共闘!空港解放戦線6
|なんばダンジョン 安芸
飛び回る白兎
無数に飛びでるウサギの魔物がゾンビを食い散らかしていく。数日ぶりに聞いたその声はこれまでで一番頼もしく感じた。
「因幡!!」
鳥取県知事因幡美紀 外で索敵任務を行っていたはずの彼女の姿がここにあった。
「どうして因幡がこっちに?播磨と逢坂と行動してたはず」
「あぁ向こうはあと道路引くだけだからね、無理言って抜けてきた、、、浮田さん、安芸君あのタコに攻撃続けて!私と周防さんでゾンビはどうにかする!」
あぁもうかっこ悪い・・せっかくカッコつけれたと思ったのによぉ。でも助けてもらった以上無駄にはしねぇありったけのモンスターをタコに放ち自らも魔力を使ってタコに攻撃を仕掛ける。松江、浮田もなりふり構わず魔法を打ちまくっている。
夢中で打ち続けて何分たっただろうかタコはようやくその動きを止めるころには全員満身創痍になっていた。が、なんとか勝利したのある。重い足を引きずり六階層への階段を進む。さきにあったパソコンに魔力を流して制御を取り戻し、このダンジョンに配備されていたモンスターをすべて削除した。これによりなんばダンジョンは攻略され、周辺一帯はひとまず安全地帯になったのであった。
その後ダンジョンを出て道路を引いていた、播磨、逢坂に合流し逢坂にダンジョンの管理権を引き継ぎ俺たちはそれぞれ自分の県庁へと帰っていくのであった。
「今回はあいつらに迷惑かけちまった・・・」
もともと広島は中国地方一の都市であったが、人口流出の流れが速く今では他の県との差はほとんどなくなっていたのだ。自分のこの突っ走ってしまう性格などが人をより都市に流出させてしまったのかもしれない。今度からはもっと協調性をもって行動しよう、安芸の決意はその後しっかり実行され、他の県とは今回ともに死線を潜り抜けたことも手伝い、関係はかなり良好になるのだった。
そしてなんばダンジョンが攻略され、周辺一帯からモンスターの危険はなくなったこと、旧関西国際空港が復活し飛行機で大阪に旅行に行けるようになったことは東京でも話題となり、もともと危険すぎる割に報酬がしょぼいとされていた大阪城ダンジョンが改革されたこともありこの冬の旅行者は過去最多数を記録し逢坂の計算ではギリギリ赤字程度を予想していたのだが、結果としてみれば周辺一帯の管理費込みで黒字になるという嬉しい誤算であった。
そして逢坂はさらなる利権を求めて東へと目を向けるのであった。




