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武器屋へ

これからどうしようかな~


「これからどうするんですか」


うん、僕も一緒のこと考えていたよ。


「あの約束は」


約束あああれか忘れてたな。


「よし、じゃあ街に出ようか」


他の人に合うか心配だけどまあいいよね。


そんなこんなでお城を出て、三人で街に行く。







「町の方に出たのはいいけどどこ行けばいいんだろう」


それに今だに僕はあちらの世界の制服のままだから目立つんだよな。お姫様に僕もフードを借りればよかったかな。

ちなみに僕らの服装は、僕があちらの世界出来てきた制服で、お姫様がローブを身に着けながらフードを被り、シーフはそのまま着けたら肌が露出する防具を付けた格好である。まあ簡単に言ったらかなり怪しくないかな。


「なら僕がユウタ様とお姫様の行きたいところを言ってくださればそちらにご案内します」


「ありがとう、でもそんなに畏まらなくてもいいし、様づけなんて怪しくておかしいよねお姫様もそう思うでしょ」


「はい!それならユウタ様もアリスとお呼びください」


そんな目を輝かせながら言われてもな~。


「まあいっか・・・じゃあアリスこれでいいかな」


僕が名前を呼ぶだけで顔を真っ赤にして俯いてしまった。


「それにしてもよろしいのですか僕なんかが呼び捨てにしても」


「いいに決まってるよほらアリスもいいって言ったんだからね」


アリスはうつむいたまま頷く。


「それに僕なんかなんて卑屈にならなくてもいいんだよ、僕も君と同じ下っ端ていうより君の方が上だしね」


「そんなユウタ様は勇者様です!それより上なんてありえません」


「ほらまた様を付けた様なんていらないよせめて今だけでもやめてね」


「わかりましたなら一時的だけですが、様を外させてもらいます」


渋々といった感じで了承してくれたけど僕らが現代人だからなのかな、全く抵抗なく呼び捨てにできる気がするのは。あれでも前にむしろ呼び捨てにしたいって言っていたようなでもまあアリスがいるから遠慮したのかもね。


「でもまあまずはここから離れようか」


結構大きな声で話していたため周りの視線がいたのである。


「ならどこに行きたいですか」


「じゃあ剣なんかがあるところで」


「武器屋さんですね僕についてきてください」


そう言ってシーフは歩き出す。


「じゃあ僕らもついて行かなくちゃね」


僕はアリスの手を掴み歩き出す。






「ここが武器屋です」


そこにはそこらの建物と何かが違う訳でもない建物が立っていた。


「それにしても人多いけどいつもこんななの」


そんなにも遠くなかったはずなのに人に揉みくちゃにされたため、少し時間がかかってしまった。


「いえ、いつもはこんなに人は入ないんですけどたぶん昨日団長が退屈にして問題を起こされては困ると何かの理由を付けてお祭りを開いたとか言ってました」


なるほどね問題を起こさせないためって余計に祭りなんてしたら起きるでしょ。


「なら武器屋を見たらお祭りでも回ろうか」


「はいそう望まれるのなら」


「アリスもいいかな」


「はい・・・かまいません」


また恥ずかしいのが再発しちゃったのかな。


僕は武器屋の中に入ってみる。


「おお客か、まったく祭りの時ぐらいゆっくりさせろよなあ」


ここのお店の主人が奥からめんどくさそうにでてくる。


「ってなんだよガキ共じゃねえか金はあんのか」


まあ子供が来たらこんなものか、アリスも覚えているし対処しないとね。


「はいちゃんとお金の方は持ってます」


僕はここに出る時に多分みんなもらったんであろう袋を出し、音を立てる。


「そんだけかよ。まあ金があるなら客だな」


まあ金貨五枚しか入ってないから音もしょぼかったのだろう、まあお金があるということは示させたし良しとしよう。


「ならこのお店で一番いい剣を見せてよ」


「は!バカかよ金のねえガキが何言ってんだよ」


「な!あなたこの方になんて口の利き方を!」


僕は喧嘩になりそうだったのですぐにシーフの前に出る。


「だめなの~」


僕はありったけの気持ちを込めて悲しそうな声を出す。


「くっ・・・・わかったよ」


お店の人は店の奥に入っていく。


「はぁ~あんまりあんなことで怒っちゃだめだよシーフ」


「すいませんあなたのことを悪く言われたのでついカッとなってしまいました」


「そっかでもほんとにダメだからね怒っちゃ問題起こすと面倒になるからね。でもありがとね」


奥から店の人は戻ってくる。


「ほらこれだ」


そこに置いてあるのは真っ白な鞘に入った剣である。


「抜いてもいいですか」


「ああ好きにしな」


抜いてみるとそこには綺麗な刀身が見える。


「すごく綺麗だ」


「そうだろ綺麗なのもさることながら切れ味も抜群なんだ。かなりの耐久力があり、魔力を込めやすくしてあるんだ」


「魔力を込めやすくしてると何か意味があるの?」


「は!あたりまえだろ、まあ確かに魔力を込めずに使う奴の方が多いいから無駄な機能ちゃあ無駄だが、それでもここぞってときには冒険者共もなけなしの魔力を使わなくちゃならねえからな、だからそれを少しでも無駄なく使うようにするためだな」


「無駄なくって・・・この剣借りますね」


僕はそこらへんに何本も入ってる安物の剣から一本取り、魔力を送った姿を見せる。


「これじゃあだめなの」


「ああそれでもいいがその剣だと普通の剣だから魔力を通しにくいだろ」


「そうかな。僕はこれでも十分だと思うけど」


「じゃあこの剣を使ってみろよ違いが判るはずだ」


僕は置いてある剣を持ち魔力を送り込んでみる。


「どうだ違うだろ」


「そうかなまったく違いが分からないや」


「はあおかしいなってそんな訳ないだろうがそんな下手クソな纏い方してたらすぐにへばるって・・・まったくへばってない」


「何言ってんですか下手くそなんてひどいじゃないですか」


「どう見ても下手くそだろうがいやまあ大概の奴はお前みたいにそういう纏い方をするんだがな」


僕は手元の剣を見てみる。剣には白い何かが緩やかな感じで纏っている。


「この纏い方はまだ完成形ではないという事ですか」


「ああ普通の奴がやるとそういう纏い方をしてると一分ほどで空になる。それを体にも使うとなると・・・・・まあお前の想像できる通りだよ」


なるほどね纏い方が違うか。確かに団長チームは全然無駄がなかったような気もする。


「そっかありがとね。いいこと聞けたよ」


「ああそれはどうも」


クイクイッと僕の裾をアリスが引っ張る。


「もうお祭りの方に行きたくなったの」


「行きたいです」


「そっかじゃあもう僕はいいから行こうか」


僕はアリスの手を取ってお店の主人にお礼を言い、シーフもそれについていく。


「ってあいつら結局何も買わずに行きやがった」


そう愚痴をこぼしながら、この店で一番質のいいと思われる剣をひと撫でして納めに奥の部屋いく。




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