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94話 メイサ、止(とど)めよ!

右手首が銃になったのを見ながらメイサは驚

きはしているが、笑みも浮かべている。


まんざらでもなさそうだ。


「力也の戦い見てたら、なんか私の体も疼い

 てきちゃって、なんだかおかしな気分」


言いながらも銃に弾を込めている。


「私も戦ってみようかな」


「そうこなくっちゃ」


千秋はメイサの肩を抱くと


「最初は私の後ろをついてきて、まず力也のメ

 イサの姿を見せてから、三人で戦いましょ」


千秋とメイサはゆっくり割れた壁から外に出た。


外では力也が五匹の黒豹と戦っている。

やはり一対五は厳しいらしい。

あちこちから血が滴り落ちている。


「力也お待たせ」


「お待たせじゃねえや、もっと早く来いや」


言いながらメイサの姿を見て絶句した。


「メイサ、お前も・・・」


「何よその顔、私だってこう見えて、元々はハン

 ター要員だったのよ」


「大丈夫なんか?こいつ」


力也がメイサを指さすと


「さあ、でも心強い味方が一人増えたわけだから、

 悪くはないでしょ」


飛びかかって来た黒豹の胴体を真っ二つに切った

千秋は


「メイサ今、今よ、こいつの眉間狙って撃つのよ」


同時にメイサの銃が火を噴いた。


弾は黒豹の眉間に命中すると、黒豹の頭全体が吹

き飛んだ。


空中に漂う黒豹の分子を眺めながら、千秋は黒豹

の核を摘まんだ。


それを床に投げ捨てると


「メイサ、とどめよ!」


メイサは正確に、光るグールの核を粉砕した。

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