本命
遅くなりました。すいません
僕はシノブの勝利が確定した後、すぐにホモの手をはね除け立ち上がる。
確かにシノブが負けるとは思ってなかったが、やはり圧勝とはいかなかったようで、現に今倒れているのはシノブの方である。シャルさんの方はシノブに木刀を折られたもののまだまだ元気が有り余ってる感じだ。
「柳二くん悪いんだけど、シノブを運んでくれるかな」
「もちろん!悠蛇の頼みなら!」
若干テンション上がってるのかなこのホモは。
「それにしても何で倒れたんだあいつ」
「それは多分魔力がきれたんだよ」
「魔力が切れた・・・・ああよく漫画とかであることか」
流石ひょろ君だと思うよ、だてにヲタクを名乗てないね。
「悠蛇様は色んな事を知ってらっしゃるのですね」
「うん、まあね」
すぐ近くに治療してくれるところを置いてるので、そこに移動させて治癒したら、結構顔色もよくなってきたとホモからの報告が来た。
「じゃあ僕も行って来るよ」
「まだやるのですか悠蛇様?」
「うん、そうだよこれは稽古みたいなものだからね」
僕が行こうとすると慌ててお姫様が呼び止めた。
「どうかしました」
「いえ・・・・たいしたようではないんですが」
僕に近づいてきたお姫様が僕に耳を貸すように指示してきたので、耳を貸すとほっぺにキスされた。
「無事に帰ってくるおまじないです」
とても恥ずかしそうにそれでも最高の笑顔で言って来る。
「はい、しっかり無事に帰ってきます」
僕もお返しにとほっぺにキスをした。
「あわわ・・・・ずるいです私がこんなに恥ずかしがってやったのに平然とやるなんて」
何を言ってるのかぶつぶつ言ってるので、わからなかったが別に嫌ではなかったのはわかる。
「さっさといってこいやくそやろー!」
ひょろ君から嫉妬の蹴りが来るが、それを普通に避け僕は広場の中央に行く。
「どうした武器をとらないのか?」
強面のおじさんが僕が近づいてきてので、声をかけてきた。
「いえどうせならここからルールを変更したいなと思いまして」
「変更?なにをだ」
「はっきり言って僕らは三勝したので、次の試合僕が勝とうが、負けようがあまり意味はありませんのでどうせなら僕のためになる試合をしたいと思います」
「ならどうするんだ」
僕は軽く深呼吸をする。
「それは互いに真剣でやり合おうという変更です」
「真剣か」
あまり驚かない当たりある程度予想されていたのかな。
「ダメですか」
「・・・・いやダメじゃないな、だが理由は何だそこまで危険を冒す理由は」
「簡単なことですよより実践的にしてこの世を生きるためです」
「この世を生きるためか・・・・・やはりおもしろいな」
「何かいいましたか」
「いやなんでもない、なら真剣でやろうか」
あっさり了承してくれた団長さんと一緒に武器庫に入っていく。
入ってすぐに手にしたのは僕よりも中々でかい大剣である。
「そんなもの振り回せるんですか」
「うん・・ああ俺はいつも大剣を担いでるからな、些かあれじゃあ軽すぎて調子が出なかったんだまあこれも軽いが」
「あれもしかしてそれは負けた時の保険ですか団長さん」
「そんな訳あるかよ真剣を使うんだ負ける気がしないな」
やっぱり団長クラスにもなると、副団長との差もかなりあるのかな強さにも。
「じゃあ僕はこれにしようかな」
そう言って手にしたのは他のみんなと同じ片手剣だ。
「それでいいのか体術が得意ならこっちにこんなものもあるが」
そう言ってあげて見せてきたのは、指があらわになるタイプの手袋に手の甲に棘が付いてる使用だ。
「いえ大丈夫です。はっきり言って実践で体術なんてあまり使わないと思いますから」
「いやまあ俺はそうだが、アルフォートなんかはバンバン体術使って来るぞ」
「アルフォートああシャルさんの事ですか」
「シャルさんって中々仲良いらしいなお前ら、お前が来る前少しうるさかったんだぞお姫様抱っこしてもらったーとかあんなに強い人もう会えないとかうざかったからな」
「そんなこと言ってたんですかとても嬉しいですねそれは」
「おいおいあんまりあいつの前で言ってぬか喜びさせてやるなよ、あいつもいい年なんだからな」
「はあーそうですか」
「本当にわかってんのかお前」
「ええわかってますよ。責任をとればいいってことでしょ」
「まあお前がいいならそれでいいが」
団長さんは困った感じで頬を掻く。
「まあ行きましょうか変なことしてるんじゃないかって誤解されますよ」
「いやないだろ本当に面白い」
「面白いとはひどいな」
自分で選んだ片手剣を持ち、団長さんが先に出ていく。僕が出ていくとひょろ君からヤジが聞こえるが無視だな。
「じゃあ始めましょうか」
「ああさっさと始めよう」
僕達の顔つきが変わったのを見てシーフ審判から合図が出て始まる。




