りに代わってたかな~」
「そっか何かよからなくことしてたら死刑だなあの二人」
「ドス黒い何かが出てかっこいいよユウちゃ~ん」
そう言いながら抱き着いてくる。
「じゃあ行きますか教会の人が来たら面倒だしね」
「そうだね私もお腹いっぱいになったし」
焼き鳥はもう二本しか残ってない。まあいいかと自分に言い、仮面とフードを着て完全に顔も体も隠す。
「完全に隠れてるね~顔が見えないのはなんか悲しいな~」
「ありがとうすぐ終わるから胸ポケットに入ってて」
妖精の姿に戻って僕の制服の胸ポケットに入る。
「白い仮面で目立つからさっさと終わらせないとな」
狐の仮面とかだったら可愛くてよかったのに。
扉から出るとまず前方に自分の部屋の壁を前方に見せる。そこから地面に手を付けて天井に向かって台を伸ばし、そこからまた新たに道を作る。
「すごいね~こんな使い方をするとはびっくりだよ」
「まあ下の人には見えないように天井の色とか一緒にしないといけないから僕からも下は見えないのはやっぱ難点だけどね」
後天井が高くないとこれ出来ない訳じゃないけどめんどくさいよねどっちにしろ。
後恐いんだよなちょっとどっか崩れちゃうんじゃないかなっと、まあ普通に歩かないと始まらないからね。
何とか到着したのかな多分道はあっているからたぶんここだけど、今天井に近いから扉じゃないんだよな~。
端の方に行きそこで張っていたニセ天井を消し、着地する。あまり人通りが少ないのはわかっているが一応確認して扉に入っていく。
「どうやらあっていたようだなこの空気」
地下に続く階段をゆっくり降りていくそこからはやはりあの男の声が聞こえる。
「いや~いいね~綺麗だね~もっと表情を悔しそうにしてくれるともっと燃えるんだけどな~」
「はー何でお前みたいな奴と一緒に見張りをしないといけないのやら」
「そういうなよ腐れ縁の中じゃないか~」
性欲の塊みたいなやつが高笑いしている、もう一人はあきれたっといった感じで立っている。
「それにしてもこうやって会うのも最後だからやっぱり記念にやらないとな~」
急にズボンを脱ぎ男の象徴を出す。
「おいおい女が来たら見境なく襲うのをやめろよ。バレたら怒られるのは俺もなんだぞ」
「何言ってんだよ今更、今までいたぶってきたのはこのためだぜ~おい」
僕の心の中にはもう死刑は確実のものになっていた。何かをする前に僕は飛び出す、まずはド変態の違う方をおもっきりお腹を殴る。
少しうめき声を上げながら倒れていく。なんかの臓器は一ついってるだろう。
「殺す勢いで止めなかったんだから同罪だよな」
僕はそんなことを呟きながらこいつの持っていた剣を拾い上げる。
「てめえ何もんだ何でこんなことをする」
下半身を出しながらちょっとずつ下がっていく、どうやら剣を持っていないことから後ろに置いているのだろう。
「持たせる気なんてないよ変態さん」
下半身のものを切り捨てる。それを見たド変態は後ろに倒れる。
「バーカ斬るかよそんな汚い物」
さっき斬り捨てられていたはずの下半身のものは元に戻っていた。そもそも斬っていないのだ、ただ幻を見せていただけである。
「でも死刑は死刑だよ変態さん」
僕は地面に落ちているズボンをド変態の上にかぶせそのまま足で潰す。どうやら泡を吹いているところを見る限り確実に潰れたようだ。
「軌跡を信じな生きれるか死ぬかはね。まあどっちにしろもう変態さんの子孫は残せないからね」
まあこんなものかと心を落ち着けてエミナルに鍵の場所を聞く。
「鍵のかかってる棚の右から二番目のカギだよ~それにしてもエグイことするね~」
そうだろうねでもこれだけで許されしたんだから僕も甘いな~。
「えっとこれだな」
鍵を取り牢屋の方に歩いて近づいて行く。これを見てもびくともしないなんてすごいなこの子と思ってしまう。
ガチャッと開けると少し体が震えているやっぱり我慢していたようだ。
「あなたは誰」
桃園雫の声は久々に出したのと水をもらっていなかったためか、少し枯れている。
「僕は君のクラスメイトだよ知ってるかな・・・」
僕は仮面を外す。
「・・・佐藤悠蛇って言うんだけど、ごめんけど君をここから連れ去らしてもらうよ」
やっと助けに来れたー




