交渉
メイドさんはどうやらシャルさんに僕を呼んで来いと言われ探してたらしい、だから今はシャルさんに団長室に連れていってもらっている。
その道中、団長と何の話をするのかとか、家族は何人とか後ろから手を頭の方に伸ばしたりしていたりしながら団長室に着くことができた。
シャルさんが団長室の扉をノックし、入れと言う低く渋い声が扉からきた。
入ってみると、片目に傷があり屈強な男が座っていた。
「君が、私に話があるというサトウユウタ君だね。私はレン・アスタルトという一様ここでは、団長をしている」
レン・アスタルトか怖い顔してるくせに優しい人なのかな。
「まあ、座ってくれ」
僕は近くにあるソファーに腰を掛けた。
「で、話とは、なにかな」
まあ、本題はそこだな、最初は回りくどく使用かと思ったが、この人なら直球の方が効果良さそうだよな。ならここはやっぱ直球で行こう。
「話というのは、僕達と決闘をして欲しいんです」
団長とシャルさんは、びっくりしすぎて、声が出なくなっているようだ。
まあ、それも一瞬ですぐに戻ったシャルさんが冷静に。
「それは、団長と一体一でということですか」
「いえ、違いますよ。僕は、僕達って言ったじゃないですか、だから団長だけでなくもう三人ほどそちらから人を出してください。ですので正確には、四人で一チームそれを一人一人対戦し勝ちが多い方が勝利というシンプルなゲームになります」
「ということは、あなたの選んだ人と、こちらの人たちと戦いたいということですか」
「まあ、そういうことになります」
今まで話を聞いていた団長がようやくしゃべりだした。
「君は、何が望みでそんな申し出をするんだ」
来た!
「僕達が勝ったらこの国から出て単独行動をさせてもらおうと思っています」
これには、シャルさんはびっくりしていたが団長さんの方は、どうやら予想ができていたのであまり驚いていないようだ。
「な、なんで!・・・・あっ」
シャルさんが瞬時に自分が何を言ってるんだと思ったのか、もしくは自分があまりに大きな声をだした、ためびっくりして恥ずかしくなったのかまたそのどちらでもなく別の何かなのか。
まあ、どちらにしろ恥ずかしくて下を向いている。
「確かに、私も気になったんだが、なんでそんなめんどくさいのに決闘なんて条件を出してきたんだ。どうせなら、普通に出してくれとか脱走すればいいじゃないか」
「それも考えましたが自分たちの力を試すためです」
「ほー試すとなそれだけか理由は」
「はい、それだけです」
その後は、詳しいルールなど日程などを決め何とか二日後に決闘をすることになった。
シャルさんは団長と話があるというので残り僕は自分の部屋に戻ってお風呂にすることにした。
「なぜです!なんであんな決闘を受けたんですか!」
彼女シャル・アルフォートくんらしくない荒々しい口調である。
「ただ、君を殴り飛ばした男と言うのに少し興味が沸いてな」
「な、知ってたんですか」
「私に知らないことなどないよ。それにあいつあんなかわいい顔してあんな決意をした目をされたらことわれない」
「それだけのために受けたんですか。もし負けたらどうするんですか他の異世界から来た人になめられますよ」
「ふっそれは、大丈夫だ。その日は町の様子をみんなに見に行ってもらうつもりだからな、だからガキのおもりなんかせずに暴れるようにするつもりだ」
それに、あの子は今までの奴らとは違う行動をしたんだ。もしかしたら何か成し遂げる男なのかもしれないしな、少し面白くなってきたな。
レン・アスタルトはそんな思いを秘めながら夜の月を見ていた。
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