表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

94/119

第82話 じゃれあい

ストックがたまらねええええ!?

やばい…やばい…やばいよおおおお!?

助けてドラ○もーんっ!!!




 『ルルゥオオオオオッ!』

 「反射障壁(ミラージュ・バリア)


 短く放たれたブレスを腕に最小限のサイズで張った反射障壁で跳ね返し、スカーレットの顎を蹴り上げる。


 魔弾の術式は単純なのでなるだけ多く用意して蹴り上げた勢いそのままにバク宙する。

 両翼を広げて高さを維持した姿勢で…


 「当たれやァァァ!!!」

 『掛け声のガラ悪いぞ!?』


 いうてそこまでだろ。

 世の中には常に不機嫌で攻撃の掛け声が死ねええな奴もいるんだぞ世間知らずめ!(ブーメラン)


 軽く10発だけ放ったカラフルな魔弾はその中に混ぜた3つの無色透明なそれだけ上手く命中した。


 まあそんだけ龍炎を身に纏ってたら仮に魔力探知使っても視えないわな!(皮肉)


 「お前なんで炎属性なんだよアターック!!!」

 『それは理不尽だろドラゴンブレース(ツッコミ)!!!』


 ノリ良いなぁオイ!


 バリア張った拳をぶつけたら勢いの凄いツッコミが飛んできた。


 ので背中の翼をフル稼働して回避する。

 つかれたのでてんいまほーつかったらよかったなとおもいましたってね。


 「喰らえ」

 『急に淡泊だな』


 物理障壁張った拳を頭に叩きつけようとしたらツッコミと共にブレス直撃して吹き飛ばされた。


 威力ヤバイ。マジヤバイ。


 「ぶべらっ!? お、覚えてろよっとでも言うと思ったかバカめ!!!」

 『いや騙されるか!そもそも反応すら追いつかんわ!』

 「なにぃーーーっ!?」


 急に後ろを振り向いて逃げ出すと見せかけての完璧(笑)な魔弾をブレスで丸ごと吹き飛ばされる。


 え?なんでこんなにふざけてるのかって?

 痛みで気分を正気に戻そうとしてるんだよ。


 あ、これが考えられるって事は正気に戻ったわ


 「おまたせー」

 『あ、大丈夫我も今リハビリ終わったところだからー』


 そっかーじゃねえ!?

 何故俺は無意識に逆に走った…!?


 「まあいいや…じゃ、今から八つ当たりするね」

 『良くないがいいぞ』

 「っすぅー…ふっざけんなここに居るだけで火傷するくらい暑いんじゃちょっとは火力軽減しろこの大バカがぁああああああああああああああああ!!!」

 『すまんがどうしょうもないんだ、だから大人しくぶっ飛ばされろオオオオオ!』


 結界を纏わせたパンチ…僕はこれを『バリアパンチ』と名付けたよ(声音マッシュルーム魔道士(笑)風)。


 関係ないが勇者ヨシヒコ面白いよな。


 「不確定だけど絶対いる性悪神!いつか…いつかお前絶対に(野郎)ぶっ殺してやらァァァ!!!」

 『全然私に関係ないじゃ…あ』

 「ん???」凄いウザい顔(無表情)

 『………(わ!れ!)も!…八つ当たり、していいよな?』

 「あっ…すぅーっ、暴力反対パーンチ!!!」

 『一秒で矛盾するなアアアア!!!』

 「ぐわああああっ!?」


 初手は蹴り上げ。ツッコミ(ドラゴンブレス)が急に勢いを失ったことに気付き、同時に素の一人称ワタシなんだなぁと微笑ましい気分になる。

 暴力反対パンチは激怒するスカーレットのブレスで肩まで溶かされた。


 あれ?熱量あがってないですかね???


 「…………ごめんな」

 『ふっ、同じ龍王の間ではこれでも空気が読めると評判なのだぞ?』

 「あぁ、そうっぽい」


 ………


 「そして、あと少しだけ付き合って貰おうか!」

 『望むところだッッッ!!!』


 一気に叩き込んでやる。

 渾身の一撃を!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ