キラキラホッシー
まあ、所謂ネナベって奴だろう。
見た目は30代前後位の少し渋くて筋骨隆々、鎧もカッコよくて彼女の好みなんだろうか。
喋り口調も簡潔で冗談なんかも言わず男らしかった
ホッシー「私ね、ジュンと友達になれたらなって思って…ゲームのフレンドとかじゃなくて」
ジュン「そっか」
トビーの時も思ったけど、会った事も無い人と友達かあ…
やはりジェネレーションギャップに少し慄いていた。
しかし…
逆に実物が分からないから話せる事とか有るのかもしれない
昔流行った文通友達とかに近いのかな?
雑誌とかでよく募集してたな。
今ではそんな個人情報ガバガバな事あり得ないだろうけど
ジュン「私とどうして友達になりたいと思ったの?…」
トビー「真面目にコツコツやってる所とか、みんなに気を配ってる所とか、心が広い所とか明るい所とか優しい所とか…」
ジュン「そう…」
やはりループ転生してるのか私?
と思わざるを得ない回答だった
まあ、長く生きてるんでその辺りはもう菩薩の域ですが…
ジュン「実はね、今トビーに告白されてて…私が男キャラと話してると何か色々大変なのよ」
ホッシー「ええ!?トビーって女の子だよね!?」
ジュン「あー、アレ中身男。鳶職トビー」
ホッシー「はあ…まあ私も性別偽ってるんで人の事とやかくは言えないけど…ちょっと衝撃」
ジュン「だからね、話したい事とかあるならゲーム内以外で聞くから」
ジュン「adgj○○mpt」
ジュン「@yahoo」
ジュン「co.jp」
ジュン「ここにメールして」
ホッシー「分かった」
早速トビーの裏技を使った
ヒーラー以外で初めて役に立った
○○○○○○○○○○
『気を使わせてゴメンね。私は石田綺羅々って言います』
『えっ!?もしかして日曜劇場で主人公の刑事の娘役してたあの!?』
『うん…かなり昔だけど…よく知ってたね』
『あのドラマ好きでハマってたから!凄いビックリ!私は江波順子って言います』
『ジュンはほぼ本名なんだね』
『ホッシーは…キララでホッシーかあ』
途中からメールは面倒だとトビーには教えなかったライン交換をした
名前登録も同じ名前でしてあったので間違い無さそうだ
『もう子役って歳でもないんだけどね…今は20歳』
『そうかあ…あれから8年経ってるのかあ』
8年はかなり昔かあ…
私にとっては去年位の感覚だわ
『ジュンは幾つ?』
『うーん、年齢非公開』
『あはは、女優みたいだね。未成年とかじゃないよね?』
『それは違う。まあホッシーよりは年上』
56歳ほど…とは言わなかった
折角友達になりたいって言ってくれてるんだからこんな年上だと気軽に話してもらえなくなる
『ジュンってさ、いつもインしてるじゃ無い?もしかして私と同じかなあって思って』
『と言うと?』
20歳の子、しかも芸能人と同じか?私
まさか介護施設とかには居ないよな
『私、引きこもりだから。あはは』
成る程…
『でもホッシーは芸能人じゃない?私は一般人だよ。まあ、今は仕事してないから引きこもりに近いっちゃ近いけど』
『芸能人かあ…今は何もしてない。子役の賞味期限は短いんだよ』
『そっか』
『まあ…色々あってね。ウダウダしてる』
多分、競争とか激しそうな世界だからなあ
根掘り葉掘り聞くのはよそう
話題を変えよう
『あ!そうそう、トビーには気をつけてね!奴は危ないから』
『えっ!?』
『ホッシーの事女の子、まして芸能人とか知ったら絶対暴走する!私に胸の画像送れとか遠隔エッチしようとか言って来る』
『うわっ!ヤバっキモっ!』
『でもなあ、カンストヒーラー貴重だからなあ。手放すのは惜しい』
『あはは。ジュン腹黒!』
『生かさず殺さず、適度に餌を与えてギルドの為にせいぜい役に立ってもらうよ』
『マジ久々声出して笑った!やっぱジュンと友達になれて良かった』
『そっか。まあホッシーはゲーム内では今のスタイルのままでお願いね。』
『うん。有難う』
『ホッシーは頼れる兄貴でナイトでみんなの憧れなんだから』
『そっか…嬉しいなあ』
『そろそろ私、ご飯の時間だから…また夜にインするね』
『うん。ゲームでは漢ホッシーで演じるよ』
『頼りにしてるからね!じゃあまた後でね』
『うん。また後でね』
あのホッシーが…
今日は色々ホッシーの事を知れて面白い日だった
後でゲームで会うのが楽しみだ
『やっと仕事終わったー!順子、ヨシヨシ頑張ったねのチュッチュしてー!」
トビーからメールが来た
『ヨシヨシ、頑張ったねー』
せいぜいギルドの為に働いてくれよ
労いの言葉はやろう。チュッチュはしないが。
キララはあの麻里奈の競争相手(麻里奈母が勝手に思ってただけですが)みたいですね




