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団長さん視点

なんとなく団長さん視点を書かせてもらいました。

審判の合図が出てもあいつは動こうとはしてこない。あれあいつらの傾向的に一番最初は突っ込んでくると思ったんだがな。


それからさらに動かずやっと口を動かしだす。


「団長さん攻撃するならそちらからどうぞ」


こいつ言うじゃねえか。そういわれると罠だとわかっても飛び込みたくなってしまうな。


「おいおいお前こそどうした、足がすくんでんのか」


「そちらこそ僕にビビってるんじゃないですか」


俺は足に力を込める。


「はっ!ほざけ!」


俺は飛び出す。


上からの強力な一撃を与える。

それを防いでいるが、辛そうなのが顔にでてんぞっと引いて右から横なぎに大振りに斬る。さあどうするお前はこれは試験のようなものだぞと思っていたのだが、まさかのためらわずに斬ってくるとか、警戒してなかったらざっくり逝ってたな。


「団長さん僕はもう気づいてるんですよ、あなた方が人を傷を付けることができる人間かどうか調べるためにわざと隙を見せて攻撃をさせようとしてきていることすら」


まじかよこっちが出していた課題に気付いていたのかよ。


「気づいてたのか」


「当たり前です。ずっと僕は試合を見てたんですよそれにあからさまに隙を見せ過ぎなんですよ」


本当によく見ているなコイツ。


「ああそれは俺も思ったが意外にも結構隙を作るのって難しいな。これはいい経験になった」


「それはよかったですね。・・・・でももうしなくてもいいですよ。隙なんて見せたら勝負になりません僕が相手だと」


自信満々だなコイツ目。


「がははは・・・そうか手加減も必要ないかお前には・・・そうか手加減はいいか・・・やはり面白い」


自分の最大を持って戦いたい!


さっきよりもだいぶ早えだろ、お前も守るだけかよ。


「おい!何してんだ早く避けて体勢を立て直せよ」


良いこと言うな君の仲間は、だけどそれを許すほど俺は甘くないんだよ。


「どうした手加減してやろうか」


ぜってえしねえけどな。


「必要なーい!」


その一言から攻撃を仕掛けてくる。おお、速い速い。


「もう限界か」


この一言で怒ったのか、少しだけ速くなるがまだまだだ。第一お前らは魔力の使い方はまだまともに使えてない奴には負ける訳にはいかねえんだよ。

おっ今の一撃は良かっただが、あめえ。


「どうした本当にもう終わりなのか」


「いえいえこれも計算ですよいったん離れて休憩するための」


「ほう、なら待ってやろうか」


「いえ、いいですよそんなことしなくても実践でそんな時間ありませんので」


わかってるじゃないか。


「そうかなら・・・行かせてもらう!」


さらに俺は初速のスピードを上げる。


「さっきより速くなってるな」


「まだまだ限界じゃないですよ」


これでまだ限界じゃないのかよ。面白すぎんだろ。


「ならもっと出してみろ!」


俺はスピードを上げていく。


「おらおらどうした!こんなもんじゃないんだろ!」


さあ早く出して楽しませろ。


「力でねじ伏せくるタイプだと思っていたんですがね」


十分力を出してるはずなんだけどな。タイミングを変えてきたのか。


「うまい手だ、だが!」


やっぱりこいつはあめぇ!

こいつが飛んだ瞬間に力を込めて、斬ろうとするが完全に決めたつもりがまさか剣で当ててくるとは。だがもう終わりだな。


「審判もう終わりじゃないのか?」


俺の言葉に反応はするが戸惑っている様子だ。だがこいつはこのままだと死ぬぞ、いくら剣で当てたからといって空中での攻撃なんだ足場がない分踏ん張りもできなかったんで壁にそのまま激突となった。背骨は逝っただろ、確実に。


「まだ、だよ。・・・僕はまだ負けてないもんね」


おいおいありえないだろ、どこにそんな力があるだよ。まだ立ち上がるのか、だがそれもほとんど意地だろ。どこまで持つかなそれが。


「それにさっきから言ってますが、僕は全力を出してませんから」


その言葉はもっとボロボロじゃない姿で言って欲しいな。


「ならなぜ出さない」


「いえ試していただけです。それと本気を出す代わりに二分ほど時間をください」


すぐに言って来ることから出鱈目ではなさそうだな。本当は俺としてはあまり時間を与えたくはないんだが、まだ楽しめるならいいかなっと思ってしまう。


「それで本気を出せるなら俺はかまわねえ、何分でも待ってやる」


「ありがとうございます」


疲れをとる時間なのか、それとも何かを考えているのかまあどちらでもいいがな。俺の方も体をととえさせてもらうとしよう。


何分経ったかわからないが、あいつが何を思ったかほっぺを叩いていていた。


「団長さんもういいですよ。もう負ける気がしません」


「ほう、そうかかならい・・・・っく」


まさか言い切る前に攻撃するとは、しかも速い。


「もっともっとだ」


自分に活を入れて速くしていく気か、俺は何とかついていくのでやっとだなこれは。後ろに来たり横に来たり翻弄してくる。


「うっとうしいぞ・・・クエイク」


距離を取るために苦し紛れにスキルを使う。


「まさかの二段構えとは驚きました」


おい何で俺より動き回った奴が息一つ切れねえんだよ。


「そろそろ決めに行きますよ」


マジかよ俺は構えなおす。飛びかかってくる。


「クエイク!」


何それは大剣スキルだぞ、俺はさらに構え直すが何も起きないかと思うと数秒遅れて、砂煙が立つ。


「どういうことだ」


相手の攻撃が来る前に砂煙を振り払う為に大剣を振るうが、まったく持って砂煙が消えない。


「なびきもしねえじゃねえかよ」


俺はこれ以上疲れるのはまずいと思い、砂煙が消えるのを待ちながら相手の気配を探る。


時間はわからないがそれにしても長いなこの砂煙・・・って急に砂煙が消えた!


「一刀!」


背後から声が聞こえすぐさま体制を返す。


「そこか!」


相手が空中にいたためまたふっ飛ばしたが、すぐさま体制を整えて着地された。


「残念だったなお前の最後の作戦もお前の負けだ」


砂煙の中何もしてこなかったのは気になるが、だがここは全く変わってない事から何もしてなかったのが分かる。


「ええそのようですね」


俺の目には奴の折れた剣が目に写った。


「俺の勝ちだな」


「いえ僕の勝ちですよ」


「ぬかせよ諦めきれねえならこれで終わりだ」


俺は疲れが最高まで来ていたので本当にここで終わらすきで、突っ込むが、何かに足がぶつかったように体が倒れていく。

かろうじて前を見ていたら、すぐに目の前に現れ俺の手を思いっきり蹴って大剣を飛ばし、折れた剣が光って見えるぐらいに近くまで向けて


「ほら僕の言ったとおり僕の勝ちですよ団長さん」


とても幼くいい笑顔をこちらに向けてきた。


ああ俺は負けたそれも本当に本気を出されてなかったとはな、自分を過信し過ぎていたのかもな。俺はこの瞬間に自分自身まだ駄目だなと思った。


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