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7、文化祭

 テストも終った次の週。

「えー、テストも終わったということで、待ちに待った、文化祭が始まりまーす」

 先生が言うとクラス中で歓声があがった。生徒たちは皆、楽しみにしていた。

「というわけで学級委員、木下(きのした)を中心に⋯⋯と、白石(しらいし)も補助で、2人を中心に出し物を決めてくれ〜」

「「はい」」

 2人の返事が重なった。前に出ると、学級委員の木下くんは上手く進行できる様子が見られず、オドオドしてしまう、そこで都羽咲(つばさ)が補助し口を出しながら決めていくことになった。

「まずは実行委員を決めます。やってくれる人」

「はい!」

忍足(おしだり)さんだけかな? それでは、忍足さんでいいですか」

 拍手が賛成の合図。実行委員となった、忍足 心菜(ここな)が前に出てきて彼女を中心に決めることになった。

 意見を出し合い、多数決で決めていく。

 話を進めていく中で、喫茶店と言う意見が多く残った為、都羽咲のクラスはその方向で進めることになった。忍足さんを中心にコンセプトを決めようとするがなかなか難しいようで決まらない。コンセプトの出た意見をまとめると、メイド、執事。アリスカフェ、レトロ、男女逆転など、色んなカフェアイデアがでて、多数決で決めるが、心踊らなそうな態度で見ているものが1人いた。それも見逃さなかった都羽咲は、彼に質問をする。

大空(おおぞら)くんは? どうしたら参加したい?」

「⋯⋯おれはその中で言うならメイド、執事がいいと思うけど」

「この中じゃなかったらどんなのがある?」

 都羽咲からの突然の質問攻めにあった。文化祭について口を出したことはあったがクラスの出し物のことではなかったはずだ。暖陽(はるひ)は迷っていた。

「いや、ごめん、特にない」

「そっか、じゃあ意見的にもメイド、執事の意見が多そうなんだけど、それでいいですか?」

 都羽咲の問いかけに皆が反応し声を上げ賛同した。

「それじゃあ、心菜ちゃんコンセプトに沿って案を出してまとめて私に見せてね? 他のクラスもカフェは多いだろうからいい案になるように。それからもし通らなかった場合は何がいいですか皆さん」

 ここまでの話し合いを心菜にまとめるように頼むともし通らなかった場合の案も出してもらうことにした都羽咲が、問いかけると「宝探しゲーム」「迷路」「ゲームスタジオ」等色んな案が出てきた。そこで案が以外にも組み合わせたら面白そうな結果になりそうと分かり、第2案は“宝探し迷路”ということになった。

 こうして進んだ話し合いにて出た案をまとめを忍足が 都羽咲の元に届けるまでに彼女自身も考えていた。

 忍足さんが一生懸命考えてくれた案はなかなか良いものであった。

 実行委員の顔合わせと出し物争奪戦の日がやって来た。

 都羽咲のクラスは、実行委員になった忍足さんが。隣のクラスからは未由璃(みゆり)が来ていた。

「都羽咲〜、私実行委員なったの〜! 会議で都羽咲会えると思って〜」

 動機が不純すぎるが、確かに実行委員ではないが、生徒会役員である都羽咲は会議に参加するから会えなくは無いだろうが、それが理由とは呆れてしまう。

 挨拶もそこそこに、実行委員会の始まりの合図が生徒会長より行われた。

「それでは今から、説明致します。書記より出し物について説明します」

「はい。まず、カフェは各学年1つの予定です。その他に関しては順次決めていく形になります」

「それではカフェを希望のクラスは挙手お願いします」

 その途端、一斉に手が上がる。ほとんどのクラスがカフェを希望しているようだ。

「では、学年ごとにじゃんけん大会しまーす」

 会長の声掛けと共に各学年の候補者でじゃんけん大会が始まる。都羽咲のクラスはそうそうに負けてしまい脱落してしまう。同じ学年で勝ち取ったのは未由璃たちのクラスだった。

 都羽咲のクラスは第二候補者の“宝探し迷路”に決まった。そして場所は校庭を使うことに。

 他のクラスも、使う教室や場所、出し物が決まり、いよいよ文化祭に向けて始動していく。

 クラスの出し物に向けてあちこちから、ダンボールや廃材を取ってくるところから始まった。頑丈で巨大な迷路で迷路を作るためだ。クラスのみんなで大量に集めた。組み立て以外の作業は自分たちの教室でやって良いので、装飾や看板から始めた。

 準備が進むにつれ団結力が強まったように感じた。あとは迷路の作成が何処に作れるかで規模が決まってくる。

 運命の前日準備の日。

「今日も、明日の天気予報も、晴れなので校庭に準備です!」

 実行委員の心菜の声掛けと共に最終準備の迷路をいよいよ完成させることに。

 同じ色でエリアを分けており、エリアに1つのミッションがあるように迷路を組み立てを行った。

 クラスメイト全員で作業を進めることほぼ1日やっとの思いで、巨大な迷路が完成した。

「完成〜!! 一応これに今日は万が一の為に保護としてシートかけておきます」

「明日が楽しみだね」

 一人一人が楽しみにする声が都羽咲には明日の本番には絶対いいものになって欲しいと強く願った。

 そして迎えた当日。

 始まってすぐ話題になり、大行列のできるほど人気を呼んだ。

 都羽咲は生徒会として裏で走り、クラスの宣伝係としても走っていた。さらに裏で暖陽が口を出した“アレ”についてはしっかりと果たされていた。お願いは不良達による溜まり場として解放された休憩所。乱闘騒ぎを起こしても良い場所として開放した、場所へ暖陽が問題起こしそうな人を引っ張っては、騒がしあまりにも酷い人はそのまま彼によって元?不良の力を持ってして追い出していた。二度と来れないよう制圧をして。

 彼のおかけで一般客の来場者数がかなり良くなった。

 そうして終わった文化祭も、片付けを行い、残すところ後夜祭のみとなった。校庭に全校生徒が集まり今か今かと待っていた。後夜祭で行われる表彰を。

「それでは、後夜祭の始まりです。まずは皆さんのお待ちかねの最優秀賞の発表から」

「はい、最優秀賞は⋯⋯⋯2年1組、宝探し迷路!」

「なんと集客率1位で、アンケートの結果、1番面白かったという意見が」

 結果発表がされていき、後夜祭の催しが行われたり、影の活躍者もいたということだけが発表されたりし、後夜祭も終盤へ。花火が打ち上げられ終わりを告げる合図となった。その後はそれぞれのクラスで、打ち上げを行った。

 文化祭はいい形で終わったのだった。

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