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お人形さん  作者: 月影 ゆかり
4/9

4つめ

久しぶりに書きました(´-ω-`)

「お人形さん、お人形さん どうか

渡部 有紀 を殺してください。」


1.


恵美「ねぇ、お人形さんって 知ってる?」


私「なにそれ?」


中休み 教室でのんびりしていた。


窓からの陽が、眩しく 暖かい。


恵美「怪談の一種だよ。嫌いな人を殺してくれるんだって」


私「ふぅん」


私はそれを聞いて、前の席のあいつを見た。


今日も 席で寝ているデブ。


いなくなったら、どれほど幸せだろうか。


亜美「やめた方がいいよ」


恵美「は? 何言ってんの?あんたに関係ないじゃん」


二階堂 亜美


根暗で不思議ちゃんだ。

いじめられっ子では、ないが 恵美は名前が似てるからという理由で嫌っている。


亜美「本当にやめて」


私「大丈夫、大丈夫 やんないから」


まぁ 嘘だが。



2.


家に帰ってから、パソコンを開く。


まだ、やり方を教えてもらっていなかったのだ。


私「あった」


意外と簡単に見つけられた。


お人形さんのやり方


1 深夜の0時にやること。

2 照明を消すこと。

3 自分の部屋で1人、やること。


手順

照明を消した、自分の部屋で深夜の0時に

正座しながら扉に背を向ける。


そして、目を瞑りながら

「お人形さん、お人形さん どうか(嫌いな人の名前)を殺してください」

と、1回唱える。


お人形さんは、嫌いな人を殺してくれる代わりに、あなたの身体の一部を奪います。



私「ふぅん」


身体の一部ね。


だから 二階堂は やめて と言ったのだろうか。



まぁ、やってみるか。


二階堂の言うことなんて 聞くことは ない。



3.


深夜 0時


暗い部屋の中で、1人。


少し緊張しながらも 言った。


「お人形さん、お人形さん どうか

渡部 有紀 を殺してください。」


しん、と静かな音が部屋を包み込む。


私「はぁ、 やっぱり 嘘じゃん」


電気を点けようと、立ち上がる。


と、何かに躓き 転んでしまった。


私「いったー」


私は、電気を点けて 確認した。


何もない。


確かに、何かに躓いたのに。


私「疲れてんのかな」



「あべ あべ あべあき あべあきあき あべあきあべあきあべあきあきあべあきあきあべ」


後ろから、あいつの名前を連呼している 声が聞こえる。


少し、しゃがれた 低い声。


「耳 ちょーだいね?」


さっきまで異様な空気が部屋を包み込んでいたのに、

嘘だったかのように なくなっていた。


私は、力なく 項垂れてしまった。


後ろには 誰もいない。


私「夢だったんだよ。夢、夢」



あれから、布団に入ったが 中々 眠れなかった。



4.


私「ん、 あれ お母さーん! なんで起こしてくれなかったの?」


今日は 友達と遊びに行く 約束をしていた。


私「お母さん?」


お母さんの声が聞こえない。


いないのかな?


いや、音自体が聞こえない。


そういえば 目覚ましをかけた はずだ。


私は恐る恐る 耳に触れた。


耳は、 なかった。

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