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300文字小説

「あれ」の共通

作者: 林 秀明

夏の季節、日陰のベランダ窓にほっぺたをひっつけると

ひんやりしていてとても気持ちいい。

ゆっくり馴染むその冷たさに

少し早い秋を感じるのは私だけだろうか。


裏窓にはカエルが小さくへばり付いている。

器用に全身を窓につけ、

誰かを待っているように、

あるいは誰かがカエルの歌を歌うのを待っているように

ひっそりとそこにいる。


ふと向かい側のベランダ窓を見ると

ネコが窓にひっついていた。

一瞬そこに這いつくばっていたと思えば、

ズルズルとゆっくりと下へ落ちていく。

そしてまた這いつくばる。


その光景を見て私はくすっと笑うとともに

生き物には共通の癒しがあるんだなと

感心した。


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