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皇国の無能力者   作者: ネコミコズッキーニ
二章 帰還した無能力者
62/155

理玖と涼香 強さの意味、目的、理由

 完全に日が沈む前に村に戻ろうと、俺達は足早に幻獣の領域を出た。村では替えの服を都合してもらい、村長の好意で来客用の家を借りる。


「これからどうしましょう……」

「亀泉領の事か? それとも武蔵? あ、あの女魔術師か」

「全部よ、全部! もういろいろありすぎて頭が弾けそうよ!」

「……そりゃ大変だ。ここで弾けられたら部屋が汚れるから、弾けるなら外に出てやってくれ」

「あんた……! こんな時まで……!」


 涼香と他愛のない交流を図っていると、雫が茶を淹れてくれた。


「今日一日だけで武叡頭の裏切り、領主の陰謀、霊影会と通じている楓衆の存在に帝国の魔術師まで現れたし……。正直、兄さんと一緒じゃなかったらと思うと私は怖かったです」

「……それは…………ぐっ……まぁ…………そう……ね……」

「そんなに悔しそうに言うくらいなら言うなよ……」


 涼香は口の中に大きめの苦虫を十匹詰め込まれた様な顔をしながら、心の底から悔しそうな声を絞り出していた。何だかんだ割と直接的に感情をぶつけてくる奴ではあるんだよなぁ。からかいがいがあるというか。


「まぁお前らが深刻に考える必要はねぇよ」

「……え?」

「話の規模が俺らの手に余る。これ以上は皇族と皇護三家の判断になるだろ。武力が必要と判断すれば、今度は俺らの様な様子見ではなく、ちゃんとした戦力が編制されるだろうし」

「このまま放っておくっていうの!?」

「まさかこのまま三人で領主に殴り込みにいくつもりか? 霊影会に通じている楓衆もいるのに?」

「……なによ。あなたならそれができるんじゃないの……?」


 涼香が悔しがるところはここか。有無を言わせぬ武力があれば、どの様な状況でも道が開けると思っている。その力があるのに、目の前の出来事を見過ごす事ができないんだろう。


「難儀な性格してるな、お前」

「ふん。何知った気になっているのよ。悪い?」

「いいや。苦労しそうだとは思うが。……今、俺らが一番優先しなければならない事は何だと思う?」

「今、私たちが優先しないといけない事……?」


 雫は考え込む中、俺は涼香に視線を向ける。涼香は力強い口調で答えた。


「亀泉領の陰謀を挫く事よ!」

「……雫は?」

「それも大事だと思うけど……。一旦、善之助様に判断を仰ぐ事……?」

「二人ともほぼ正解だ。領主の問題は解決しなければならない。そのための最も効率の良い判断を下せるのは俺達じゃない。上の連中だ。だがその上の連中はまだ何も知らない。適切な判断を下せる様に俺達が情報を持ち帰る必要がある」

「領主を放って皇都に戻るというの?」

「ここから皇都が近ければそれも選択肢に入るがな。雫、術士は鏡を用いた通信術ができるよな? それは今、ここでできるものなのか?」


 雫は難しい表情で首を横に振る。


「ううん。専用の霊具がないと……」

「皇都と連絡が取りやすい様に各地にあるんだよな? ここから一番近いのは?」

「亀泉領の領主様のお屋敷。鏡は各地方領主様のお屋敷に設置されているの」

「……素直に使わせてはくれないだろうな。となると次に近いのは生天目領か。馬を走らせれば一日で着くな」


 涼香はまだ亀泉領領都を素通りする方針に抵抗を感じている様子だが、一方で自分たちの判断できる状況を超えている事はどこかで理解していたのか、感情を落ち着かせて口を開く。


「全て納得できた訳じゃないけど……。いいわ、元々あなたが請けた仕事だもの。あなたの判断に従うわ」

「当然だな。はぁ、ただの調査のはずがとんだ面倒事になったぜ……。善之助に追加手当を請求しなきゃな」

「仕事の範囲内でしょ! 何の追加手当よ!」

「娘の警護費用だよ。……分かってんだろ? 武蔵はともかく、あの女魔術師はモノが違うって」


 涼香は再び悔しさに唇を噛む。自分が終始見ている事しかできなかったのが悔しいのだろう。


 しかも相手は涼香と歳がそう変わらない同姓の女だった。自分の未熟さを思い知らされた様な表情をしている。


「武蔵はまぁ、正直神徹刀さえなければなんとかなっていた可能性もある。あのまま雫と協力していればな。だがあいつはそう容易い奴じゃなかった」

「……っ! 分かっているわよ! ええ、あなた達の戦いに入る事なんてできなかった! 私にはあの女が何をしているのか分からなかったもの!」


 通常の風術程度であればある程度目視もできるし、感知も可能だ。だがあの女の風術は極度に洗練されており、上位の武人や術士でもなければ捉えられなかっただろう。


「悔しいのは分かるが。武蔵と同じく、あの女も武器の差がまずでかかった。それがなけりゃ余裕とまではいかなくても、まだ手は打てたかもしれない相手だった」

「え……?」


 思い出した様に雫が、あっと声を出す。


「もしかしてあの指輪……?」

「ああ。あの指輪からは大精霊の気配を感じた。言うなれば魔術師が十六霊光無器を使っていた感じか」

「大精霊様の……?」

「指輪の力があったからこそ、あいつもあそこで姿を現したんだろう。確実に俺達を屠れると考えてな。そうでなければ帝国の貴族がこんな場所にいるだなんて、皇国の人間には知られたくないはずだ」


「兄さん。それなんだけど……あの子は本当に帝国の貴族だったの?」

「まず間違いない。術のキレもそうだが、何より起動呪文の中に大精霊の名前が入っていた」

「え……?」


 俺はあの時の女魔術師が発した呪文を思い出す。


「アンセスター。この名が入っていた。アンセスターはガリアード帝国の初代皇帝が契約を交わした大精霊の名だ。この名を唱えて術を発動させる奴なんて、帝国の貴族をおいて他にない」

「あ……!」


 雫も自身の最大威力を込めた術の発動には、初代皇王と契約を交わした大精霊……天駄句公の名を呼ぶはずだ。血に刻まれた大精霊の力の名残を惹起させるために。


「そんな訳だから別に涼香も悔しがる必要はないぞ」

「……なによ。慰めてるつもり?」

「ああ。落ち込むお前が余りにも不憫だったんでな」

「なっ……! お、落ち込んでなんていないわよ!」


 涼香の事だから武器の差を言い訳にする気はないだろう。だがこいつは悔しさを糧に成長できる素養がある。怒りを糧にする俺とは違う強さだ。


 融通が利かなくて一本気な性格は難ありだが……。そういや清香もそんな性格してるな。善之助……娘にどんな教育をしてきたんだ……。


「それにしても面白い事も言っていたな。霊影会と繋がりがある事もそうだが、あの場所を安全な幻獣領域と呼んでいた」

「幻獣の領域って安全な場所ではない……よね?」

「ああ。だがあの場に限って言えば、俺も同じ意見だ。皇国の東は幻獣の領域が伸びているとはいえ、その層は薄い。南部と比べるべくもない。皇都から近いが、厄介な幻獣が出たなんて話も聞かないだろ?」


「うん。毛呂山領で見られる様な鬼種も見たって聞いた事がないし……」

「だからと言って楽観視する訳ではないが、少なくとも安全な幻獣領域というのは納得できる。……言い得て妙だがな」

「それは……そう思えるのはあんたが昔、幻獣の領域と似た様な場所にいたから?」

「ん?」


 涼香が少し声を押さえて聞いてくる。


「幻獣の領域に立ち入る前に言ってたでしょ。似た様な場所には行った事があるって。……あなたのその全身に残る傷。そこでの話と関係があるんじゃないの……?」


 なかなかこんな見た目の身体を持った奴なんていないからな。一度見てしまえば気になるか。


「なんだ、男の裸体をそんなにまじまじと眺めていたのか。葉桐様もお年頃だねぇ」

「……茶化さないで。お姉様も雫も遠慮しているみたいだから私が聞くけど。あなた、皇国に戻ってくるまでの数年、どこで何をしていたの……? 霊力が無いのに神徹刀を持つ武叡頭を圧倒する。あの魔術師とやり合える。万葉様を妖からお救いもできる……! どうして、ずっと鍛錬を積んできた私たちよりあなたの方が強いのよ……!? そんなの、おかしいじゃないっ!」


 ……涼香は本当に自分の感情を直接ぶつけてくるな。今日一日だけで何度も自分自身の実力に悔しい思いをしたのだろう。


 俺を責めている訳ではないのは分かる。ため込んだものを発散しているのだ。つくづく難儀な性格をしていると思う。不思議と近衛を夢見ていた昔を思い出し、何故か涼香を羨ましく思った。


「……そうだな。正直、皇国を出てから今日まで俺は鍛錬というものをほとんどした事はない」

「嘘よ! 鍛錬もなくどうやってあんな力が身に付くのよ……!」

「ただ生きるのに必死だっただけだ。俺はつい最近までずっと身も心も休まらない、気を抜けば死に直結する環境に居たんだ」

「……え?」

「兄さん……」


 雫は俺の過去を見たんだったな。自由に覗き見れるものじゃないから、どこまで見たのかは分からないが。


「起きたら目の前に死が迫っていた事もある。普通に歩いていたはずなのに気づいたら幻獣に丸のみされ、腹の中で消化されそうだった事も一度や二度じゃない。濃霧の中から氷術で身を貫かれ、傷の熱でうなされながらも決して気を抜く事は許されない。毒にやられ、まともに身体が動かせない中、喉の渇きを癒すために幻獣の血を啜る事も多かった」


 涼香の真っすぐな気持ちに答えるべく、俺も少し過去を話す。今更「俺、こんなに頑張っていたんだ」「こんな苦しい思いをしてきたんだ」とか思われるためなんかじゃない。俺が過去を話すのは、こいつらの同情を買うためなどではない。


「毎日が死と隣合わせ。常在戦場、この身は常に死地にあった。だがどれだけ死を側に感じても、俺は決して生きる事を諦めなかった。必ず生き抜いてこの魔境から脱出すると、常に心を奮わせていた。……何故だか分かるか?」


 今、俺はどんな目をして涼香に問いかけているのだろう。聖人の様な清らかな目はしていまい。涼香は小さくなぜ、と聞く。


「復讐だ。俺がこの目を失う事になった原因……そいつを何があっても必ずこの手で殺すと決めていた。どれだけ死にそうな目にあっても、毒と熱にうなされる日が続いても。この目が常に俺に立て、奴を殺せと煽り続ける。それは今もだ。どんな環境、相手でも関係ない。生きなきゃならないのなら何をしても生きる。敵わない相手でも何年かかろうが乗り越える。俺を食らう奴がいるなら俺も相手を食らう。今の俺はそうして生き抜いてきた結果だ。他には何も無い」


「何も……」

「涼香。お前は悔しさを糧に、より強い自分であろうとする。それは何故だ? 何のためにお前は鍛錬を繰り返す?」

「それは……。皇国の、そして民のため……」

「そうだ。お前は……お前たちは他人のために強くなれる。だが俺は違う。俺が得たのはどこまでも自分のための強さ。自分の目的を達成するための手段。そのために利用できるものは何でも利用するし、邪魔と判断すれば切り捨てる」


 俺が暴力という面で涼香より強い事は間違いない。だが他人のために、自分に試練を強いる様な強さは俺にはない。涼香は俺にお門違いな悔しさを抱いている。そんな事で涼香の良い部分が伸ばせなくなるのは……もったいない。


 かつて清香達と共に自分もそうありたいと強く思っていたからこそ、余計にそう思う。


(……ああ、そうか。俺はこいつの中に、あり得たかもしれない自分を見ているんだ。俺がもし霊力を持っていれば、こうありたかったと思う武人の姿を)


 自分の中の涼香への想いが整理できて、何だか俺も心が軽くなった。要するに、俺も涼香も互いに互いを羨ましいと感じていたのだ。涼香は俺の強さを。俺は涼香の在り方を。


「偶然迷い込んだ魔境だったが、強くなるという意味では俺に合っていた。結果論だし、二度と経験したい事ではないがな。俺には俺に合ったやり方が。そして涼香には涼香に合ったやり方がある。俺が涼香の様に鍛錬をしていれば強くなれたとは限らない様に、逆もまた然りだ。強くなりたいなら……お前はお前のやり方を追求していくしかない。……清香もそうだっただろう?」

「それは……」


 少なくとも涼香は恨みや復讐心で強くなれる奴じゃない。強くありたいと願う者達は皆、それぞれのやり方を模索しながら暗闇の中を突き進んでいるのだろう。それ自体が一つの強さだとも思う。


「ま、俺の方が年上で実際強いから、上から目線なのは流せ。だいたいまだ二十にもなっていないだろう? お前の武人としての最盛期は今じゃない。俺の事なんて気にするな」

「……また知った風な口を。やっぱり私、昔からあなたが嫌い」

「はは。昔からよくお姉様に近づくな、て言ってたな。そら、明日は領主に感づかれる前にここを出るんだ。もう寝ろ。これ以上つまらん話をさせるな」


 まだ何か言いたげではあったが、二人は部屋の奥に向かった。俺はこの数年ですっかり癖づいた、いつもの姿勢で目をつむる。


 領主、武叡頭、楓衆に帝国の魔術師。政治的な判断が必要な事柄ばかりなため、亀泉領における俺の仕事はほとんど終わったといっていいだろう。明日は早朝から生天目領を目指す。必要があればそこで改めて仕事の依頼がくるだろう。





 涼香と雫が布団に入ってしばらく。涼香は今日の出来事や理玖との会話を思い出していた。


 最初から理玖の事は気に食わなかった。幼少期にあっては類まれなる剣才の持ち主と言われ、清香と最も親しい男性でもあった。


 だが霊力に目覚めかった事にはどこか落胆した。気に食わないが、将来皇国の……葉桐家にとって頼りになる武人になると、心のどこかで思っていたからだ。


 罪人の烙印を押され、行方不明になった時には驚きはしたが、皇国の武家に生まれた者として同情もした。


 そして忘れた頃に再会、あの時の事は今も強く覚えている。霊力を持たないにもかかわらず、鍛錬を積んできた自分の剣を素手でいなされたのだ。


 その後、姉ですら敵わなかった妖を誅し、万葉を救ってみせた。自分のこれまでの鍛錬は何だったのかと悔しい思いをした。


 だが一番悔しかったのは、理玖が武蔵を圧倒する姿に見惚れてしまった事だった。霊力を持たず、神徹刀を持つ武叡頭を相手に余裕すら見せる。まるで奇跡を目の当たりにしたかのような気持ちになってしまった。


 自分の強さは自分のため、復讐のためと言っていたが、涼香にはそれさえも何でも良かった。理由はどうあれ、それはそれで一つの武を極めたのだから。


 涼香には理玖が自分をどこか羨まし気に話す理由が理解できなかった。だが何を伝えようとしていたのかは、輪郭ではあるが理解できる。


「……ほんと。慰めるにしても励ますにしても遠回しが過ぎるのよ……」

「ふふ、本当ね」

「し、雫!? 起きてたの!?」


 雫は柔らい笑みを浮かべながら涼香の方を見ていた。


「私、実はこのお役目をいただいた当初、兄さんの事が怖かったの」

「え……?」

「万葉様に妖が迫った時。私もその場に居たんだけど、そこで兄さんの過去と強さを見てしまって。だってもう絶対だめだと思っていた妖相手に一方的だったんだもの。それって妖以上に怖い人って事じゃない? 後で兄さんだって知ったけど、数日前までずっと緊張していたの」


 言われて涼香は、旅の最初の頃の雫を思い出す。確かに兄妹と言うにはどこか硬い態度だった様に思える。


「でもこの数日で兄さんは自分本位な人じゃなく、しっかり私たちに気を配りながら回りもよく見ているんだって思ったの」

「いいえ、自分本位よ。金の亡者、守銭奴よ。あんな奴」

「ふふ……」


 悪態をつきながらも涼香は雫の言う事も理解していた。幻獣の領域での戦いでは常に自分たちの安全を図っていた。そうしてくれていなければ、魔術師の初撃で死んでいただろう。


 これまでの会話を思い返して見ても、注意深い一面が伺える。自分の実力にあぐらをかいて、好き勝手に無法を為す存在ではない。傍若無人だとは思うが。


「そういえば。あいつの過去を視たって……」

「……うん。さっきの兄さんの話にも出ていたけど、本当の地獄の中で生き抜いてきたんだと思う。私が視たのはほんの一部だけだけど……あんな場所にいたら、普通なら数日で発狂してしまうと思う」

「あいつの……あの傷痕見れば納得するわよ……」


 理玖とて簡単に強くなった訳ではない。数えきれない悪夢の上に今の理玖は存在しているのだという事は涼香にも分かってしまった。


 自分があんな傷だらけになる環境に放り込まれたら、果たしてあそこまで生に執着して生き延びる事ができるだろうか。


「ほんと……大嫌い」





 早朝。まだ日も昇る前に俺達は村を後にする。雫も涼香も目は冴えている様子だった。


「ねぇ! 理玖!」

「なんだ。朝から元気だな……」

「あなた、昨日は随分と偉そうに私にいろいろ言ってくれたわね?」

「ああ。俺にあんまりつまらん自分語りをさせるな」

「その自分語りの中で言っていたわね? 自分には復讐以外、何も無いって」

「……そんな事言ったか?」


 俺がどう強くなったかの話の時か。国のためとか誰かのためとかではない。復讐を成すために生き抜いてきた結果であり、そのための強さ。他に何も無いと確かに話した。よく覚えているもんだ。


「私、決めたわ!」

「なんだ?」

「あなたのその身に付けた実力に、私が理由を与えてあげる!」

「……はぁ?」

「復讐以外に使い道がないなんて、もったいないって言っているのよ! 安心しなさい、葉桐家の者として理玖の実力に意味を……未来を与えてあげる!」

「……おい雫。こいつ、何を言っているんだ?」

「ふふ。涼香ちゃんも、自分が何とかしてあげなきゃ、て思う男の人を放っておけないんじゃない?」

「なんだそりゃ。清香じゃあるまいし……」


 日が出始めた頃には亀泉領の外に出る事ができ、昼を半ば過ぎた頃には無事に生天目領に到着した。


 葉桐家の涼香がいた事もあり、話は順調に進む。そうして鏡を使わせてもらい、無事に皇都へ連絡をとる事ができたのだった。

ご覧いただきまして誠にありがとうございます!

次の話で二章は幕を閉じます。引き続きご覧いただけましたら幸いです!

明日ですが、夕方くらいに投稿できると思います!

これからも皇国の無能力者をよろしくお願いいたします!

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