さよならの準備
別れは突然やってくる
昨日までの当たり前はなくなって
悔やんだところで過去には戻れない
いつ、この人がいなくなってもいい
最初からそういうつもりで
人付き合いすることに
いつしか慣れてしまった
心の内側をすっかり見せ合ってしまって
この人がいなくなったら生きていけない
そんな状態になってしまうことが
怖くてたまらないのだ
中途半端な態度で
なあなあとした関係で
嘘ではない笑顔で
踏み込まないまま
ダメージは少ないと思ってた
でも本当は、やっぱり寂しい
みぞおちの奥らへんが痛いのは
気のせいじゃないんだ
誰にもバレないようにほんのひと息ついて
苦しくなる前に僕はまた
張り付けた平常心で
今日も生きていく
君のいない生活