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じいさん

まじでか まじでか まじでかあああ

まさか本当に人生やり直せるのか  こんなだめだめな人生を送ってきた俺に

自分で言うのもなんだが顔もよくない性格も悪いでニートな この俺が・・・

って今は赤ん坊っぽいから性格だけか どうなんだ成長していくとあの頃の俺になるのか

情報が足りないな どうなるんだろう それは置いておくにしても

これは・・・まじでやり直して今まで送ってきたダメ人生を変えていくってことになるのか

・・・いや

やっぱだるいわぁ なんかすっごい腹へってるっぽいしとりあえずまだ食ってなかったポテチ食いたいんですけど

ねぇ・・誰がこういうことしたか知らないけどちょっと戻して

ポテチとコーラ返してよ

しかもなんかすっごい寒いんだが ここ外っぽいな雪降ってるし

あれ赤ん坊がなんで外で一人なんだろうか

赤ん坊の本能かなんか知らんがずっと泣いてるし

おいおい 普通こういう転生物ってさぁ20歳ぐらいお母さんのおっぱい見れるんじゃないの ねぇ

そして恥ずかしがりながら飲んで食欲満たせるんじゃないの

いきなり死にそうなんですけど

だれかーーここに赤ん坊いますよぉ 助けて~HELpME

ガラララ

「さっきからうるさいと思ったら むぅ赤子か このような所に捨て置かれて非常識な親も居ったもんじゃわい」

なんかこの場所って結構デカ目の玄関の前っぽい所やったんやねその扉から 

じいさん登場 じじいはいらねーよ

なんかすっごい持ち方されとるわ・・・ちょ苦しいですその持ち方まずいっす~

「とりあえず家の中には入れて暖かくするとして飯はどうすればよいものか」

「こういうご時勢じゃし赤子を育てられんで致し方なく捨て置くのは分からなくはないが・・・・・・・手紙のようなものもなしか 伝言もなく捨て置いたのか本当に非常識じゃ」

なんかぶつぶつ言いながらじいさんが家の中に俺を持ち上げつつ入っていく

「全然泣きやむ気配もないしどうしたもんか 腹が減って泣いとるんかのぉ そういえば食いかけだがきゅうりが残っとったからそれでも食うか?」

いや食わねーよ お前も非常識じゃねーか 赤ん坊にきゅうりて

ポテチのコンソメ味はないんか てかまじで苦しいからまずその猫みたいに持つのやめてくれや

布が首にしまってくるしいのよ

「さすがに赤ん坊は食えんか・・・・・そういえばユリさんも赤ん坊産んだばかりじゃったか たのんでみるかのぉ」

「いやでもなぁ、ユリさんが隣に引っ越してきて以来話してないしのぉ でもこのまじゃ・・・・・・うーむ」

玄関から入ってすぐの板張りの上に置かされてじいさんは外に出ていった

なんか見渡した感じ昔の日本って感じの佇まいやなぁこの家広そうだわ


「いやー、すまんのうユリさん いきなり家の前に赤子が捨てられておってな どうすればいいのか途方にくれとったんじゃよ」

とじいさんが家から出てったかと思えば一時して帰ってきた

「こういうときは助け合いですよ バロッサさんから声かけてくるのが珍しいんでびっくりしましたけどでもよかった丁度赤子も生まれて乳もでますからねぇ、双子だったんですけどそれが3人なったとしてもそう違いはないですから」

若いお母さんきたーー

「あらあら、だめですよ今の時期は寒いんですからもっと暖かくしないと この子口元にある、この野菜っぽいのは何でしょう?」

「きゅうりといってなわしの故郷の野菜なんじゃよ畑で色々育てておっての」

「バロッサさんはすっごく遠くの和の国出身でしたね、この野菜も珍しいんでしょうが・・・これがなぜ赤ん坊の口元に?」


「食べさせようと思ってな」

「・・・・・・・・・・・ダメですよバロッサさんこんな事してたら」

「いや何もそのままってわけではなく、細かく砕けば食べれるかと思ってのぉ」

「・・・・・・私の家に行きましょうね 毛布もありますから そこでこの子が落ち着くまで預かりますから」

「すまんのぉ助かったわい」

ぷー じいさん怒られてやんの やっほーい ユリさん25歳ぐらいかなぁ 顔は地味目で綺麗ってわけではないんだけど60歳ぐらいの老いぼれと比べる訳もなく

じゃあなじじい俺はこっちで幸せに暮らすからよ


ユリさんの家にいくと乳をたんまり拝ませ・・いや、飲まさせてもらってゲップも連発 いや~ご馳走様でした

俺が満足したのを見ると、俺の他に2人赤ん坊がいるみたいでそこに一緒に寝かせられ布団をかぶせられる 川の字だな ふぅ 暖っかや~

危うくきゅうりを直で食わされるところだったしな

くそじじいが恥ずかしがってなかなか頼みに行かないで時間かかったせいか凍え死ぬかと思ったぜ

2人いる赤子を横目でみながら男か女かも分からんが すっごい睡魔がおそってきた

はぁ・・・この先どうなるんだろうなぁ俺・・・・人生やり直すどうこうって俺捨て子やん・・・なにこのハードモードは

くそじじいの養子ってことになるのか?じいさん一人で住んでるっぽいし周りからも距離置かれてそうだし 遠くからきたって言ってたな親族もいないのかなぁ

え やだよ俺 介護なんて

チェーンジ!! 転生先変えてくれー 誰か知らんけど転生してくれた人ぉ~



じいさんが自分の畑から取ってるんだろうなぁ 諸々の野菜を ちょいちょい、持ってきてるんだけどこれって面倒見てもらう代わりにってことなんだろうなぁ

あれ俺こっちの家の子になってないかな よっしゃーチェンジ成功

まぁ正直 じいさん一人じゃあ赤子育てれんだろうしこうなるか

多分こっちの子になったわけじゃなくて預かってもらってるってだけだろうな

それにしても俺を除けると2人も赤ん坊いるじゃねーか うるせええ

おいおい泣くのやめてくれよ

赤子一人でも夜鳴きとかもあるしうるさいってのにそれがすぐ隣に2人


俺?俺はこの体の動かし方にも慣れたのか泣かないでコントロールできてるぜ

全然泣かないと不振がられるからな少しは泣いてるんだけどな

「クルス~あなたの番よ乳ですよぉ~」

おっときたきたユリさん特製の俺の飯 いただきまーす

ふぅ毎日何もしないでゴロゴロするだけで飯もでてくる

赤ん坊の泣き声を我慢すれば最高の環境じゃねーか 転生最高だわ~

ありがとう、誰か知らないけど転生してくれた人

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