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第68話 チノリ『なるか、海賊』

ところどころ変えてるよ!(何がとは言わない)


紅:カステラって美味いの?

虹:あったりめえよ!てかなんでそんな事を?

紅:やだなぁ俺が卵アレルギーなのは知ってるだろ?

虹:あー…そっかあ。なぁ、つかぬことを伺うが食べた事ないもん教えて。

紅:いーよー

虹:じゃ、海老は食べたことある?

紅:あるよー、初めては給食で食べてクッソ不味くて吐いた。でも、お店で天ぷら食べてクソ美味え!ってなった。

虹:わかる。あれ、ある程度美味えやつじゃないとクソだよな。じゃ、蟹は?

紅:ねえよ。漫画とかで見て美味そーだなぁ、とは思うけどさ。

虹:? お前カニアレルギーはなかったじゃろ?

紅:いや、なんとなく。

虹:そっかー



 時系列としては、俺の脳内で愉快な緑色の仲間たちが新たな登場人物として正式に認定された直後。


 現在俺はゴブリン達に質問タイムを開始した。



 「で、食料は?」

 「グギャギャ」 フルフル

 「……え?嘘だろ?」

 「グギャ?」

 「………すざけんなッッッ!!!」


 食料無しでどおおおぅして、どうしてそんなイカダで海に旅立ったんだテメェラはよおおおお!?


 「はぁ、はぁ…で、なんかアイテムある?」

 「ゲギャ!」 テッテレー(だみ声)


 たぁけぇこぉぷぅたー、じゃなくてえ!


 「なんだ、これ。………あ、弓ねえ!(納得)」


 ここに来て始めてマトモな装備を見た気がする。

 他にはなんがあるんやろな。


 弓はさっきと同じらしい魔力親和性の高い弓だった。


 おめえら随分上等な装備持ってんじゃねえか…!



 流石に魔剣(笑)と中二マントくらいしか装備した事のない吸血鬼の言葉には重みがあった。

 …口にはしてないが。



 ちなみに弓は3つあった。

 ずりいぞ…!


 「他には?」

 「グギャ!」

 「おお!釣り竿…!」


 ここに来てマトモ装備が連発してやがる!!!

 ゴブリンテメェやるじゃねえか…!


 「しかも魔力親和性が(以下略)」

 「グギャァ♪」


 どこかゴブリンも自慢げだ。

 自作したのだろうか?


 「じゃ、まあイカダの確認?はすんでるし、ステータスでも確認しますかね。」

 「ゲギャァ!」


 そういや、他のゴブリンは既に釣りしてんな。

 コイツ、一回り身体大きいし群れ長てき存在なのか?


 まあ、一旦置いとこう。


 ----- ステータス ランク:A- -----


 種族:鬼人 Lv:1/135

 状態:通常 吸血値:3000 空腹度:100/100


 HP:2350/2350 +350

 MP:3760/3760 +500

 筋力:1550 +200

 魔力:2775 +500

 防御:1325

 敏捷:1410 +125 +15

 器用:750

 知力:820 +5 +5

 精神力:920/920 +5 +5


 得意属性:重力、闇、契約、空間、炎、疾風

 弱点属性:水、氷、光、聖


 スキル:生命Lv7、魔天、剛力Lv4、飛行EX、思考加速Lv1、並列演算Lv1、跳躍Lv5、滑走、重力魔法Lv9、闇魔法Lv8、契約魔法Lv1、水魔法Lv1、空間魔法Lv7、転移魔法Lv4炎魔法Lv8、疾風魔法Lv6、結界魔法MAX、探知魔法Lv1、体術SP、剣術 SP、幸運


 耐性:熱、闇、光、毒、麻痺無効(MP消費)


 ユニークスキル:〘永続魔法〙〘血染〙

 称号:『霧の森の支配者』『運命の反逆者』『死を超えた者』:1%の確率で生き返る。『努力家』『獣人村の守護者』:獣人を守っている間全ステータス2倍


 ------------------------------





 「おお!凄えな!魔法系は伸びてねえけど筋力防御とか敏捷とか、あと剛力に生命が伸びてる!あと、飛行EX…?よく分かんないけど、でもステータス補正は敏捷に+125、か…。凄まじい伸びだな。」


 鬼系統の進化選んで大正解だな。

 おかげで弱かった近接戦が少しはできる。


 「…あ!言ってて気付いたけど多分ゴブリンたちが従ってるのって俺が強い鬼だから、だよな。」


 合ってそうだ。

 まあ、わからんけどさ。


 「これからどうするか…」


 ゴブリンの釣り速度はゴブリン一匹につき3時間に獲物が一匹釣れるか釣れないか。

 見るからに食べられなさそうなヤツも混じってる…と。


 「控えめに言って詰んでるな。…いっそのこと、俺が素潜りして魚捕るか…?」


 ぽちゃん、と海面に指を突っ込む。


 「ふわぁ…っ?!」


 やっべ、なんだこりゃ。

 身体に力が入らん。


 知らぬ間に俺は悪魔の実を食べていた…!?


 「…あ。そういや弱点属性に水ってあるわ。」


 よかった。なんの能力もないただ泳げなくなるだけの悪魔の実を食わされたのかと思った。


 「どうせならメラメラが欲しいよな。……魔法で完璧再現できるだろーけど。」


 ロマンがねえ。浪漫が。


 「………どうしようもねえな。」


 素潜りは使えねえ。

 重力魔法は魔力食うから使えねえ。

 というより、使いたくねえ。


 そういや原作ではジークくん、海流を一部操ったりしてたな。理論は今思えばかなり力技だったと思うけどさ。


 「………ワンピ○スの話してるタイミングが悪かったな。」


 俺としては吹っ切れる速度が上がって良かったけど。


 「すまんなこれから奪い合う者たちよ。」


 なるしかない。

 いや、なりたい!


 「なるか、海賊!!」


 そう。

 世は大海賊時代。富、名声、地位。


 「この世の全てを手に入れてやるぜ!!!」


 ありたけの〜ゆーめを〜かきあつぅめー



 アウトだよ!!!だからカットだよ!!!

力なんだよなぁ…

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