共闘!空港解放戦線5
なんばダンジョン 浮田
ボス部屋のなかは巨大なタコとでかいテーマパークだった。大阪を全面にアピールしてくるな・・・今度こっちでダンジョン作るときはうちのテーマパークを題材にしようかな。が、空中から攻撃出来る相手であればこっちの得意分野である。
「従魔雉型」
桃太郎に従った雉設定の雉のメカモンスターである。タコを上からついばみ追い詰める。あれだけ図体がでかいのだ小さくて機敏な雉とは相性が悪いだろう。さらに
「おらぁ浮田俺にも任せろぉ」
「飛魚流星群」
トビウオ型の魔物の群れが巨大なタコを襲う。実は広島では人気の万能調味料だしとして親しまれているのである。これは道中よりも楽に勝てるかもしれないな・・・どう思って油断したのだろう。次の瞬間背後には大量のゾンビが出現しており、完全に囲まれてしまっていた。
「しまった!今は10月はハロウィンホ「言わせねぇよ」
「蜆の魔物
「私のモンスターはもう数が少ないけぇはよとどめさいんさい」
松江さんが必死に防いでくれているおかげで背後は気にしないですむ・・・持ってきたモンスターはすべて雉型にしてタコへ攻撃を仕掛けている。あとは間に合うかどうかだ。
そして格闘すること10分ついに
「あっ」
松江の持ってきたモンスターは数が尽きたのである。
全方位からゾンビの群れが迫ってくる。やけに陽気に踊っているものまでいるのが舐められているからなのか習性なのか・・これなら素直に松江さんや周防さんの言うこと聞いて一旦撤退しておくほうが良かったか安芸に周防も持ってきたモンスターをすべて使って防御に徹している。俺の雉だけがタコへ攻撃している。削り切れないだろう・・・どうにかして撤退しなければ。
「俺が殿つとめてやる!さっさと退け!」
「安芸君!?無茶だが!そがなこと言ったって安芸君のモンスターは防御に向いてない!」
「松江、お前の言う通り俺の短気でお前ら巻き込んでしまった・・・けじめくらい自分でつけさせろや!」
ここで安芸を置いていく?そうなると安芸の生存は絶望的だろう。管理されているダンジョンなら命の危険が迫れば係員が止めにはいるがここはそうじゃない。とはいえ誰かが犠牲にならないと誰も生き残れないだろう・・・おいていくそれこそが唯一の正解じゃないか?頭の中で思考だけが回る。なんだかんだ東京に行かず互いに地元を守ってきた同志だ、うざいと思っても死んでほしいわけじゃない。どうにか生存の手はないのか・・・
「早くいけぇ!!」
「その必要はないかな・・・飛び回る白兎」




