表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

喰われた象

作者: 二階堂 ひろ

 高校の担任である都野先生は、白髪まじりの坊主頭で、体型は中肉中背である。国語の先生だが、お寺で坊主もしていて、二足の草鞋を履いている珍しいタイプの先生だ。ホームルームで駅のトイレにたくさん書かれている落書きについて話始めた。

 駅のトイレには「死ね」や「この電話番号に電話するとやらせてくれる女出ます」や「○○参上」とか、女性器のマークなど、お決まりの落書きがされていたそうだ。都野先生はそのトイレで大をしていたが、暇だったのでその落書きを順番に見ていったそうだ。でもそこには、変わった落書きがあったと語りだした。


 大きな象さんの下に小さなネズミがいました。ネズミは「お腹がすいたよ」と象さんに言いました。すると象さんは「僕の足を食べていいよ」と言いました。ネズミは象さんの足を少しかじってムシャムシャ食べました。でもネズミは「まだ食べ足りないよ」と象さんに言いました。すると象さんは「もっと食べていいよ」と言いました。するとネズミは象さんの前足を食べてその後、後ろ足を食べました。そしてネズミはこう言いました。「象さん、もっと食べたいよ」象さんはこういいました「もっと食べていいよ、好きなだけ食べなさい」その後ネズミは象さんの体を食べて象さんは頭だけになりました。するとネズミはこう言いました。「象さんもっと食べたいよ」象さんはこう言いました。「もっと食べていいよ」そしてネズミは象さんを食べてしまいました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ