第26話 狩りとポーション制作と。
2章をネタバレをあんまりせずに解説すると大まかに分けて山場が2つくらいあります!
「――――いまっ!」
「ゲギャア!?」
ゴブリンの脳天に突如木の矢が突き刺さる。
矢を射ったのはチェシャだ。
(相変わらず凄えな…猫の動体視力と弓の遠距離に人と猫の筋力足してかけたヤツ。合わされば最強なんだよな)
チートめ。チートやろうめ。
その後チェシャは麻痺ネズミ3匹とゴブリン1体を狩ってから素材を解体してリュックに入れていた。
「――む!麻痺ネズミか。<けつだ「チュッ!」うぐ!?」
「にゃ?――えい!」
「チューッ!?」
やはり見事に脳天を貫通している。
俺、どんだけ弱くなってるの?
まあ、幸いにも再生能力はそれなりにあるから止血くらいはギリでき………動けない!?
そんな!?耐性まで…!?
「う、うーあー」
「ぬ?…! これ、打ち消しポーション。のんで?」
「あー…ごくごく、ぷふっ、動ける…?」
……ゲームにもあったけどこんなズルいアイテムだとは思わなんだぜ。
…チェシャ有能すぎ。自作ポーションなのね。
「…あり、がと…」
「むふふ。」
くっころ。年下に頭を下げる情けない大人になんてなりたくなかった。どちらかと言えば後輩に頼りにされるタイプになりたかった…!
「…!横に1、前に3」
「! はっ!そこ!―――ここ、だっ!!!」
霧の森の探知結界は一部使用可能だ。
使用者の当然の権利すらマトモに使えなくなってるなんて………。
◇◆◇
「レイアン、ポーションの作り方、教えるね」
「? …ああ」
急に狩りに行くって言ったのはそういう意味ね。
狙ってたのも麻痺ネズミとかだったし。
ゴブリンは素材関係なかったけどね!
チェシャからハンマーを突き出された。とりま鑑定。
---- 製作者:チェシャ ----
アイアンハンマー:品質3:レア度1
耐久値:135/135 保有魔力:0 攻撃力:5 重量:5(kg)
防御力:15 属性値:火耐性3
スキル:無し
−−−−−−−−−−
「先ず、爪を潰す。」
「…重い」
いや、鉄製のハンマー渡されても…
俺いま筋力ないから。ほとんどないから。
「……えい。」
ゴンッ!
一振りで完全に潰された麻痺ネズミの微麻痺爪(粉)。
う〜む、なかなか怖い。
ビビリとは言うなよ?
「次に、前歯を潰す。」
「…? む、むりだぞ。」
「…………えい。」
ゴンッ!!
さっきより力の入った感じだ。
何発も振り下ろされて粉状になる。
(え?いや、え?粉になんかなるの?爪はまだ、わかる?けど…)
「じゃあ、煮る。…できる?」
「そ、それくらいできるわっ!任せろ!」
なんか意識した言葉とは若干違うけど一応言えた。
テンパっちゃったのか?
謎に鍋を使わされた。なぜ?
まあでも魔女感あって格好いい…?からやるか。
グツグツ煮込んでいく。そしてその間麻痺毒腺をなんか知らんけど鍋にぶち込みやがった。
…あ。これ、料理してる訳じゃないんだった。
てへ。
「…ん。できた。」
「???」
え?これで終わり?嘘ん。…嘘ん。
鑑定だ。鑑定。信じられるか!
−−−− 製作者:チェシャ、レイアン −−−−
麻痺ポーション:品質2:レア度:2
使用用途:投擲、塗
効果:麻痺(小)
−−−−−−−−−−
…………
「何に使うんだ?」
「矢に…ね。」
マジカー。
上手くやりゃあコンボめちゃ繋げられるやつじゃん。
チェシャは早速麻痺ポーションをかけていた。
取り敢えず、鑑定。
−−−− 製作者:チェシャ −−−−
木の麻痺矢:品質3:レア度:2
攻撃力:2 貫通力:1 速度+1
効果:麻痺(小)所持数:10
−−−−−−−−−−
うわぁ…(引き)
麻痺小て。怖いよ。
しかも地味に所持数増やしてるし。
「…レイアンは、もうちょい鍛える。」
「……………ふん」
……まあ、面白くできるかは作者次第なので少しプレッシャー感じてますがね(^_^;)




