メロウオレンジの陽
「陽」です。
星座には早い時刻 ふたりの夜までもう少しさき
愚痴にならないよう気をつけながら
きょうの出来事を話してくれる唇を待ってる
愛しさがなにかにかわってしまうのを
寂しく思うかは僕たち次第だよ
夕陽で滲んだ空も
あしたのぶんの青さを忘れないように
こんな気持ちになれるのが嬉しいほど
こんな気持ちじゃなくなるのがこわくって
千年も続かない短い物語の
栞の位置を動かそう
出逢いなら苦い記憶 肩を擁けるのもまだ少しあと
声にならないよう息を止めながら
好きだよってパントマイムしてた唇が可笑しい
愛しさが心を埋めてしまうには
いそがしい毎日を僕たちは生きてる
夕陽に灼かれた空を
さましてやれる長さで夜は更けるのに
こんな気持ちで逢えるのが照れくさいけど
こんな気持ちで逢えないのは悲しいね
一瞬じゃ終わらなく永久とは呼べぬ未来
ページを減らし痩せてゆく










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