共闘!空港解放戦線1
姫路城ダンジョン 兵庫県県庁
【兵庫県知事】播磨清盛は自室で頭を悩ませていた。というのも観光客が大阪に少しづつ流れているせいで魔力の枯渇が進んでいるからである。そのうえ
「どうにかそっちで大阪の動き止めてもらわんと俺らもくいっぱぐれるけぇの」
【広島県知事】安芸元
【岡山県知事】浮田備
【島根県知事】松江紅
【鳥取県知事】因幡美紀
【山口県知事】周防総
中国地方の五人の知事が自分の憩いの場であった自室で騒いでいるからである。もともと兵庫とこの五県は兵庫県がわから東京の観光客を、山口県側から大陸の観光客をそれぞれにいきわたらせるよう協力してきたが現在大阪が東京側をせき止めているため当然この五人もピンチ、苦情を入り口である兵庫に言いに来たのである。
「わかってますて、こないだ大阪からなんや話があるって連絡来てたんでそん時にでも皆さんのこと切り出しますんで今日はもう帰ってくれへん?」
「分かったけど失敗したらわかっとるやろうのぉ」
「ちょっと安芸君行儀わるいわ、ごめんねぇ今日のところは連れ帰るわ」
終始いらいらした様子の安芸を松江が宥めながら帰っていった。正直もう来ないでほしいところだが中国地方、とりわけ広島は地方都市の中ではかなり人口的に追い込まれていることもあってこのままでは中国地方は壊滅しかねない。中国地方が壊滅すると九州とのつなぎ、大陸からの海路での観光客がこちらまで回ってこなくなることを考えたら残っていてもらわないと困るのである。
「頼んだよ播磨さん」
「俺らも帰るとすっか」
浮田、周防、因幡もプレッシャーをかけるだけかけて帰っていった。彼らもまた人口流出、そもそもの高齢化などが重なってピンチなのである。気持ちはわかるがそれを自分に言われてもという気分である。
やはり、大阪も加えて七県での協力体制を作らなくては、そう考えをまとめ、逢坂のもとに連絡を入れるのであった。
大阪城ダンジョン 逢坂三吉
「知事、兵庫からこないだの件で返信が来ました。」
難波さんが勢いよく管理室のドアを開けて入ってくる。こないだの件空港解放のために、兵庫県の力を借りるという案である。見返りとして兵庫への観光客も空港の使用を許可するうえに伊丹空港を解放する際はこちらも協力するという条件での協力要請である。兵庫にとって大きなデメリットはないため、受けてくれるとは思っているのだが、、、
「兵庫県知事の播磨です。逢坂さんとは初めましてですね、難波さんは前に先代の逢坂さんのころお会いしましたね」
「初めまして、新しく大阪の知事になった逢坂三吉です。この度はこちらのためにお時間とってくださりありがとうございます。」
「いえ、で早速本題のほう入らせてもらいたいんやけどいいですかね?」
兵庫県知事播磨は年のころ40歳ほどであろうか恰幅のいい男性であった。いかにも有能であるといわんばかりの丸眼鏡をかけこちらをまっすぐとみていた。
「兵庫県としてはこの話、受けようと思っていますが三つほど条件を出させていただきたい。」
「おいこらおどれ待て播磨ぁ俺らの事切り捨てるつもりかあぁ!?」
そう言って播磨の執務室のドアを金髪をたなびかせるチャラ男が蹴とばし和服の黒髪の長い女が必死に止めてた。まだまだ共同戦線とはいかないようである。




