2つめ
ちょっと、グロい?かな
「お人形さん、お人形さん
どうか 鵜原 奈美子を殺してください」
1.
いつも通りの日々 って言葉を良く聞く。
私にとってのいつも通りの日々は
机に落書きされたり、教科書やノートを捨てられたりすること。
いや、もっとあるけどさ。 だいたいそんな感じ。
別に 死にたい なんて思ったことはない。
あいつのために、死にたくなんてない。
でも、あいつを殺したいというのは 何度も思った。
2.
学校という拷問が終わってから、家に引きこもる。
だいたいは、部屋でパソコンをしている。
歌を聴いたり、面白そうなサイトを漁ったり…。
私「おっ! 面白そう笑 なにこれ?」
それは、オカルトサイトだった。
いや、オカルトとか興味ないけど笑
カチッ
サイトをクリックする。
上の所に お人形さん と赤い文字で書かれている。
背景は黒色で雰囲気はある。
私「ふぅん」
やり方が細やかに書かれている。
お人形さんのやり方
1 深夜の0時にやること。
2 照明を消すこと。
3 自分の部屋で1人、やること。
手順
照明を消した、自分の部屋で深夜の0時に
正座しながら扉に背を向ける。
そして、目を瞑りながら
「お人形さん、お人形さん どうか(嫌いな人の名前)を殺してください」
と、1回唱える。
お人形さんは、嫌いな人を殺してくれる代わりに、あなたの身体の一部を奪います。
私「殺してくれるんだ」
あいつを殺してくれるのなら、自分の身体など どうでもいい。
あいつなんて、鵜原 奈美子 なんて死ねばいい。
3.
ちょうど、私は1人っ子で 部屋がある。
しかも やり方も簡単だ。
これは、やるしかない。
失敗しても別にいい。
いや やっぱり成功してほしいけど。
深夜11時58分
私「ふぅ」
もう、照明は消してあるし正座もしている。
11時59分
準備は万端だ。 さぁ、こい!!
0時
目を瞑り言った。
「お人形さん、お人形さん
どうか 鵜原 奈美子を殺してください」
しんと、静まり返っている。
そっと目を開く。 胸はドキドキと煩い。
私「ちぇっ。 なーんだ」
誰もいない。 親はもう、寝ているし。
タンタンタン
誰かが歩いている音がする。
勿論、家の中で だ。
なんだろ?
お父さん?お母さん?
でも 扉の音は聞こえなかった。
タンタン
なんか、こっちにくる?
もしかしてお人形さん!?
タン
本当に来てくれたの?
私は急いで、扉を開く。
そこには、手と足がある人形がいた。
手には包丁を持っていて ニタァと笑っている。
私「あ、あの鵜原ーー」
ザクッ
私「へ?」
私のお腹はじわじわと赤く染まっていく。
それと、共にじんじんと痛む。
私「な、なんーー」
ザクッ、グチャッ
だんだんと意識が遠のいていく。
「ごめんね? 鵜原奈美子が君を殺してほしいって」
お人形さんは、確かにそう言った。




