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グモールの森⑥
「ここがグモールの森。初めて見たな。」
グモールの森の前で影が動く。
それは数人・・・ではなく数百にも及ぶ人数である。
「本当にここにお宝があるのよね?」
黒いフード付きマントを着た女性が言う。
その口には牙が生えている。
「信憑性は高い。そして、それを守る人物がいる。」
同じように姿を隠した男性が確信を持ったように言う。
「その根拠は何?」
周りの人物より明らかに小さな人物が言う。
手を頭の後ろで結んで余裕そうに口が笑っている。
「偵察用の蝙蝠を放った。やはり動物は殺されないようでな。様子が見えた。その中で三人ほどの人影を確認している。」
「はあ?ちょっと。森に入った人物は生きれないんでしょ?どういうことよ。」
「そいつらが森に入った人物を殺しているということか。」
「へえ~!面白そうだね!」
「面白がるな。何人もの強者を殺してきたやつらだぞ。」
「大丈夫大丈夫。だって・・・・・」
風で四人のフードが外れる。
「僕たち、''最高位''の吸血鬼だもん。」
キラキラ光ると目と牙。
吸血鬼による侵攻が始まる。
・・・・・・・と同時に、神たちもまた、防衛(もとい反撃)に動き出す。




