聖刃3 Eランク昇格試験
ついにストックが切れやがった!
悠長にジョ○ョを見ている場合じゃあなかったんだ!
へい。そういう訳ッス。
毎日投稿厳しいかも…?
〜こないだの会話〜
紅:俺やっぱ二部と3部が好き。
虹:テメェ勝手に名前変えやがったな。あと、俺は4部
紅:ふゅっふゅふゅー。…四部もいいよな。
虹:お前ちゃんと口笛できるだろさてはわざとだな?
紅:貴様なぜそれを!?
虹色:どうも虹色です。
紅坂:どうもコウサカです。
虹:……唐突な自己紹介についてこれるとは成長したな
紅:へへへ、兄貴、それほどではありゃあせんぜ。
虹:お前ノリいいよな〜
紅:唐突になんだよ。
虹:この間別のやつにこれやったらついてこれなかったから。
紅:ふっ、俺は常人には測れんのだよ
虹:…はぁ
俺の名はジーク!
聖剣を扱える者だ。
今日はいよいよFランクからEランクへの昇格試験の日!
全員が全員のだ。
…これ、やっぱり時間かかるのかな?
「じゃ、行くぞ〜」
「「「了解」」」
宿屋から出ていく。
はぁ〜、緊張するぜ!
◇◆◇
「ええと、ジーク様方であってますかね?」
「はい!」
そういってギルドカード(俺のだけ)を差し出す。
「…はい、では、早速ギルドマスターを呼んできますね!」
「わかりましたー」
三十秒くらいするとハゲ頭で片眼に大きな傷のあるガタイのいいおっさんがでてきた。
「あー、俺…で、いいか。が、グランゼル王都支部の冒険者ギルドマスターだ。早速だが、試験を受けてもらう。」
「準備はできてます!」
「いい返事だ、まあ、そこまで難しくない。全員で『拳聖』に襲いかかってFランクに見合う実力があるって言わせるだけだ。」
「拳聖…?」
「け、拳聖ですって!?」
うわっ!?
びっくりした…、それにしても、ミィリスが大声出すなんて珍しいな。
「うおっ、知ってるんだな。偶々近くに居たらしいから頼んだだけだ。もっとも、お前等が『聖剣』を扱えるからの特別待遇だからな?」
そんなに凄い人なのか…
「じゃ、質問タイムは終わりだ。行くぞ〜」
「「「はい」」」
◇◆◇
「お?ギルマステメェ、聖剣使いが女だなんて聞いてねえぞ。」
「ん?ああ、バトルアックス持ったそっちの嬢ちゃんじゃねえぞ。こっちの赤い髪の坊主だ。」
「んだぁ?冗談言ってんじゃねえよ。仮にもオレラと同列扱いならもうちっと強えはずだろ」
「俺も同感だが良く見ろ。そっちの嬢ちゃんは剣は持ってねえだろーが」
「それもそうだな。………てことは、マージでこんなのが聖剣使いなのかよ!?」
結構言われるな…。
まあ、自覚はあるんだけどね。
………特に、あの吸血鬼の時に突きつけられた。
「あの…そろそろ、始めませんか?」
「んぁ?ぁ、あぁ、そうだな。」
「いいぜ。全員でかかって来なぁ!!!」
「「「舐めるな!!!」」」
余裕そうに、一見無防備に構える『拳聖』
しかし、隙がない事だけは俺にもわかった。
一斉に、アリスと俺だけは動かなかったがそれ以外の皆は襲いかかった。
「ま、待て!みんな!」
「ケッ、おまけに仲間からの信頼もねえのかよ。そんなんでよく聖剣に認められたな。」
「ははは…それは、俺も偶に思うよ。それだけは。」
挑発…というか、本音なんだろうな。
仲間からの信頼はそれなりにあると思うんだけど、ね。
案の定聖なる刃の全員が回し蹴り一発で吹き飛ばされ、そして拳聖がそのまま脚で地面に円を描く。
「俺はこの丸ん中から出ねえ。一歩でも、1cmでも俺の足先がここから出させたら、お前等の勝ちだ。認めてやる」
「………性格わりいなぁ。嬢ちゃん除いて1%もねえだろ」
ボソッと、ギルマスが何か呟いた。
聞き取れなかったがあまりいい内容ではないのは表情でわかる。
「フローズン!アイシクル・ランス!」
「ウォーター・キャノン!……い、け!」
「グノス!当たるなよ!」
俺、オリジナルの魔法!
「レインボー・マジックボール《魔弾嵐》!!!」
「お?まあ、そこそこの作戦なんじゃねえの?」
7属性の魔弾嵐。
その名の通り、
炎、疾風、水流魔法(王都魔法学園にて俺が作った水魔法の上位魔法。これが認められたのも聖剣使いの地位が上がる要因の1つだ。)、大地、雷鳴、光、闇の7つ、これを嵐のように降り注がせる。
『拳聖』が何を言いたいかはわかる。
多分、円から出られない状況で逃げ場のない大量の魔弾を浴びせるという作戦モドキの事を言っているのだろう。
「俺は頭は良くねえから褒めた事ではねえけど、まあ、ある一定の力量から通じなくなる。気をつけるんだな。」
意外にも、ちゃんとアドバイスをしてくれている様だ。
これは、細かい話もちゃんと聞いて置いた方がいいかもな!
「まあ…要するに何が良いたいか、ってーと。――――俺はこんな事もできるんだぜってーことだ。」
「「「ッ!?!?!?」」」
「おいおい…さっすが、拳聖サマだぜ。」
魔弾を全て、ナニカが弾いた。
腕が当たる前に爆発している。
「どう、いう…」
「んぁ?もしかして…お前等、『闘気』もわからねえのか?」
「とうき…だって?」
「――――流石です、『拳聖』様。」
「お、紛らわしい嬢ちゃんじゃねえか。嬢ちゃんはやっぱり見えるよな」
「ええ、試験場…闘技場?を覆い尽くすほどの闘気は体感しております。その気になれば我々の首をいつでも圧し折る事ができましょう。」
「わざわざんな面倒くせえこと嬢ちゃん以外にゃやってやらねえよ。」
どういうことだ!?
アリスは何か知っているのか?
「ア、リス…何か、とうき?について知っているのか?」
「ええ。見たり扱ったり出来るものは少ないですが一般常識です。」
「まじか…」
「まあ、見る事ができるのはもっと希少ですがね。」
ん?てことは、アリスは闘気見えるのか。
んで、更に希少なのか。
凄えな。
「んだよ、さっさとかかってこいや。タイムアップにすんぞ。」
「なら、トールハンマーッ!――――これで、どうだ?」
「――――おお。雷鳴魔法使えんのか。」
「っ!? …ああ、俺は一応全属性に適正がある。弱点はない」
「それで弱えってぇ事は努力不足か器用貧乏だな。」
「………そう、なるな」
「いや、違うかもしれん。おめえ、レベルは?」
「…? 4だ。」
「あー、そういうことか。そりゃあしょうがねえ。認めてやるよ。」
ええええええ!?
嘘だろ!?
「俺様はレベル31だ。そこまで高くねえのは、今の今まで特訓ばっかだったから。おめえの努力不足にゃあ変わりねえがレベル低いなら仕方ねえな。ステータスの差は大きい」
「……まじ、か」
「ま、Eなら十分見合ってるだろ。ギルマス、いいよな?」
「あったりめえだよ。まさか、聖剣使いサマがここまでレベル低かったとは思わなかった。」
…やっぱりレベルは重要だぁー
◇◆◇
翌日、俺達全員分のEランクギルドカードを受付の人に手渡された。
やったぜ!
でも、なんか拍子抜けというか…なんというか…




