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ん?




イライラ目の前の茶番に怒りを募らせていたら、俺等のクラスの担任がなんか言いながら近付いてきやがった。

安倍曰く、こいつも王道でホスト教師らしい。

何でも王道を気に入って、唯一王道に名前呼びを許すとか……。


て、はぁ?こいつはこんななりしてても、か・り・にも教師だろ?

それって贔屓の一貫だろ。おい。


てことは最近、黒モジャが近くにいたら睨んで来てたのもそういうことかよ……。

うわっ……、最悪。

おホモだちに俺を巻き込むなっつうの。


そんな事を考えて、さらにイライラが増してきて落ち着こうと違う事を考えてたらいつの間にか黒モジャに腕を掴まれていた。


……って、いってぇよ!!

何で人の腕掴むのにそんなにバカ力入れる必要があるんだっ!!

青痣できたら10倍返しなんて優しい事はいわん、100倍返しにしてやるよ。


「聞いてるのかよっ!! 冬刀っ!!」

「あ゛ぁ゛?! 聞いてるわけがないって言ってるだろが!!」

「何だよそれ!! そんな酷い事言うのはダメなんだぞ!! 謝れよっ!!」

「だから何で俺が謝んだよっ!!」

「冬刀が悪いことしたからだろ?!」

「あ゛~あ゛~あ゛~、そんなに言うならてめぇが謝ったら俺も謝ってやるよ。」


黒モジャが掴んでる腕を勢い良く離しながらそう言うと、またなんかギャーギャー周りと一緒に騒ぎ出した。

まぁ俺がそれを律儀に聞いてやる義理なんかないので近くにいた黒モジャ信者に黒モジャを投げてみた。


ぷっ。

黒モジャを慌てて美形が競うように抱きしめてるってどんだけシュールな絵だよ。


もぅ、何ていうか、お笑いホームシアターみたいなのに録画して投稿してやれば優勝できんじゃねぇ?

めんどくさいけど、なんなら俺が撮って送ってやるよ。

それで世間の笑いもんになればいいと思う。


おぉ、それいいね。

そんで外に出て来れなくなって、立派なニート。金持ちならニートになっても何の問題もないだろ(笑)


「ふゆちゃん、ふゆちゃん。黒いオーラがダダ漏れだから。何となく考えてること分かるから、自重して。自重」


チッ……。

いいとこで邪魔しやがって、安倍め。お前も本気で後で覚えてろよ?




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