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お人形さん  作者: 月影 ゆかり
1/9

1つめ

「お人形さん、お人形さん

どうか 熊谷美香 を殺してください」



1.


天気の良い、昼下がり。


太陽の光が眩しく、教室を照らしている。


昼ご飯を食べ終わり 友達と話をしていた。


花梨「ねぇねぇ、お人形さんって知ってる?」

怪談好きの花梨は楽しそうに話している。


前はコックリさんとか花子さんとか

有名な怪談で、何回かしたが失敗に終わっている。


私「また、失敗で終わるよ」


私は冷めた目で花梨を見る。


花梨「私はやらないよー! お人形さんっていうのはーー」


そう言い、花梨は自分の机から1枚の紙を取り出した。


ネットで調べたことをコピーして、持ってきたんだろう。


花梨「私が言うより、これ見た方が早いよ。

はい!」


そう言って、花梨は紙を私に渡した。


私はじっと紙を見る。



お人形さんのやり方


注意事項

1 深夜の0時にやること。

2 照明を消すこと。

3 自分の部屋で1人、やること。


手順

照明を消した、自分の部屋で深夜の0時に

正座しながら扉に背を向ける。


そして、目を瞑りながら

「お人形さん、お人形さん どうか(嫌いな人の名前)を殺してください」

と、1回唱える。


お人形さんは、嫌いな人を殺してくれる代わりに、あなたの身体の一部を奪います。



私「うん、 なにこれ?」

ざっと読み終えたが、嘘っぽいしくだらない。


花梨「えぇー!なにその反応!」


花梨はつまらないと言うようにむすっとなっている。


私「それで、私にやれとか言わないよね?」


花梨「お願い!」


花梨は顔の前に手を合わせている。


私「なんでよ!?」

絶対にやりたくない!


花梨「そりゃ、できたらやるけどさ。

私 お兄ちゃんと同じ部屋だし」


なるほど、確かにできない。


私「報酬は?」


花梨「駅前のケーキ、奢ります!」


私「よろしい。 やったらLINEするね」


花梨「ありがとー!」


2.


深夜の11時50分。


もう、家族は寝ている。


とりあえず 暇だったのでゲームをしていたが、案外 あっという間だ。


ふぅ、もうそろそろ準備するか!


と言っても、あまりないが。


一応 時計は見える所に置いておく。


照明を消した。


案外暗いが、そこまで真っ暗ではない。


11時56分。


ちょうど、明日は休みだ。


そして、1時に駅前で待ち合わせをしている。

花梨にケーキを奢ってもらうのだ。


11時58分。


正座をして、じっと待つ。


あともう少し、


なんか 緊張してきた。


どうせ、失敗で終わるだろうけど。


嫌いな人か。 あいつしかいないな。


0時。


目を瞑っ言った。


「お人形さん、お人形さん

どうか 熊谷美香 を殺してください」


目を開ける。


ほら、やっぱり なんもない。


私「ふぅ」


少しホッとする。


もう、寝ようか。


立ち上がった時、


後ろからゾゾっという寒気が襲ってくる。


何か、いる。


おそるおそる、後ろを振り向く。


私「ひっ!」


私は力もなく座り込む。


そこには、手も足も無い人形がいた。


ただ、ニタァと笑って私を見ている。


人形の側には 包丁が落ちていた。


殺される!殺される!

どうしよう。 いやだ、死にたくない!


「熊谷、美香 熊谷美香 熊谷美香熊谷美香 後で、足 ちょーだいね?」


私はぎゅっと目と耳を塞ぐ。



そのまま、意識が薄れていった。



3.


花梨「どうしよう。」


今朝、「私」から電話があった。


電話の内容は


朝起きたら、足だけが無くなっていたという。


花梨「私のせいだ。」


さっき、他の友達から「美香」が死んだというのを聞いた。


花梨「うっ、うぅ」


私はズルズルと壁にもたれかかり、泣いた。



お人形さんは望んでいる。


お人形さんはなりたがっている。



個人としては、ひとりかくれんぼが1番怖いと思います

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