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お礼

彼と、ゆっくり話がしたいため、その場から動いた。


彼は、歩きながら、


「あのー、あのままでよかったんですか」


たぶんさっきの兵士の事を言っているのだろう。


「大丈夫だよ、たぶん回復魔法がここには、あるんだ、多少のけがは、けがのうちに入らないよ」


その言葉を聞き彼は、慌てて否定した。


「そ、そのことじゃないですよ。あの人たちがけがしたのを見て誰かが、いちゃもんを付けてくるんじゃあ」


その言葉を聞き僕は苦笑しながら答えた。


「それは、たぶん大丈夫じゃないかな。彼らは、腕にちょっと自信があるようだから、そんな奴らが5人がかりでやって、かすりもしないんだ、誰かに言ったりは、しないんじゃないかな」


「そうですか、て、よーく考えるとあの人たちが個人で仕返しに来るかもしれないってことじゃないですか」


「それは、そうかもね」


僕ののんきな返答に、彼はまたも、慌てている。


「まあ、あんな奴いくら来ても、負ける気しないから大丈夫だよ。それよりも、先に医療室に向かおうか」


僕は、彼の蹴られたりして、すり傷や汚れた服を見た。


「えああ、そうでした僕ケガしてたんですね。でも、大丈夫ですよ。これくらいのケガなら」


彼は、突然立ち止まり何か唱えだした。


「神の名のもとに大地と生命よにんいの体の傷を癒したまえ」


彼の体を淡い緑の光が覆っている。


「――――ヒール」


終わったのか、淡い光は、消えそこには、服は汚れているが傷一つない少年が立っていた。


「へ~、君は、回復魔法が使えたんだね」


「はい、だから大丈夫です僕は」


彼は、なぜか敬礼をしながら言っている。


「じゃあ、これからお風呂に入ろうか、君の服も汚れているし」


彼は、僕の言葉を聞き慌てて拒絶してきた。


「いや、いいですよ。あとで、一人で入りますし、なので、僕の事なんて気にしないでください」


「そうか、せっかく助けてあげたから、背中ぐらい流してもらおうと思った、だけなのに」


僕は、彼の拒絶に対して、大幅にショックをしたような素振りを見せた。

それを見た彼は、慌てて、


「いや、嫌とかでは、ないんですよ。ただ「じゃあ、一緒に入ってくれるんだね」


僕は、彼が言い訳をする前に彼の言葉を遮った。


「じゃあ、行こうか」


僕は、彼に手を差し出した。彼は、顔を真っ赤にしながら僕の手を握った。

僕は、握ったのを確認し歩き出した。


「僕も覚悟を決めなくちゃ」


そんな呟きを彼は、小さな声でし、少年は、手を引かれていく。







僕は、脱衣所が、一つしかないあのお姫様専用のお風呂に来ていた。

お姫様にも、気持ちよかったのでいつでも来ていいかと聞いたところ別にいいとのことなので、使わしてもらうことにした。

僕は、先に脱ぎお風呂の方に向かった。


「じゃあ、先に言ってるから、来るんだよ」


僕は、彼に笑顔で言ってあげる。


「は~、どうしてこんなことに、覚悟が決まったはずなのに、動機がおかしいや」


それは、彼がいや、彼女が女であることをここ8年ぐらいは、隠してきていて、絶対にお風呂には、ずっと一人で入っていたため彼女には、久しぶりに一緒に入るのが異性と言うのと、

はじめて異性と一緒に入るため、彼女は、動機がおかしいんだと思った。


「それにしても、勇者様絶対、僕が女だって気づいてたから、あんなにしつこくしてきたんだよね」


はぁ~とため息を付いた。


「でも、もう仕方ないよね。それに、あの人ならばれても、いいよね」


深呼吸をし、一気に服を脱ぎタオルを胸が隠れるように巻いた。


「大丈夫あの人は、いい人だから」


そんなことを言いながら心を落ち着けガラガラっとドアを開け、湯につかっている人に、僕は。


「おお、お背中流します」


かなり緊張していた。





僕は、彼に先に言ってると言いお風呂に入った。


エミナルには、彼の服をエレンに頼んで持ってきてもらうように、頼んだ。


僕は、断じて今回男と入りたい訳では、なくここから出るときの監視役という名目を彼に決めようと思った。

あんなに、男で、かわいいならホモも、文句は、無いだろうと思っていた。


「いや~我ながら結構僕っていつもついてるんだよね。でも、僕は、プラマイゼロ論信じてるから、いいことあったらその分めんどくさいことが起きそうで、やなんだよね」


でも、本当にうまく行きすぎている。

明日の決闘も全勝できればいいが、それには、相手が分からない以上どうしようもないが全員強いと思うから大丈夫だと思うんだよね。

たぶん相手も、油断してくれると思うし、なら問題は、ひょろ君だよな、あの特訓が今日中にできてればいいんだけど、

まあ、考えても仕方がないよね。


「そろそろかな」


ガラガラっとドアが開き。


「おお、お背中流します」


それじゃあ、お願いするよと、近づいて行くと男性には、あるはずないところに、ふっくらと、膨らんでいらっしゃる。

近づいていき僕は、両肩に手を置き一言。


「君女の子だったの?」


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