表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

132/187

21 出現

【宣伝】

『ブラック国家を追放されたけど【全自動・英霊召喚】があるから何も困らない。』の書籍2巻が11月2日に発売予定です!

予約始まってますので、ぜひぜひよろしくお願いします~!


挿絵(By みてみん)


※広告の下に、『全自動英霊召喚』の書報へのリンクがありますので、ぜひチェックしてください~!

「よし、再封印だ。封印術が得意な英霊をそろえて、サイフォスの封印を強化してくれ」


 俺は中空に呼びかけた。


【全自動・英霊召喚】が発動し、最適な英霊を選び出す――。




「――そうはいかんな」




 突然、声が響いた。


「っ……!?」


 同時に、全身にすさまじい悪寒が走り抜ける。


 異常なまでのプレッシャーだった。


 なんだ……?


 さっきまで戦っていた六体の魔族はいずれも強敵だったが、その彼らが雑兵に思えるほどの信じられない威圧感――。


 圧倒的な力を持つ、何者かがいる。

 俺のすぐ近くに。


 緊張感が最大に高まるのを感じながら、周囲を警戒する。


「えっ……!?」


 俺はその気配の出どころに気づき、ハッと天を仰いだ。


 いつの間に現れたのか――。

 数十メートル上空に数人のシルエットがあった。おそらく浮遊魔法を使っているのだろう。


 俺たちの前にゆっくりと降り立つ。


「この間隙を――待っていたぞ」


 先頭に立つ男が言った。

 精悍な顔立ちをした壮年の男だ。きらびやかな服をまとい、額には王冠をかぶっている。


「あなたは……!」


 まさか、と思った。

 だが着ている装束や人相からして、まず間違いはない。


「ガーベラ国王……!?」

「いかにも。控えよ、魔術師」


 ガーベラ王が傲然と告げた。


「『青の魔王』の配下たちをよく退けた。さすがはリディアの末裔だ」

「い、一体、あなたは――」


 何が目的なんだ。


 なぜ、この局面で現れたんだ。


 嫌な予感がする――。


「やれ、お前たち」

「承知」


 ガーベラ王の左右に二つの人影が現れる。


 一人は、金色の甲冑をまとった凛々しい青年剣士。

 もう一人は、薄桃色の髪をした魔法使いの美少女。


「なっ……!?」

 メーヴェが息を飲むのが分かった。

「そんな……嘘……どうして……!?」


 激しく混乱しているようだ。


「どうした、メーヴェ?」

「だって、英霊にもならずに……死の世界でも見つけられなくて……なのに、どうしてそんな奴のところに」


 メーヴェが震えている。


「メーヴェ、また会えたな」

「お久しぶりです、お姉さま」


 二人とも嬉しそうに微笑んでいた。

小説2巻が11/2にKラノベブックス様から発売されます! 下にある2巻の書影から販売サイト一覧に飛べますので、ぜひご予約お願いします~!

続刊につなげていくためには売り上げの初動が超重要になりますので、書籍の応援をいただける方はぜひぜひ……!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↑の☆☆☆☆☆評価欄↑をポチっと押して
★★★★★にしていただけると作者への応援となります!
執筆の励みになりますので、ぜひよろしくお願いします!


▼新作です! こちらもよろしくです~!▼
「攻撃されたら俺の勝ち!」悪役転生特典でスキルポイント9999を【カウンター】に極振り→あらゆる攻撃を跳ね返すチートスキルに超進化したので、反射無双します。

冴えないおっさん、雑魚ジョブ【荷物持ち】からEXジョブ【上位存在】に覚醒して最強になる。神も魔王も俺には逆らえない。俺を追放した美少女勇者パーティも土下座して謝ってきた。




▼書籍版3巻(完結)発売中です!▼


kun1bs4io9gl0fk5dyr9uqnj48h_h3n_go_no_2mpy.jpg


▼コミック7巻(完結)発売中です!▼

lkqz359y6ui42nz4jeork9nrdknh_1dzk_go_np_2vpe.jpg
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ