家を彷徨こう
いつもより少し多めです
……い……だできてないのか……………ったく……………から……代は……………
パチ 嫌な夢を見た。あのクソ上司め、夢の中まで俺を追い詰めるきか、全く、ほんっとうにストレス溜まるな。
さて、俺は数ヶ月前に風魔法もどきを習得して毎日ひまな時は練習してる。幼いからか魔法の持続時間も上がってきた。習得して数日はそよ風を起こす程度だったのに、今じゃ窓際の鉢植えを落とせるぐらいになった。そのせいで、二人とも母親に怒られた。そうそう、兄弟が小さな雲程度なら作れるようになったんだが毎日その雲を散らすのが俺の日課になってきた。アイツ日に日に質が上がってきて散らすのが大変なんだよなぁ。前なんか数滴水が垂れてたぞ。しかも成長速度が全然違うんだよな。ちょっとチート持ってかれたっていうのも嘘じゃないかもしれないな。
で、本題はだ、この部屋を出て家の中を彷徨こうと思う。今のところ文字を見る事はできていない。やっぱり本は高価なのか一度も見ていない。もしかしたら家の中にはあるかもしれない、ということとか。そんな訳で今日はハイハイに挑戦する。
ええと、寝返りを応用して……………ゴロンゴロン ゴン いっつ、柵にぶつかったか。柵を掴んで、風で補助もして、よいしょ。あ、やばい。ここ思った以上に高い!これで人生終わりか!?
ボフ
あれ?マット?落ちる事もあっちは予想済みか。 さて、着地にも成功したし、行きますか。
お、ドアは開いてる。ありがとう神様(なんの神様なんだ?)。
テクテク
お、あれはまさか!
俺が長年(数ヶ月)探していた……………“文字”
ふ、ついに見つけたぞ。さて読むか。
なになに、
ユダとアルスの部屋
ここは俺たちの部屋か。どうやら言語理解チートは文字も分かるらしいな。……………それだけ!?
使えねー!!
別にこんなもんどうせいつか分かるじゃん!鳥の声とかも何言ってるかわからないし、人型にしか使えないのか!?だとしたら本当に使えないぞ。本当にしょぼいわ!
あ……俺、どうやって戻ろう。とりあえず彷徨こう。とにかく親に見つけてもらえばこっちのもんだ。さあ行くか。おらああああああああああ。
「うぁぁぁぁ〜」
テクテクテクテク
掛け声出しても速度あんまし変わんないなぁ。ていうかここ何処?目の前に半開きの扉が一つあるけど。
行くか。風魔法発動
バタン!!
うおっ!びっくりしたー。意外と出力大きかったな。こんなに成長してたんだー俺、今でも雲作れる兄弟は将来どうなるんだろ?絶対化け物になるね。俺が太鼓判押してあげるよ。……………一人でやってると悲しくなってくるな。
「何、今の音!?すごい大きな音がしたけれど。あれってアルスかしら?日に日に魔力が多くなって行くから。それにしてもすごいわね、子供がこんな事して魔力切れ起こさないなんて。まだ動き回ってる。」
そう言って、よいしょと言ってアルスを持ち上げる。
ふう助かった。あの場で見つかって良かった。とりあえずベッドに戻された訳だが……………なんで雲できてんの(怒)ドアの件でちょっとやばいの。多分散らすと魔力が切れるの。分かるか兄弟。だからさ、その白いの何どんどんでかくなってんじゃん。ね、やめよう。一人で外の世界堪能したの謝るから。って分かる訳ないか。もうどうにでもなれ(ヤケクソ) おらああああ
ビュウウウウウウウウウウ
嵐は去った…………………………
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
昨日は本当に大変だったよ。
ガチャ
ん?
「よっこらしょ」
おいマミー&パピー、俺たち兄弟を何処に連れて行く気だ。
ガチャ
あれ、ここって昨日行ったリビングじゃないか。
「ほら、お父さんの前でもう一回ハイハイしてみて。」
「本当にできるのかぁ?いくら魔族でも少し早いぞ。」
「早く早く。アルスはもちろん、ユダもできるわよね。できるでしょ!」
うおっ、怖。俺はともかく兄弟ができる訳
「うぅぅぅ」
ってうおお、立っとる。なんか魔力の反応してないか?こいつ絶対身体強化使ってるだろ。ないわー。もうバケモンだわ。同じ魔族じゃねーな、絶対。
「うおお、まじか。アルスは本当にハイハイしてるしユダなんて立ってんじゃねか!」
「嘘!?すごい早いじゃない!この歳で立つ方法って身体強化しかないじゃない!」
「アルスは昨日風魔法使ったらしいし、二人ともバケモンだな。がはははははは。」
いやいや。アイツのすごいところはその魔力量さ。今朝雲作ったのに今長時間立つって事は相当魔力使うぞ。
毎回のデカさを見ると、俺みたいにコントロールしてる訳でもないし、無意識で身体強化使ってる事もすごいが魔力量のデカさは、雑魚並み(予想)くらいあるんじゃないだろうか。本当にバケモンだな。
どうか成長したら脳筋でありますように。
ここまで見ていただきありがとうございます。