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第54話 転移魔法の設置と眷属の新居

聖刃○ は章の終わりにまとめて投稿します!




 「おお。これまた立派な家を建てたな!プルー、ムート」

 『ええ、樹木魔法を最大限利用しましたよ。』

 「グルルゥ〜♪」


 ムートの鳴き声も満足気だ。


 現在俺は眷属の新居が完成したと言うので見に来た訳だ。

 樹木魔法を利用した、というのは木材的な意味ともう一つ、ツリーハウス的な意味も含まれている。


 こういうの子供の頃絶対憧れるよな。

 幼稚園とかにあったら妬むぜ。


 …あ。折角だしこの木の下に転移魔法陣書くか。

 既に許可は取ってるからコイツラが良いって言うかだな。


 「折角だからこの木の下に転移魔法陣を設置したいんだが…いいか?」

 『?別に良いですよ。手伝いますね。』

 「!ああ!助かる。」



 ◇◆◇



 プルーに手伝って貰いながら長距離転移魔法陣を書き上げた俺は早速、事前に城に書いて置いた王の間に転移した。


 「キィー!」

 「おお!成功だっ!」


 わっしょいわっしょいやったぞ〜


 この世界に来て初めて思い通りになったのかも知れない瞬間であった。なんつって。


 「で、くる?」

 「キィ(こない)」

 「そっかー。じゃ、ばいばい」

 「(^_^)/~」

 「何処で覚えたの…」


 ぺかー



 ◇◆◇



 ぺかー



 「お、戻りも成功、と。……( ´∀`)bグッ!」


 やったぜ。


 成功だぜ。


 ちなみに転移魔法陣には永続魔法化を施す必要がない。


 何故なら魔法陣を地面に、魔力ではなく実際に木の枝とかで描いてそこに魔石を中心部に設置、これで完成だ。


 魔石は定期的に取り替えるか魔力を込め直すかしないといけない。


 必要経費だ。


 そして、いざとなったときの避難にも使える訳だ!


 でも、永続魔法化を施した。


 え?なんで必要ないって言ったのにするのって?



 実はね、永続魔法化する事で登録した人物以外転移出来なくする訳だ!

 まあ、逃げるために使って相手も使えます『すぐに追いかけますね(*^^*)』じゃ意味ないもんね(笑)


 あと、魔石以外にも魔法陣だとさ。

 地面を足でゲシゲシしたらすぐに破壊されるんだけどそれも失くなる。


 ついでに言うと魔力消費も抑えられるし込められる魔力の上限もあがる。



 いい事しかないね!

 ………俺がその時3時間くらい気絶したのは言うまでもないだろう。



 「久し振りに城のすべもふオフトゥンで寝よっかな〜」



 まあ敵襲とか非常事態とか早々来るもんでもないけどね!!(超盛大なフラグ通り越して未来予知)


 「ぐっ…て、敵襲〜!」


 ………マ?

ガ○ンアドバイス (一先ず最終回?)


遠距離の敵には土下座して許しを請え。

プライドを捨てろ。


そして油断したところに横強を繰り出すんだ。



いいか?わかったな?



………アドバイスじゃないじゃないかって思われそうですね。

実際そうですし(笑)

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