聖刃9 べリアル到着!
チェシャ氏:……チノリが帰ってこない(涙目)
掃除大変(萎え耳かわよす)
ハウリルの兄貴:あの野郎どこいきやがったァ…!おかげで壊した村の後始末俺一人でやるはめになっちまったじゃねェかァ…!(自業自得)
影薄いグレン氏:【こうなったら】出番ないよぉ【道連れだ】(訳:お前等まとめて3章本編には出てこさせねえ)
ガタン、ガタンゴトン、ガタンゴトン、ガタン………。
「…………うっ、…ここは…?」
定期的な振動が途切れ、目覚める。
と…
「ようやく、起きた。おはよう?」
「遅いから、おそようじゃないですかねっ」
「…………」
「わっ!? 皆…ここは?」
「鍛冶師の町、べリアルですよ〜」
「そうか、もう着いたのか…」
アイシャの顔が俺の目に飛び込んできた。
どうやら、膝枕らしい。
「ところで、あの山賊はどうなったんだ…?」
「引き分け、です。全く…私が居なかったらどうなってた事やら。」
「「「……ご、ごめんなさい」」」
「いいってことですよ。ただし、もう二度と無茶はしないで下さいねっ!」
「「「了解!」」」
詳しくは分からないがクロエ大活躍だったようだ。
ミィリスも何処か自慢気だ。(氷パイセンドヤ顔)
「………そういや、暫くみんなのステータス見てないな。自分のだけ確認しよっと」
----- ステータス -----
種族:人間 Lv:34/∞
名前:ジーク 状態:弱体化、疲労、一時視力低下
HP:2200/2200(2500)
MP:1550/1550(2000)
筋力:1300(1500)
魔力:1000(1350)
敏捷:1200(1500)
防御:800(1250)
器用:1000(1250)
知力:500(750)
精神力:800(1000)
得意属性:全属性
弱点属性:無
(ステ補正スキルは状態異常弱体化で非表示)
スキル:剣術Lv9、大剣術Lv10、滑走EX、体術Lv4、奇襲Lv4、咆哮Lv1、指揮Lv3、連携Lv5、闘気操作Lv1、魔力操作Lv6、火炎魔法Lv7、水流魔法Lv5、氷魔法Lv2、疾風魔法Lv4、重力魔法Lv3、転移魔法Lv10、雷鳴魔法Lv9、空間魔法Lv10、大地魔法Lv6、大海魔法Lv9
耐性:毒耐性(大)、熱耐性EX、物理耐性(中)、魔法耐性(大)
ユニークスキル:〘万能鑑定〙〘聖剣ノ英雄〙〘永続魔法〙
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「おお…凄い成長したな…!」
「そうだね〜!化け物だよ、相変わらず」
「ひどいな…」
「「「………」」」
「あれ、もしかして冗談ではない?」
………ま、まあ。
それは置いといて鍛冶屋だ鍛冶屋!
王都のギルドマスターからオススメの紹介状を貰ったからそこに向かわないと!!!
「しゅっぱーつ!」
「「「おー!」」」
◇◆◇ べリアル中央区にて
「……お邪魔しまーす」
「らっしゃい。紹介状はあるか?」
「えっと、これで良いですかね?」
「……あぁ、アル坊のか。これでいいぜ」
おお…ドワーフ。
なんか感動。
この人がドワーフのハルベルさんか?
「ハルベルさんであってますかね?」
「ああ。赤鋼のハルベルたぁ俺の事よ」
「……赤鋼?アダマンタイトですか?」
「そうだぜ。龍鱗も扱える」
「凄いじゃないですかっ!!!」
「ガハハッ!そうじゃろそうじゃろ?」
アダマンタイトはオリハルコンと並ぶ『ニ大魔鉱』である。
特徴的な赤色は腕次第でより濃い紅になっていく。
有名なのだと、剣聖が深紅の全身鎧を装備していたような?
………?
……。
まあいいや。確かアダマンタイトを使うと必ず特殊能力が付与されるんだっけ?
どれだけ凄いかまでは着た事もその装備を鑑定した事もないから具体的には分からないけど。
「じゃあ、ここに居る全員分の装備作るのって何週間くらいかかりますかね…?」
「んー…ざっと見積もって2週間だな。」
「「「ええ!?そんなに早いんですか!?」」」
「おう!なんたってドワーフの中でも名匠と呼ばれるくれえには俺の鍛冶技術は伊達じゃねえって事よ」
「凄いですね!」
「ガハハ!そうだろう!」
制作料金ある程度素材持ち込みで1500万コイン。
……これは、当分飯の美味い宿には泊まれそうもないな(苦笑)。
前書きは現在の獣人村メンツの様子を簡単に書いときました。




