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3-1;草原かな


 コンドハ草原。

 コオは歩いていた。

 横にはナオがいた。

 一面見晴らしがいい草原であり、遠くの方に山や森林が広がっていた。今日は快晴であり、いい冒険日和だった。そんな中、コオは歩いていた。

 元の街に戻ろうと歩いていた。


「コオくん、なんで戻ろうとするのよ?」

「やっぱり冒険は嫌だ」

「そんな。ギルドではあんなにノリノリだったじゃない」

「どこがだよ! 無理やりだよ」

「でも、弁償は」

「うっ……」


〈コオは戻る足を止めた〉


 コオはどうしたものかと頭を抱えていた。冒険は嫌だが、弁償しなければいけない。どちらに進んでも地獄だった。

 ナオはその様子を盗み見して、赤くなりながら微笑んでいた。


「そういえばナオ」

「は、はい!」


 ナオはさらに赤くなった。心臓をドキドキさせ、頭はポォっとした。


「ナオは何で俺と一緒に旅するんだ?」

「え、あ、え?」

「いや、正直な話、俺よりも優秀な奴なんかいくらでもいるんだぜ。それなのに、どうして俺なんかと」

「そ、そ、それは、え、え、えーと」

「ん? どうした?」

「はわわわわわ……」


 心配そうに顔を近づけたコオにナオの顔はヒートアップした。昔に助けてもらってからナオはコオのことが好きなのだが、恥ずかしくてて言えないようだ。混乱しながらも何かを言おうとする。


「……よよよよーし冒険行くわよ」

「そっち街だぞ」


〈ナオはバグった〉



〈クールダウン〉


「私は、コオくんと旅をしたいの」

「ふーん。まあ、いいんだけど、俺、商人なんだけど、どうしたらいいんだろう、と思うんだけど?」


 コオは実際に困っていた。商人は、冒険に向いていない。


「商人って、どんな能力があるの?」

「なんか、商品を値切るとか、お金やアイテムの価値を上げるとか、お金を見つけやすくなるとかだって」

「へえーすごい!他には?」

「それだけ」

「……」


 ……


「……やっぱり帰る」

「商人すごいよ、うん、すごい」


〈帰ろうとするコオをナオは必死におだてた〉



 コオは戻ってきたが、ブーたれてた。実際、承認なら冒険するより街にいたほうがいいのは定説だ。しかし、ナオからしたらコオと一緒に冒険したいから、その定説は覆したいところだ。


「……どうせ商人なんか冒険では何も出来ませんよ」

「そ、そんなことないよ。はははははは」

「どうしてジウは一緒に来てくれなかったんだろう?」

「どうしてだろうね(「2人のラブラブを邪魔したくないから」と言われたなんて言えない)」


 コオは、ジウのやつが恥ずかしいこと言いやがって、と悪態をついた。ナオに対して変な意識をしてしまっている。と、コオはナオに関してふと疑問に思ったことがある。


「そういえば、ナオは魔法使いなんだよな?」

「そうよ」

「なんの魔法を使うんだ?」

「私は、召喚魔法」

「召喚魔法?」

「そうよ。精霊とか動物とかを召喚するの」

「へー、見せてくれよ」

「モンスターが出たらね」

「そんなすぐにモンスターが出るわけ……」



〈モンスターが現れた〉


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