男装
僕の「君女の子だったの?」と言う、問いに理解するのに、数秒かかったようで顔を赤くし、胸もとのタオルを握りしめ悲鳴をあげた。
「きゃあああああぁぁぁぁう・・・」
僕は、顔を赤くしだした段階で、警戒をしていたので、叫びだしたときに彼女の口元を手で押さえた。
「落ち着いた」
彼女に僕は、優しく言葉をかけ、彼女が頷いたのを見て、手を放した。
「じゃあまずは、背中を流しながら話をしようか」
「はい」
彼女は、小さく返事をした。
鏡とシャワーみたいな物がある前の椅子に座り、後ろに彼女が来て背中に水を流してくれた。
手にもう一つタオルを持ちそのタオルに石けんをつけ泡立て僕の背中に着けた。
「勇者様は、気づいてらっしゃらなかったんですね。僕が女の子だって」
僕の背中を擦りながら聞いてきた。
それに、僕も答える。
「いやーごめんねー君、甲冑着けてたし、自分のことも僕僕言ってたから、男だってすっかりおもちゃってたよー」
「そうですか・・・ていう事は、勇者様はもしかして、男の子がもしかして好きなんですか」
僕は、あちらの世界でBL本を出されたりして耐性ができているため、動揺をしなかった、それがあだとなり。
「やっぱり、そうなんですか、勇者様は、男がお好きなんですね」
「それはない!」
僕は、それを聞くな否や僕は、即答した。
「本当ですか、でもじゃあ何であんなに強引に、僕を誘ったんですか」
言葉を発しながら背中を擦る力が強くなってるような気がする。
「君に頼みたいことがあってね。外にいる人に聞かれたくなかったから,行為形を取らしてもらったんだ」
「話と言いますと」
彼女は、そう言いながら桶に入れていた、お湯を背中に流した。
「じゃあ次は、君の背中を僕が流しながら言うよ」
「いいいえ、そんなのしなくてもいいですよ。じ、自分で、でできますし」
「いや、いいよいいよ遠慮しなくて」
僕は、無理やり自分の座っていた椅子に座らせ、彼女が持っていた、石鹸付きのタオル持ち彼女の背中にお湯を流してあげた。
「じゃあさっきの話の続きをしようか」
「はい・・・・」
さっきは、僕の背中の後ろだったため、顔が隠れて見えなかったが、しかし今は、鏡に反射して赤い顔が丸見えである。
鏡には、顔の赤い彼女が胸もとのタオルをしっかり握りながら目を瞑っている。
「僕が君をここに連れてきたのわね。頼みたいことがある、って言ったよね」
「はい・・・」
「その頼みっていうのわね。僕はここから出ようと思っているんだよ。君には、それの同行者になってもらいたいんだ」
「えっここから出るんですか!」
瞑っていた眼を開き鏡越しに分かりやすいぐらい驚いている。
「ああ、そうだよ。別にいいかな」
「はいもちろんです。嫌なはずありません。だって僕の勇者様からのお願いですから」
彼女は、嬉しそうに了承してくれた。
「ありがとね、じゃあ次にお風呂に入ろうか」
「あっはい、わかりました」
僕は、彼女にお湯をかけてあげた。
お風呂に入って僕はまず、最初に注意した。
「勇者っていうのはやめてね。僕は、別に勇者でも何でもない人だから」
「はあ~じゃあ僕は、なんて呼べばいいんでしょう?」
「あっそうだったね。まだ、僕の名前知らないよね。僕の名前は、佐藤悠蛇」
「佐藤悠蛇さんですか」
頷きながら僕の名前を繰り返している。
「で、君の名前は何」
彼女も気が付いたのか、
「はい、僕の名前は、シーフといいます」
「シーフだけなの」
「はい、僕の家は貴族階級では、ないので僕には家名がありません」
へぇ~この世界だと貴族階級の奴らだけが、家名を持てるのか、
ここに出る前に知れてよかったような気がする。
「そっか、でも、何で君は、男の格好をしているの?冒険者とか、この世界には、ないの」
「いえ、あります。この世界にも冒険者と言う役職は、しっかりあります」
「じゃあ、何でそっちに行かなかったの」
その問いに少し、深刻そうな顔をしている。
「何か、まずかった」
シーフは、慌てて、弁明しだした。
「いえ、別にそんな気にする事じゃ、ないんですよ。ただ、僕がこんな男装することになったのも、おじいちゃんのためなんです」
「おじいちゃん?」
僕の疑問の言葉を聴いて今までの自分の事を教えてくれた。
「僕には、家族がおじいちゃんしか、いませんでした。おじいちゃんは、冒険者をやっていたんですが、病を患っていたらしく倒れてしまって、その後、僕がおじいちゃんのためにお金を稼がなくちゃいけないと思い、でも、僕も最初は冒険者になろうか迷ったが、それだと、遠くに行ったりしたらおじいちゃんの面倒を見れないと思いこうやって男装をして騎士団に入ったんです」
「何で、男装して騎士団に入ったの騎士団は、男だけなのでも、それだとあの副隊長の人も女の人だったよ」
「男装をしたのは、単にお給金の方が男の人の方が高かったので、男装しただけで、女の人が入れない訳じゃあないんですよ」
「じゃあ僕の頼みは、聞けないね。おじいちゃんと離れるわけには、いかないから」
「いえ、それに関しては、大丈夫です。もう、おじいちゃんは死んじゃったので」
シーフは、笑いながら言っているがその目には、今にも涙が出そうである。
僕は、そんなシーフを見てたまらず、抱きしめて。
「よく、ここまで一人で頑張ったね、もう、これで、最後だよ一人になるのわ」
僕のその言葉を聴き彼女シーフは、嗚咽を漏らしながら泣いている。
この子は、よく頑張ったと思うもし、誰にもばれないように大体一人でいたりしたんだろうそれがいじめに発展した。それに、自分が女と言う事がばれたら何されるのか、わかったもんじゃない。
そう言う意味でも、彼女は、本当に頑張ったと思う。
「これからは、ずっと僕の傍に一緒に居てくれるんですよね」
シーフは、たぶん人生で一番の笑顔をこの人に今日見せただろう。
それに答えるように悠蛇は、返事をしようとした。
「いいよって思ったけど、僕の同行してほしい人って僕じゃなくて、柳二って人なんだよね」
悠蛇は、ほぺったを掻きながら答えた。
その言葉を聴いたシーフは、固まっている。それを見た悠蛇は、慌てて訂正しようかと思ったが柳二の同行者を消したかったので、悠蛇は、お願いをした。
「ごめんけど、この決定は、変えられないけどもし僕の同行者になりたいと思ったんなら、君の同行者の柳二と言う男に出発の時に女性だと教えてやれ、そうしたら一気に興味がなくなると思うから、こっちに走ってきなよ」
「それだけで、いいんですか、それぐらいなら勇者様と同行するためなら絶対果たして見せます」
シーフは、いつまで、抱き着くんだというぐらいぎゅ~っとしながら返答している。
「シーフ勇者様じゃないだろ」
悠蛇の指摘に笑いながら。
「そうでしたね、ユウタ様」
その後、悠蛇達は、脱衣所に戻って服に着替えてお別れをした。
そして、そこに立っている。悠蛇は、一言。
「まさか、こんなところで、僕っこが手に入るとは」
悠蛇の心からの言葉であろう。
読みにくいという感想があるのですが、
私は、初めてなのでどうやったら読みやすくなるのか、わからないので、わかる人がいたらアドバイスお願いします




