隠れハイスペックって何がしたいの?
疑問と考察を書いてみました。
高三の春のある月曜日僕は友人と内容がない会話をしていた。
「土日を使ってさ、久しぶりに時間があったから、恋愛系のWeb小説を
見てたんだよ。」
と僕が言うと、
「お前って意外と見かけによらずピュアなんだな。ある意味希少だ。」
と言われてしまった。 心外だ。僕はどんな小説にも手を出す雑食なのに...
「それでさ、隠れハイスペックって言うのをみつけたのさ。」
「...ああ!最近上位にあるやつか!」
「そうみたいだね。アンチっぽくて嫌なんだけどさ、...
あれってどうして人気なの?」
と僕が言うと、
「それは多分心の底で自分もそんなことしてみたかったッていう憧れを
持っている人と
非現実的だと思っていてもついつい読んじゃう人が
割と高く評価してるからだと思うぞ。...まぁ大体そんなもんだろ。
...ところでそのサイトってなんだ?」
と聞いてきた。分っているくせに...。よし!無視しよう。
「でも、ファンタジーでもそういう系あるぞ。」と聞くと、
「...無視かよ。そこは作者が自分の考えたキャラクターを
かっこよくしたいんだろうさ。」
と返ってきた。
なるほどと思った。たしかにそうかも知れない...。
「まぁでもそういう系でも違うものでも、作者の工夫しようとした事が分かる作品は面白いのが多いよな。」
「確かにな」
「「はっはっはっは~」」
と二人で高笑いをしていると、
「こら!授業中だぞ!」
と怒られた。話に夢中で忘れていたが、今は苦手だと本当に眠くなる
数学の授業だったのだ...。
「「はい!大変申し訳ありませんでした!」」
と二人声を合わせ先生に謝る。
こういうのは誠意が大事なのだ...。
「反省しているのなら真面目に受けろ!」
と言われた。実はもう三回目だったのだ。
「「は~い」」
「返事はしっかりとしろ!社会に出てもそういう細かいことは
大事だぞ!大学に行くにしても、もそのまま働くにしても、あと一年しかないんだぞ!」
「「はい。すみません。」」
今度は割と心からのことだった。
こうして授業を受けた後、学食を食べながら駄弁った後、授業を午後も、
受けて帰った。
こうして僕らの青春は進んでいく...
卒業という現実から目を背けるように...
初めて書きましたが、それなりに満足できる物になりました。
ただ、面白くはないですね(笑)