毛呂山領襲撃事件の決着
「くそっ!」
 
神徹刀を抜いた狼十郎を前に、菊一は追い込まれていた。身体能力で差が生まれ、自分は炎の能力が発揮できない。地の利を得られず、しかし狼十郎にとって一方的に有利な状況。苦戦は必至だった。
神徹刀は抜かれると不利ではあるが、手がない訳でもない。神徹刀開放中は常に霊力を燃やしている状態だ。いつまでも維持できるものではない。だがその菊一の考えが顔に出ていたのか、狼十郎は笑って答える。
 
「俺の霊力切れを狙っているなら無駄だと言っておくぜ? 久保桜の能力は地味だが、こういう戦いにはもってこいの力を有しているのさ」
 
久保桜の能力は絶刀、絶破、絶空そのいずれにも当てはまらない、特殊な神徹刀だった。南方狼十郎は元々霊力豊富な武人ではない。金剛力を二進三進まで進めてもそれを長時間、あるいは複数回使い続けられる霊力量は持っていなかった。そのためいかに少ない霊力で、これらの力を活かすかを磨いていた時期がある。だが新徹刀を賜り、初めてその御力を開放した時。久保桜の能力に気付いた。
 
(久保桜の御力開放中、俺は何でか霊力の消費をかなり抑えた状態で絶影、強硬身、金剛力を使えるのさ)
 
どういう仕組みなのかは分からなかったが、皇族の力が込められた神秘の刀だ。理由なんて誰にも分かるはずもないかと思い、すぐに気にならなくなった。
だが良い事ばかりでもない。一旦御力を開放すると、次に開放できる様になるまで日数がかかる。しかもその間、狼十郎自身の霊力がより弱まる。便利な反面、使いどころが難しい能力だった。
 
(とはいえ、丸一日は御力を開放できる。そんなに開放したら後が怖いが、ここは仕方がない。さっさとこいつを倒して嬢ちゃんの加勢にいかなきゃな)
 
五対一とはいえ、慣れない術士との戦いだ。狼十郎は清香が鷹麻呂相手に苦戦するだろうという事は読めていた。だが清香の実力であれば、十分足を止める事も可能だとも踏んでいる。
 
「あんまり俺を頑張らせないでくれよ。ほい、絶影っと」
 
狼十郎お得意の曲がる絶影。菊一は槍で応戦しようとして。轟音とともに屋敷が爆ぜた。
 
「え!?」
「なんだ!?」
 
砕けた壁の奥で、清香が鷹麻呂相手に刀を振るっているのが見える。流血しながらも決して距離を空けず、しっかりくらいついていた。
 
(今のは鷹麻呂が嬢ちゃんを引き離そうとして放った、でかめの術か! 手傷は負っているが、やるじゃないの。こりゃ俺の加勢も……いや。それでも鷹麻呂相手では決定打がない、な)
 
大きな音と砕けた壁。そこから見える清香と鷹麻呂の激戦に、狼十郎と菊一の視線が奪われた時。どこからともなく飛んで来た縄が、さき程まで宴会をしていた場所に投げ込まれる。
奇妙な縄だった。網状に編まれたその縄は、まるで意思があるかの様にぐるりと宴会場中心にある大型幻獣の心臓を囲む。そのまま縄の先端は空駆ける鳥の如く、真っすぐ庭園に生える樹の上に飛び。そこで待っていたかの様に女性が縄を掴んだ。
 
「はい、お宝いただきー! ……て、おもーい!」
 
縄には弾性もあるのか、女性がクイっと引っ張ると大型幻獣の心臓を勢いよく女性の元へと運ぶ。狼十郎はその能力に覚えがあった。
 
「必中の佐奈……! しまった、狙いはソレだったのか!」
 
必中の佐奈。菊一と同じく、元楓衆である。霊影会の幹部は鷹麻呂を除いて、全員かつて楓衆に所属していた。佐奈は戦闘能力が高い方ではない。だがその能力はとても稀有なものだった。
 
佐奈は自分の霊力を張り付けた物を、ある程度自由に操る事ができる。一度対象に付けた霊力を、動かしたい方向に視線で誘導する事ができるのだ。
ただし途中で瞬きをすればその力は失われるし、重いものはそれ相応の霊力が必要になり、早く動かせない。佐奈はまず宴会場の様子が視認できる場所へと移動した。それから縄の先端に霊力を付け、大型幻獣の心臓を網でさらったのだ。
 
「菊一、鷹麻呂! 退くよ!」
「おう!」
「わかりました」
 
鷹麻呂はこれまで見せなかった火の符術を発動させる。周囲に火の手が広がっていく。
 
「私の相手をしていたら、屋敷が燃え尽きてしまいますよ?」
「く……!」
 
術士が消火のため水の符術を発動させるが、火の勢いが強い。撤退態勢の菊一を狼十郎が追いすがる。
 
「おいおい、ここまでやって逃げんのかよ」
「私たちももう少し遊んでも良いんだけどさー。都のアレ、放っておいていいの? さっきの凄い音、聞こえたでしょ? 対応に向かった武人術士は全員死んだわよ?」
「……」
 
佐奈の言葉に狼十郎はわずかに動きが止まる。佐奈の言う事が本当かは分からないが、確かに先ほど響いた轟音は気になっていた。
もし本当に現場に戦力が残されていなかった場合、領都の被害は相当大きなものになってしまう。三人の元楓衆に大型幻獣の心臓。そして妖。今更分ける戦力はない。優先するのはどちらかと考え。
 
「……くそ。おい嬢ちゃん、動けるか! 街へ行くぞ! 術士は屋敷の消火作業に当たれ!」
「はい!」
 
毛呂山領に住む民を優先する事に決めた。菊一らの姿はもうない。
 
「……こりゃやられたな」
 
何で最近はこうも忙しいんだ。狼十郎はぼやきながらも街へ急いだ。
 
 
■
 
 
毛呂山領で起こった霊影会襲撃事件。民に死者はでなかったものの、武人術士は何人かその命を落とした。表向きには幻獣が都に入り込んで来た騒ぎに乗じて、犯罪組織に所属する破術士が暴れたとされた。
だが数日後、事件の実態をまとめた三月嘉陽は、鏡を用いた通信術で皇都の九曜家に報告を行っていた。あの日、三月嘉陽はというと、ずっと九曜一派の所有する屋敷に閉じこもっていたため現場には居合わせなかったが、都の復興や怪我を負った術士達の看護を行っていた。
 
そして刻永館にて。手当を受けた偕は目を覚ました。
 
「あ!」
「偕! 大丈夫!?」
「ここは……」
 
偕は六角を斬った後に倒れ、実に丸二日間眠りについていた。目を覚ました偕は側にいた誠臣、清香とあの日の情報共有を行う。偕は毛呂山邸にも襲撃があった事に驚いたが、やはり三人にとって最も衝撃を受けたのは理玖の死であった。偕は六角と交わした最後のやり取りも二人に伝える。
 
「誠臣からも聞いていたけど……。そう……」
「一体誰だよ! 理玖の暗殺を依頼した奴ってのは!」
 
清香も誠臣も幼馴染の死を受け止めようと務めるが、まだ心の整理がついていなかった。自分たちですらこうなのだ、弟である偕が胸に抱えた気持ちはいかほどであろうか。
 
「……兄さまは……。もう、この世にいなかったのですね……」
「偕……」
 
幼き頃、四人で交わした誓い。途中から三人になってしまったが、それでも三人は理玖のためにもと思って励んで来た。
だが実際、理玖が皇国を出るまでの数年間はまともに口も聞けていない。果たして今も、理玖のために頑張っているなんて軽々しく言っていいものか。理玖に感じていた気まずさを誤魔化すための方便では無かったか。
これまで知らず目を背けていた部分に、光を当てられた様な気持ちになっていた。だが自分たちは皇国の武人。感傷に浸っていてもやるべきことは減らないし、時も待ってくれない。
 
そこから数日間は都の復興を手伝ったり、また以前の様に仕事を任されたりと忙しい日々が続いた。そんなある日、偕達は就寝前の稽古に道場へ行くと、そこに南方狼十郎が立っていた。
 
「あれ、狼さん?」
「おお、来たか」
 
狼十郎とは偕が目覚めた時に話した以来となる。相変わらずだらしなく気崩した服装を見て清香は顔をしかめるが、以前の様に食ってかかる事はなくなっていた。
 
狼十郎もこの数日は忙しかった。鏡を用いた通信術で皇護三家に事のあらましの報告、失態の責任追及に被害状況の把握、新たな人員補充の打ち合わせ。武叡頭として碌に寝られない日々が続いていた。
 
「改めて、この間はご苦労だったな。特にお前たち三人はよくやってくれた」
「い、いえ……」
「……あなたの采配が優れていたからこその結果よ。あの状況では間違いなく最善の指揮だったわ。もし今回の事であなたに責任を負わせる様な奴がいたら、お父様だろうとしっかり反論するから安心して」
 
清香の狼十郎に対する態度の変化に、偕と誠臣は目を丸くする。
 
「いや、まぁ俺は別に武叡頭でなくなっても構わねぇんだが……。むしろ辞めたいんだが……。それより、だ。霊影会の危険はまだなくなった訳じゃない。いつまたあんな事があっても対応できる様に、お前らにはある程度の情報共有をしておこうと思ってな」
 
狼十郎は偕達に、霊影会の話を聞かせる。彼らは元々皇都で楓衆として働いていた事。当時の並の武人や術士よりも有能で、庶民からの人気も高かった事などを話す。
 
「そんな彼らが何故、皇国籍を抜かれるほどの罪人に……?」
「何でも皇国軍との共同作戦で独断行動をとり、軍を危険にさらしたらしい。さらに平民にも多くの死亡者が出たそうだ。その責を問われ罪人となるも、皇都から脱走。行方はつかめていなかったが数年前、霊影会という破術士の組織を結成していた事が分かった」
「独断行動……平民にも死者……」
「霊影会の中心人物は全部で六名。長の五陵坊、栄六、菊一、佐奈、鷹麻呂に五十鈴。破術士とはいえ、全員実力は確かだ。その事は直にやりあった嬢ちゃんはよく分かっていると思う」
「ええ……」
 
清香も鷹麻呂を相手に善戦はしたが、結局逃がしたばかりか手傷を負わせる事もできなかった。あの時の悔しさは忘れる事ができない。狼十郎は霊影会の中心人物の能力を話していく。
 
「だが俺の情報も奴らが楓衆にいた頃のものだ。随分古い。今はさらに磨きがかかっていると予想される。特に大型幻獣の心臓をまんまとさらっていった佐奈。昔は矢や小刀を投げるのがせいぜいだった。それに鷹麻呂。九曜一派に所属していた頃より、明らかに術が洗練されていた」
 
それから、と狼十郎は続ける。
 
「今日から時間がある時は、俺がお前らを稽古してやろう」
「えぇ!?」
「早くお前らが強くなってくれりゃ、俺も楽できるしな! それに霊影会の奴らの能力も分かったんだ、次奴らが攻めてきたらお前らに任せて俺はここで寝ておきたいしな! ぶわっはっは!」
 
どこまでが本心なのか分からない狼十郎の言葉に偕は苦笑する。だが隣で肩を震わせていた清香は、勢いよく立ち上がると狼十郎に食ってかかる。
 
「またあなたはそうやって……! だいたいなんですか、その恰好は! それがこれから稽古に臨む者の服装ですか!」
 
偕と誠臣は懐かしい清香の反応に苦笑いを浮かべる。
 
(おい偕。お前止めろよ)
(無理ですって!)
 
清香の勢いは止まらない。
 
「あなたは武叡頭として、いいえ! 皇国の武人としての心構えがなっていません! それだけの武と知を有しておきながら、何ともったいない! 私、決めました!」
「どうした、嬢ちゃん。今日は随分勢いあるな……」
「嬢ちゃんではありません、清香! 葉桐清香です! 南方狼十郎! 私、あなたの妻になります!」
「あー、そうかい、妻、妻ね。……あん?」
「え」
「ええぇ!?」
 
清香からの脈絡のない発言に三人は面食らう。
 
「妻となり隣であなたを支え、必ずや皇国の武人に相応しい男にしてみせます! それだけの実力はあるのです、あなたに足りないのは、そのいい加減さを側で嗜める者がいない事! なればこそ! 私が妻として夫たるあなたをしっかり監督しましょう!」
「い、いや、さすがに葉桐家には許婚候補がいるだろ、だいたい年齢差も……」
「家がなんです、年齢差がなんです! 全て私に任せなさい! あなたは私の言う通りにすればいいのです! そもそも武家の血を残す責を負う男児が、三十にもなって未婚とはどういう事ですか! これからはその日の服から日中の予定まで、私が管理しますからね!」
「本っ気でやめてくれ……」
 
結局この日は清香の強い決意表明と、それに抵抗する狼十郎のやり取りが続き、偕達は狼十郎による稽古が受けられなかった。
 
 
■
 
 
一方、皇国内某所。そこでは霊影会の幹部たちが集っていた。
 
「大型幻獣の心臓の引き渡しは無事に完了した。ご苦労だったな、お前たち」
「へっ。楽な仕事だったぜ」
「でもろっちんがやられちゃったのはびっくりしたなー。せっかく人間の姿を取り戻していたのに」
「とても強い霊力を身に宿していたそうですね」
 
幻魔の集いが霊影会に依頼した仕事は二つ。大型幻獣の心臓の奪取と、黒い杭を使用した者の観察と報告。またその報告をできるだけ詳細にして欲しいというものだった。あの日の毛呂山領領都にはもう一人、言運びの五十鈴が潜入しており、遠目に変異した六角を観察していた。
 
五十鈴の能力はあらかじめ定めておいた相手に、どれだけ距離があっても自分の言葉を伝える事。ただし言葉のやり取りは一方通行であり、相手が話しかけても五十鈴には聞こえない。五十鈴はその力で逐一六角の状態を栄六に伝え、栄六はそれを書き記していた。
 
「五十鈴の報告はよくできたものだった。幻魔の集いも喜ぶだろう。成功報酬に新たな黒い杭も譲り受ける話になっている」
「あの杭、一体どうやって作っているのか……」
「どこの誰がどの様な発想を得て、いかにして作り上げているのかは気になりますが。今回の大型幻獣の心臓が関係するのは間違いないでしょう」
「俺もそう思う。それにこれまで杭を使用した奴の記録も集めて、今も完成目指して研究を続けているんだろうよ」
「幻魔の集い……実態が掴めませんね……」
 
破術士の世界で幻魔の集いは、最も影響力がある組織と言われている。だがその本拠地や長、規模などの実態は不明であった。逆に言えばこれだけ実態があやふやなのにも関わらず、この世界で大きな影響力を持っているのだ。それに一役買っているのはあの黒い杭であった。
 
「俺らの様にはみ出し者の集まりというよりは、表じゃできない研究をやる事に特化した組織なんだろう。ほとんどの組織と関わりを持っているだけでも異常だが、それでいてまるで実態がつかめない。変に手を突っ込んでも藪蛇だ、こっちから積極的に関わる様な組織じゃない」
 
幻魔の集いとのやり取りには、必ず間に人が入る。だがその者の正体も不明。幻魔の集いの構成員と直接やり取りをした事がある者は、誰もいなかった。
 
「とにかく俺達の方針は変わらん。このまま組織を大きくし、来るべき時に備える。それだけだ」
 
波動法師五陵坊。彼は皇都のある方向を睨む。
 
「我らの怨念。思い知れ、七星皇国」
 
 
■
 
 
皇都では月御門万葉が兄の指月と面会をしていた。後ろには由梨が控えている。近年、その霊力の強さから万葉の神々しさは拍車をかけ、今や彼女と面と向かって話せる人物は限られていた。
 
「そうか。また見たのか」
「……はい。結末はいつもの通り、です」
 
指月は毛呂山領での事のあらましを聞いた時、もしやと思った。毛呂山領に出現した尋常ならざる霊力を持つ妖。多数の死者を出し、辛くもこれを討滅。その立ち振る舞い、力、いずれも妖と呼ぶに相応しい。
これが万葉の命断つ妖の正体ではないか。指月以外にも事情を知る者は、誰もがそう思った。だが万葉の夢には今も変わらず妖が出る。
 
「万葉の夢に出る妖と、毛呂山領に出た妖に繋がりがあるのかは分からない。だが確実に妖について知っている人物については明らかになったね」
 
かつて皇都で楓衆として皇国に忠を尽くしていた破術士にして、今や霊影会なる組織を結成した者。五陵坊とその一派。狼十郎らの報告から、五陵坊らが妖について何か知っているのは明らかであった。
 
(できれば詳しく話を聞きだしたい。だが毛呂山勝重らに事情を話す訳にもいかぬ。万葉の事はできるだけ内密に、かつ五陵坊らを取り押さえられる人物。いなくはないが、肝心の霊影会の本拠地は不明。そして幻獣の領域近い彼の場所では捜索部隊など編制もできぬ、か。ままならないね)
 
毛呂山領はとにかく忙しい。幻獣への警戒を緩めず、破術士のアジトを突き止めるための部隊編成は困難だ。人員を集める時間、移動に必要な時間、その間の糧食や足、途中通過する地方領主との折衝。そして苦労して現地に着いても、部隊を展開したところで捜索範囲は広大な上に凶悪な幻獣も出る。最悪、大型幻獣と出会ってしまえば部隊の全滅もあり得る。皇命を出してもおよそ現実的ではないという事を指月は理解していた。
 
(父上に相談しても無駄骨だろうね……)
 
ふぅ、と指月は重い息を吐く。万葉はそんな指月を見て視線を少し下に落とした。
 
「……お兄様。お兄様が私を想い、方々に動かれているのは知っています。皆も私のために動いてくれている事を万葉は知っております。……私はそれだけでとても嬉しい。これ以上を望むのは贅沢というものです」
「万葉……。何を言うんだい」
 
万葉は静かに首を振る。
 
「……いいのです。これまで多くの夢を見てきましたが、幻獣到来と妖の夢はもう何年も変わりません。おそらく他の事件災害と異なり、この国と私に課せられた、変えられない宿業なのでしょう。どうか、これ以上皆様の手を煩わせない様に願います」
「万葉……」
 
指月は今更ながらに万葉の苦しみを理解した。考えて見れば10才という幼少の頃より、もう何度も国の危機と自分の死を見続けているのだ。つらくない訳がない。怖くないはずがない。そしてどれだけ手を打っても、未来は変わらない。変わらない未来のために臣民が傷つくのも苦しいのだろう。
 
既に万葉は自分の未来を諦めているのだと分かってしまった。そして幼子に……自分の妹にそこまで悲壮な決意をさせてしまった事を指月は恥じる。だが今さらながら万葉の苦しみが分かった指月には、気の利いた言葉をかけてやることができず、由梨は静かに涙を流していた。
ご覧いただきまして誠にありがとうございます!
毛呂山領編完結になります。明日からは理玖視点になりますので、引き続きよろしくお願いいたします!




