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ログアウト  作者: 狐野柄
第二章:絶望の四日間
13/22

プロローグ 『始まりの通知』

洸たち、みんなこれからのことを考え始めていた。

この学校はもう、使えるような場所じゃなくなった。

むしろ危険な場所になりゆる可能性があった。


今回の件で、大きな被害と死者多数出してしまった。

警察に連絡しようにも、その犯人はサイレンと共にどこかへ消えてしまった。


ゲームは終わった。

突然とはじまったゲームは終わった。

たくさんの犠牲を出して。


教室では、始まりとともに山崎先生の死亡。

それにより、それぞれで行動を始めた生徒たち。

その中に、海原洸(うみはらこう)もいた。

それ以外にも、森下快兎(もりしたかいと)、佐々木白(ささきしろ)姫野茜(ひめのあかね)

猫峰蒼(ねこみねあお)島田焦吉(しまだしょうきち)本条美南(ほんじょうみなみ)

河島歩(かわしまあゆみ)らがいた。

それぞれで、山崎先生の死を目の当たりにした人たちはルールに乗っ取り、

生きるための道を探し始めた。


そこで洸たちは、学校をさぼっていたもう一人の友人、篠原龍斗(しのはらりゅうと)と出会った。

洸たちは、龍斗たちとは別々に行動することにした。

その矢先に、動き出した鬼によって2人の犠牲を出してしまった。


杉山浩太(すぎやまこうた)秋原千代(あきはらちよ)

洸たちは、この2人の死を目撃してしまった。

時を同じくして、グラウンドにいた蒼や焦吉の目にもその状況は飛び込んできてしまった。


供養。それと同じく鬼の正体に近づくために蒼と焦吉は動いた。

危険を承知で動いた。

予想外にも、外に出てきた鬼に見つからず校舎内に忍び込むために。

人間離れしたそれは、素早く超人的。

目に入った人間を本能的に追いかけ殺す、殺人兵器そのものだった。

そして、グラウンドで2人、知らないうちにも3人。

すでに多くの犠牲を出してしまっていた。


すぐさまここから立ち去る為にも、どう逃げるか考えていた。

そこに、2人の女性が焦吉のもとへ。

そして2人の男が蒼のもとに来ていた。


現れたのは、龍斗率いる3人のクラスメイトだった。

安藤未希(あんどうみき)神崎麻衣(かんざきまい)犬養實(いぬかいみのる)

全員が鬼を出し抜くために力を貸していた。


そして、龍斗の口からとある作戦が告げられた。

残り時間全員が逃げ切る為の作戦。

『90%の作戦』というものが。

だが、並外れた鬼の身体能力に成すべく、順調と思われた完璧な作戦が、

一気に崩れる事態に遭い2人の重傷者を出してしまった。

その2人を治療させるためにも、洸及び龍斗の囮作戦が行われた。

危険伴う作戦だったが、化学準備室にて時が来た。


終了のサイレンが鳴り響き、

『カクレンボ』の終わりが告げられた。


そして、保健室で全員と合流を果たした洸たちだったが…。

そこには、足にけがを負った焦吉の姿と、

べってに横たわる未希の姿があった。



麻衣「未希…。」


ベットに横たわる少女は、握られている手を、力を込めて握り返した。


麻衣「未希!!」



安藤未希。

鬼による攻撃にて腹部の損傷。

応急措置により延命されていたが、大量出血により死亡した。

そこには、今回の作戦の参加者全員が立っていた。

無傷とはいかなかった。

計算ミスによって、鬼を(あなど)っていたために、失ったものは大きかった。

未希の死亡だけじゃない、焦吉の足の傷。

そして、そのためのそれぞれの心の傷。


とくに、焦吉の足は今後に響いてくる可能性も大きかった。

上手く走れない、歩くこともままならない足。

焦吉は心の迫から思っていた。


焦吉「(もし、まだ続いてたなら足手まといになっていた…。クソっ。神に救われちまった…。)」


悔しそうに、その気持ちはとどめていた。

少なくても今は。

彼女の、麻衣の心の安らぎの為にも。

龍斗の責任感の為にも。


それぞれ、思うことがあった。


―――――ブーブーブー。


なにかの通知。

それは。


洸「…っ。」


洸が携帯を取り出し確認した。


洸「…っ!!」


快兎「どうした。洸。」


その洸の姿に快兎は気なり聞いた。

その何か尋常じゃないものを見たときの顔を見て。


洸「生き残った果敢で強運な者たちよ。」


洸はそのメッセージを読み上げ始めた。


白「ちょっと。どうしたの。」


茜「洸くん?」


洸「よくぞ生き残った。」


その文を止めることなく読み続けた。


蒼「…?」


焦吉「なんだ?」


洸「君たちは『最初のゲーム』を突破した勇者だ。」


謎のメッセージ。

それは…。


實「なんだって…?」


麻衣「…。」


洸「あくまでも、これは始まりに過ぎない。」


その先を暗示するかのメッセージ。


美南「は…?」


歩「え…。」


洸「まだまだ、楽しい時間はこれからだ。」


まだ、終わらない。

そう言うかのようなメッセージは…。


龍斗「おい…。まさか…。」


洸「君たちは動かなければならない。生きるために足を運べ。」


そして、告げられた。


洸「『セカンドゲーム』の説明を行う、体育館へ向かえ。」


快兎「なに…!?」


蒼「は?!」


焦吉「な…!!」


茜「うそ…でしょ。」


實「まじかよ。」


麻衣「も…いや。」


美南「ふざけないでよ!!」


龍斗「まだこんな…。」


白「まだ、終わらないの…。」


歩「いや…。いやあああああああああああああ!!!!!!」


『セカンドゲーム』。

ただでさえ、最初のゲームで犠牲者が多く出たのにも関わらず、

そんな残酷な通知が来てしまっていた。

また絶望へと引き戻される感覚。

この上なく最悪な気分と洸たちは思っていた。




第二章 プロローグ『始まりの通知』(完)

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