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「で? 王道……もとい転入生君の近くにいないと思ってたら、何でここにいるんですか? 会長。」


なぜか未だにジリジリと近づいて抱きついてこようとするバ会長。

安倍の話はまったく聞いてない様子の馬会長。


なんなんだ本当にっっ!!

そして安倍、この馬鹿を縄で縛るでもなんでもいいから早くどうにかしろ(怒)


よく分からない馬鹿の行動にイライラしながらも何とか距離を取っていると、じりじりよってきていた馬鹿が何を思ったか俺の前に跪いてきた。

その姿はどこぞの劇にでてくる王子様(笑)のように俺の手を握って………。






………っって、はぁ~~?!!!

なんだこれ?!

なんだこれなんだこれなんだこれ?!!


本気でこいつは何なんだ?!


引いても押しても振っても何故か馬鹿の腕から救い出すことが出来ない可哀そうな俺の腕。

どうにか早く抜け出そうと悪戦苦闘していると、横からは不穏な気配が……、って、おい安倍! お前絶対笑ってんだろっっ?!


イライラしながらも一生懸命馬鹿を離そうとしてるってのにまったく離れないどころか何故か手の甲に口を近づけ……って何すんだぁ~~~!!!!


「ぉまっっ! なっ……!! ふざ……っ!」

「はいはい冬ちゃん。驚きすぎて言葉がちゃんとでてないからちょっと落ち着こうか」


ぅわぁあっ!一気に全身に鳥肌がたった!!

俺が驚いたときに馬鹿も驚いたのか、掴んでいた手の力が抜けたから勢いよく引き抜くと、鳥肌のたった可哀そうな俺の腕を思いっきり摩った……。

きもいきもいきもいっ!!

なんで男なんかに口づけられないといけないんだ(怒)


「あぁ、御主人様。やっと貴方様とこうしてお話しすることが出来ました。どうか私に貴方様の御側近くに控える許可を下さいませ御主人様」


あ゛ぁ゛ぁ!! そんでこの馬鹿はやっと喋ったと思ったら何言い出しやがるんだっ?! あ゛ぁ゛っっ?!

それに安倍っっ!! お前口元に手を当てて隠してるつもりだろうが、肩がめちゃくちゃ震えてて、爆笑してんのもろばれなんだよ(怒)

お前、本気でこの後覚えてろよ?!





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