共闘!空港解放戦線3
旧なんばダンジョン 安芸
部下同士でのすり合わせが終わって作戦実行の日となった。俺は会議を乱した責任を取らされて、なんばダンジョンの攻略をやらされることになっていまった。一緒に浮田と松江、周防が攻略組として参加させられている。がその代わりとして俺らは空港や兵庫、大阪間で開通された道路については管理費を出さなくていいということになっている。今回の出兵だけで今後空港からの観光客も見込める・・・それはいいのだが見事に俺たちだけ戦闘隊ってのはどうにも気に食わない。
「あいつらおれらやったら損害出てもいいと思ってんな、じゃけぇ関西はあんま好きじゃねぇんだよ」
「あんたが荒らさんかったら私たちそもそも参加しなくてよかったが?」
「まぁそーともかぎらないしねぇー仲良くいこーよ」
「・・・ですね」
口うるさい松江とのんびりしてる周防、無口な浮田それに兵隊としてモンスターを何体か連れてきたが旧なんばダンジョンは俺等から人口が関西に流出したときに建てられたものであるため、大阪としても最盛期に作られたわけだ。正直この人数で攻略出来るか・・・
「「「「うぉぉぉぉぉぉ」」」」
「止めろ!蜆の魔物!」
曲がり角を曲がると同時にヒョウ柄の服を着てハリセンを装備した鬼の群れが押し寄せてきたが、松江の連れてきたしじみのモンスターが上手いこと通路を塞いでくれたため助かった。しかし毎度戦っていてはじり貧である。やはり規模感は相当に大きいようだった。
「出来るだけ戦わずに最下層を目指すぞ!」
出来るだけ接敵を避け、二階層、三階層、四階層と進んできた。道中何度も襲撃にあったがそのたび松江が通路を封鎖し事なきを得ていた。逢坂からもらった図面ではなんばダンジョンは六階建て、六階に管理室だけがある構造らしい・・・もう折り返し、そろそろモンスターの強さも一段階上がってくるだろうし警戒を!?
「大丈夫?安芸君」
鋭い痛みが足を襲いよく見ると足に無数の針が刺さっていた。角度的に上からの攻撃だった、焦って天井を見ると・・・そこには無数のふぐが空を泳いでいた
「なんじゃおどれぇ!?」
「大阪はてっちりも名物・・・PRのために配置したのでしょう」
「やっぱり関西嫌いじゃぼけぇ」
「ん~ふぐでは負けれないかな!さがっててよ」
そう言って周防が一歩前に出る
「誘惑の毒魚
周防の連れてきたモンスターもふぐを模した魚のモンスターであった。空中を互いのふぐが舞い互いに体当たりして撃墜されていく。あたりは毒針が無数に飛び回るがお互いにフグ果たして効いているのか良くわからない。松江が出したモンスターに隠れながらじっと耐え忍ぶ。
「・・・・シュールな光景ですね」
「言ってねぇで解毒してくれん?ブチ痛い」
1時間ほどフグの航空戦を見たであろうかなんとか周防の勝利で道を進んだが、その後も空中を浮遊するフグの群れに襲われ、肉まんの化け物に襲われ、串を装備した二足歩行の牛・・・串カツのつもりなんだろうか、に襲われながらなんとか五階層最後の部屋、通称ボス部屋まで到達できたのであった。




