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第57話 近衛騎士団vs獣人村 ③

唐突な自分語り。

なんか夢で思い出したから。




前日、台風だったか強風注意報だかなんだかが珍しくでて、学校は休みにならなかった…はず。


当然雨も降っていて傘を持っていったんだ。

そしてその日の夜あっち○っちをようつべで見た。

次の日、雨だった。作者は勿論傘を持っていった。


そして、下校時…小雨だった?のかは覚えていないが傘を開いた。

すると、傘の鉄の部分から上がぶっとんでいったのだ!


危うく友達を一人失うところだった…完




 さて、このまま戦っても敗北は免れない。

 だから、思いついた作戦を教える。


 早速伝えるぜ。


 通称MG作戦:魔法を連打しまくれば吸魔を突破できるかも知れない。ただし試すにしても大量のMPを使用する模様。正式名称“MG(まほーごりおし)作戦”だ。


 通称TJHJ作戦:体術をレイアン。他の、つまり異世界兎人の監視と魔法の術式の看破等を俺が引き受けるので魔法はいざという時に備えてなるべく使用しない。

 正式名称“TJ(たいじゅつ)HJ(ほじょ)作戦”だ。


 通称NK作戦:NK(逃げるが勝ち)


 通称KY作戦:“き”ゅうえん“よ”ぼー作戦


 通称KB作戦:魔法と体術をオールラウンドに使いこなす作戦。状況に応じ、体術と魔法を二人で分散したりする。

 正式名称“KB(器用貧乏)作戦”。



 以上が思いついた。

 俺、ぐう有能。


 『MGは私の持続時間に関わるので不可能、NKは選択肢にすら入らない、KYは出てきた意味がない、ので、必然的にTJHJとKBになる訳だが。』

 (あー、それなんだよな。悩むなぁ…)

 『私としてはより長く私が戦える方が有利だと思うのだが』

 (それは賛成だ。)

 『ならば、KB作戦も排除、となると、作戦はTJHJ作戦で決定だな。』

 (おう!)


 「ふん!」

 「素手とは…騎士を舐めるなよっ!」


 雑に繰り出したパンチは耳障りな音を立ててあっさりと大盾に防がれる。

 その動きはいつかのグノスくん以上に無駄のない動きだ。


 (ウサギ耳に動きなし、素手の戦闘は不利な模様。一先ず身体強化系統の魔法必須。〘血染〙の血液活性推奨)

 『了解』


 「血液活性!――――はぁあッ!」

 「ぬぐぅっ…! 甘いわ!」

 「っっふぅー!」


 息を吐き出しながら爪…は嫌な予感がしたので引っ込めてそのまま正拳突きを盾に当てる。

 最早それを掻い潜ろうとは思わない。


 しかし、多少仰け反らせるだけに終わり隙をつかれる。


 (回復妨害能力保持の可能性大。避けろっ!!!)


 女神の紋章つきの短剣に冷や汗をかきながらギリギリで躱すレイアン。

 我ながらいい指示だ。


 (ウサギ耳は今の所吸魔に専念する模様。引き続き警戒を続ける。)

 『今度からはなるべく返事はしないぞ』

 (りょーかい)


 返事してくれないのは寂しいなーなんて。


 ………それにしてもあの異世界人何者だ?

 獣人…てことは、少なくても憑依か転生はしてるようだが…


 「ッチィ!魔法剣術“光剣”っ!」

 「あがぁっ!?なめる、なぁっ!!」


 短剣が光り輝き、瞬きの間に俺達の全身に細かい切り傷を刻み込む。

 しかもどうやら、聖剣程ではないが再生阻害まであるみたいだ。


 とことん嫌な奴らだぜ。


 そして、短剣を振りかざすポーズを取っている騎士団長のがら空きな胴体にレイアンの拳がめりこむ。


 「ぐぉ、鎧を、なんだと思っているばかめぇ!」


 全身に寒気がはしる。

 やばい!


 (不味いバリアをはれ!)

 「バリ「吸魔」アぁあっ!?」

 「ごめんね〜」


 鎧にほぼ無効化されたパンチ、そして弾き飛ばして光属性の大盾が俺の腹に突き刺さる。

 土壇場で使用した結界も今まで何もしてこなかった事で油断していたのもあり、ウサギ耳に吸魔で妨害される。


 間延びした場違いな声に若干イラつきながらもレイアンに指示を出す。


 (俺は一旦距離を取った方がいいと思うがどうだ!?)

 『賛成、だっ!』


 「近距離転移(テレポート)

 「なぁっ?!転移、魔法…?嘘でしょ、だって、アレは…」

 「?…小癪な!」


 後方に移動し、レイアンが転移魔法を一発で成功させた事に嫉妬しつつも状況分析。

 これぞしきかんのかがみ!


 (ウサギ耳は冷静じゃなさそう。今なら魔法を撃てる。転移魔法つかえたのが証拠。

 騎士団長は何が起きたかは分かってなさそうだが冷静な模様。気を抜くなレイアン。)

 『チノリ、お前頭が悪いのか良いのか分からんな。』

 (どういう意味だコラ喧嘩売ってんのかぁ?あぁん?)

 『ふふっ、こういうの、なんだか楽しいな。』

 (おお。デレた。)


 訳わからんタイミングでデレるなよぉ。

 あともうちょい場所を選べ。


 「――――グラビティ・ビームッッ!!!」

 「………ぇ?」

 「副団長?! クソ、『光と生命の女神よ!悪しきモノから我々を護りたまえ!』“生命剣開放”!!!」


 おお、唐突ぅ。

 グラビティ・ビーム(俺命名)が二人を圧し潰し、吹き飛ばす…と思ったら短剣が先程とは比べ物にならないくらい光り輝いて周囲を光で包み込み、大盾でビームを防いだらしい。


 それにしても生命剣…か。

 なんかヤバそうな雰囲気だな。

 開放すんなバカヤロー!


 「まさか、コレを使う羽目になるとは…。気を抜くなと部下に言っておきながら…はぁ。仕方ない。コレを見せたからには貴様を必ず消さねばならん。覚悟しろ!」

 「…ぁ。団長、すみませ〜ん。」


 分が悪すぎねえかな。

 この戦い。

ストックがようやくできてきました!

新作書きてえ!書きてえよぉ!


だからとりま投稿するかは置いといて書きます!

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