居酒屋での先輩の話
大きな案件が終わった後の2軒目の小話
私は普段ケチって飲まないお酒をその日はガバガバ飲んでいた。
何故なら修羅場った大きな案件が大成功で終わって、しかも部署の先輩ともかなり親睦が深まったので、酒が美味くてとまらなかったのです。
しかも3千円で飲み放題だし。
私がメニューの上から順番にお酒を頼んでいると、エリート先輩の仲良しの木村先輩がビールを飲みながら「あいつも結局入社したての頃から三枝の事気になってたっぽいし、片思い歴まぁまぁ長いよなぁ」と先輩と同期の鈴木先輩に話しかけていた。
「だねぇ。結局研修の課題発表の時も三枝さんに褒めてもらいたくて張り切りまくってたもんね」
「結局今回の案件だって同じ事だよな」
「入社したての頃から全然進歩してないってことじゃん」
「まじかwうけるw」
「そうなんですねー霧島先輩は三枝先輩の事好きなんだー」
と、ポンポン弾む話に口を挟む。
酔っているふりをしながら、許される程度の無礼講を繰り出しながら先輩方の話を聞きながらお酒を飲み進めていく私。
木村先輩がビールを空けながらしみじみ「結局俺たちは気づかなかったからなー」「だねぇ」と言ったので「何がですか?好きなのがですか?」と尋ねると、「いやいや」と言いながら、木村先輩は空いたコップにビールを注ぎながら「結局俺たち凡人には気づかない目線っていうのかな?頭のいいヤツとは視点が違うんだなーっと」
「だねぇ」
「霧島はさ、脳筋な雰囲気あるけど、直感とかセンスっていうのかな?そ~言うのがすげーんだよな実際」
「第六感的なね〜野生の勘てきなw」
「で三枝はその逆でパズル組み立てるみたいに全部嵌めてくんだよな、理由付きで」
「ここに嵌るのはコレ!どうしてかと言うとーみたいなね」
「なるほどなるほど?」
「なのに、三枝は面倒くさがりぶって理由は教えてくれないんだよなー」
「目立ちたがらなすぎーなんだよねぇ」
「ほぉほぉ、なんか聞いてるとめっちゃ性格正反対にも聞こえるけど、めっちゃ相性良さそうにも聞こえて面白いです」
「なーあの2人面白いよなぁ、主に霧島」
「だねぇ」
「新人研修以降、接点無くてヤキモキしてたけど、今回の一件があって良かったわ」
「だねぇー!」
「あー早く結婚しちゃえばいいのになあの2人」
「だねぇ」
と、2人の先輩はぐでんぐでんに飲み過ぎて寝ちゃったんですけど、これ私はどーすればいいですかね?
とりあえず酒飲も。




