ダンジョンを作ろう!3
さて、危険物を取っ払って新しくモンスターを配置したため、一応まともに機能するようになったダンジョンだが宝箱の問題が残っていた。正直ミニタイガーの作成で魔力はほとんど残っていないが、宝箱の中身が豪華でなければ集客は見込めないだろう。ちなみにもともとの宝箱の中身はヒョウ柄のTシャツなどであった。お土産屋さんで買えという話である。が、実際魔力に余裕はないため、それほど豪華な賞品を
入れるわけにもいかない。管理室の難波と三吉の間には今日も重い空気が漂っていた。
「何か魔力を使わずに人が来る。そんなものがあればよいのだが」
「知事!政庁前でデモが起こっています。」
政庁前には百人近い人間が集まっていた。大阪に残ってくれた民間人はおおよそ千人いるかいないかといったくらいである。その十分の一がデモを起こしてるので大変である。
「私が知事の逢坂です。このデモの代表者の方と話しがしたい」
「デモのつもりはなかったんやけどな・・・一応代表っていたら俺かな、東って言います。よろしく」
代表者といって出てきた東さんは恰幅のいい初老の男でもともと何個かの工場を経営していた人らしい。今は県庁周辺以外は人が立ち入るには魔力ボンベが必要なのですべて閉じてこの町で小さな工務店を経営しているようだ。
「デモのつもりでなかったと、ではこの集まりは一体なんなので」
「新しい知事さんがわざわざ東京から戻ってきて頑張ってくれるっていうしゃねぇか。俺らもなんか手伝えることえればてつだってやりたくて」
「俺たちに出来ることがあれば是非にってことで」
なるほどありがたい限りである。実際人手はいくらあっても足りないので大歓迎であるが元工場の経営者、、、
「であれば頼みたいことが」
もともと大阪はモノづくりの街であり、全国でもトップの工場地帯である。特に小さな部品を作ったりする産業にめっぽう強いのである。そこで魔力を使わない宝箱の中身として彼らにはダンジョン探索者の装備品を作ってもらうことにした。材料は消したゴールデンタイガーの素材が余っていたため、それを利用することにした。これで宝箱の中身とモンスター両方の問題が解決したわけである。早速公式ページで宣伝しあとは人が来てくれるのを祈るのみであった。




