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ダンジョンを作ろう!4

ダンジョンに宝箱とモンスターを配置し半年が過ぎた。当初口コミに一階層から危険生物が出てくるし、宝箱の報酬がひどいと書かれ敬遠されるダンジョンであったが、なんとか週末には少数ながら人が来てくれるようになっていた。が、しかし三吉たちは結局管理室で頭を抱えていた。三吉、難波、東それに最近では元自衛官でダンジョンの見回りをしてくれている赤坂さん、住民を代表して長老的ポディションの松原さんが会議に参加しており、おおよそこの五人で管理室の机を囲んでいた。


「魔力は多少なりとも集まったし、それにより町を拡張し東京に出て行った人に戻ってきてもらう。それが一番なのだが町をもう一つ作るべきかこのままこの町を大きくするべきかそれが問題だな」


「土地的にはもう少し、大阪城周辺でもう少し拡張はできますが」


「おれとしては、もともと自分の工場があった東方面に進んでほしいところではあるな」


もともと東大阪で工場を持っていた東さんは東方面に、難波さんはこのままこの町を拡張するべきであるという意見だ。


「俺も八尾に駐屯地があるし、東方面に進むのであればありがたいな」


「儂は南下して旧関西国際空港を解放するのが先だと思うがな」


赤坂さんも旧八尾、東方面に賛成のようだが、おれ自身としても松原さんの南下案に賛成したい。現在東京からは船、もしくは車でしか大阪にはこれない(鉄道などは人が住めない地域の管理が出来ないため)が空港を解放できれば東京、成田空港は現在も使えるようになっているのでより観光客を増やすことが狙えるからだ。

会議の結果、俺と松原さん、さらに難波さんが賛成してくれたことにより南下政策をとることになった。そこで第一目標として設定されたのが旧なんばダンジョンである。


ではここで、いったん人間が生活している空間以外がどうなっているか簡単に説明したい。まず魔力がほとんど枯渇している。人間の呼吸には魔力が必要な関係上魔力ボンベを持たずに行くと即刻死である。さらには管理できなくなったダンジョンからあふれたモンスターがそこら辺を闊歩している。ようは地獄だ。大阪にはもともと大阪城ダンジョンのほかになんばダンジョン、梅田ダンジョン、と二つのダンジョンが存在した。現在管理している大阪城ダンジョンはいいとして残り二つは東京に人口が流出する前、いったん地方都市に多くの人が集まった状態で作られたダンジョンなのである。要はモンスターがめちゃくちゃ強い。さらにそいつらが溢れ出して町中に潜伏しているのである。つまりなんばダンジョンを攻略し溢れ出しを止めない限り安全に南に進むことはできないのである。


「では具体的にどのようになんばダンジョンを攻略するのかだが、、、」


「私たちだけでの攻略は正直今のままでは不可能ですね」


一応ダンジョンを管理できるだけの魔力があるので、俺は戦えると思うだろう、だが残念実際戦ったことのない温室育ち大学生なのである。3メートル以上ある人型の化け物が襲ってくる時点で気絶するだろう。そこで、頼りになる味方が必要になる。


「何かあてはあるので?知事」


「解放後の利益が減るから出来るだけこの手はつかいたくなかったんだが、、、そうも言ってられないな。兵庫県の知事に連絡を繋いでくれ」

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